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2016年11月21日発売

彩流社

洋ピン映画史

過剰なる「欲望」のむきだし
えろこれ  ERO-COLLE
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内容紹介
「洋ピン」黄金時代は70 年代。
仏国のサンドラ・ジュリアン、
米国のシャロン・ケリー、
スウェーデンのマリー・フォルサら女優が多数
来日したのだった。

本書は1960 年代~ 90 年代までの約30 年間、
日本の映画市場に流布した
欧米のポルノ映画についてまとめたものである。

ポルノ映画とはいえ、日本には純粋なそれは存在しない。
修整されたそれらは結果的に、当時作られていた
セックスシーンを疑似演技で撮影した日本のピンク映画
(独立プロ成人映画)となんら変わりがない。
そこから洋画ピンク(洋ピン)という
日本独特の呼称が生まれた。それらは
きわめて鑑賞意欲を殺ぐものではあったが
大きな集客はあった。億単位の高配収を記録した作品も
なかにはある。しかしそれらが忽然と消えた。
時代がそれらを必要としなくなったのだ。

ビニ本の流行、AVの普及、雑誌・写真集における
ヘアヌード解禁、新風営法による規制強化、
ネットによる無遠慮な裸像の露出。
ボカシだらけの「洋ピン」を見るために
映画館へ行く者はいなくなった。

映画を大衆娯楽のひとつとした場合、
「洋ピン」もまた無視できない存在だったといえる。
日本における「外国映画公開史」として、
おそらく映画業界からも忘れられつつある
「洋ピン」の歴史を、
主に話題となった作品をセレクトしつつ
在野の研究者が高濃度に綴る。
目次
[1章]
洋ピンの曙(1950 〜69)
それは「痴情」と「沈黙」で始まった
映倫と初期セックス映画
配給会社あらまし
北欧のセックス革命と監督たち
フランス二人の開拓者
神話の国(ギリシア)から
アメリカのアニマルシリーズ
[2章]
洋ピンの時代が始まった(1970 〜74)
ドイツの勃興
性医学映画の流行
女子学生と人妻レポート
スウェーデンポルノの輝ける時代
フランスとイタリアの動向
アメリカの攻勢
ハリー・ノヴァックという製作者
ラス・メイヤーと巨乳女優
リー・フロストとJ・サルノ
立体ポルノがやってきた
紳士の国のエロ映画(イギリス)
情炎のエーゲ海
ブームに湧く新興の配給会社
[3章]
1975 年の連鎖(1975〜7)
エマニエルの衝撃
偽エマニエル夫人たち
新フランス派の監督
イルザと悪魔シリーズ
マカロニ・ナチ物語
「ディープスロート」旋風
ドイツと北欧ポルノその後
躍進するアメリカポルノ
マリー・メンダムとジェニファー・ウェルズ
香港ポルノ上陸
弱肉強食の興行戦争
謎の配給会社
億を稼いだ洋ピン黄金時代
[4章]
安定期から爛熟の時代へ(1980 〜84)
アメリカポルノの製作者たち
アメリカの監督と作品
ロバート・マッカラムの奮闘
女優の時代へ
ジョニー・ワッドの奮戦
ドイツと北欧の終焉がくる
フランスがんばる
新妖精オリンカ誕生
遂にここまで(放尿・獣姦・SM・近親相姦)
イタリアのセミ・ポルノとは
[5章]
衰退への道(1985 〜93)
アメリカポルノ監督と作品
女優の時代へ
五人のO夫人
イタリアのショウケース公開作品
パロディ映画は花盛り
アメリカのヤング女優たち
OP映画の金髪大作戦
アネット・ヘブン会見記
風営法とビデオの脅威
香港ポルノ再び
洋ピン業界人の告白
配給会社のポルノ撤退
塗り替わる女優地図
監督になった俳優たち
洋ピンのピリオド1993 年
著者略歴
二階堂 卓也(ニカイドウ タクヤ nikaidou takuya)
1947 年生まれ。上智大学文学部新聞学科卒業。 小学校時代より映画に親しみ、新東宝、東宝時代劇、 日活アクション、やくざ映画、香港活劇、そして 欧米の娯楽映画全般と、世間がB 級、C 級と評する映画、 ピンク映画などを徹底的に見続け、評論活動を展開。 偏向もここまでくるとひとつの個性で、 『キネマ旬報』に連載された 「イタリアン・アクションの誇りと栄光」をはじめとする 一貫した評論姿勢に共感するファンも多く、 その後のジャンル映画再評価に多大な影響を与える。 主な著書に 『マカロニアクション大全』、『マカロニ・マエストロ列伝』、 『新東宝・大蔵/怪奇とエロスの映画史』(洋泉社)、 『イタリア人の拳銃ごっこ』(フィルムアート社)、 『ピンク映画史』(彩流社)等がある。
タイトルヨミ
カナ:ヨウピンエイガシ
ローマ字:youpineigashi

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