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2019年5月16日発売

彩流社

出版社名ヨミ:サイリュウシャ

暁の新月 ザ・グレート・ゲームの狭間で

ザ・グレート・ゲームの狭間で
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内容紹介
1838年~42年、
イギリスがロシアの進出を警戒し、
インド権益を防衛する為、アフガニスタンを侵略したものの、
激しい反英闘争が起こりイギリス軍が撤退した戦争、
第一次英亜戦争(アングロ・アフガン戦争)を元に、
シェイクスピア学者が書き下ろした
血湧き肉躍るスペクタクル歴史小説!

「我らはみんな神秘の世界から横面を張りとばされている」
(ルーミー)

勒九(ロック)はアラカン国に亡命した山田長政配下の
日本人の末裔である。彼は、貿易のためアラム・ハカニの
許嫁の父ハキーム・ハーン宅に下宿していた。
1841年10月、第一次アングロ・アフガン戦争下の
英軍占領中、首都カーブルでは、英軍将校たちによる「女性問題」
(アフガン女性への暴行)が多発しており、許嫁を侮辱された
アラム・ハカニは友人とともに白人将校を狙撃した。
部族長アブドゥラー・ハーンも、将校に第三夫人を
誘惑されるだけでなく、弟の許嫁も奪われ激怒。
11月2日早朝、襲撃隊は、英軍側の東インド会社特務機関長
アレグザンダー・バーンズ(詩人ロバート・バーンズの縁者)を
殺害する。
勒九はアラム・ハカニに宰相邸へ案内された後、ペルシャ人に
匿まわれ、外人狩りの襲撃は辛くも逃れた。
アラム・ハカニは英バーンズ襲撃隊を組織した族長アブドゥラー
の親衛隊員となって後日、英軍基地の攻撃に参加するのだった。
月美人岡の闘いは二度にわたって行われ、
アブドゥラーが暗殺されるものの、アフガン側が英軍を敗退させた。
勒九が依拠する基地では食糧不足が深刻化を極めていた中、
アフガン側の前国王・王子アクバル・ハーンが、
ウズベク兵・約6000人を引き連れカーブルに帰還する。
英軍がジャララバードまで撤退する条件を丁々発止で交渉した。
アクバルは武器放棄を要求する代わりに、
撤退軍に対し護衛を付けると約束し交渉を進めていった。
12月23日、アフガン部族内の対立を利用し反目を画策していた
マクナーテン公使がアクバルによって暗殺され、事態は様々、
流動しつつも、ひとまずの終息を迎えていった。
アラムは友人と『クルアーン(コーラン)』を読み続け、
その「平和主義」を一つ一つ確認していった。
英軍、約1万6500人の撤退は、翌年1月に始まったが、
アクバルが約束したジャララバードまでの護衛軍は遂に到着することも
ないのだった……。
著者略歴
野上 勝彦(ノガミ カツヒコ nogami katsuhiko)
NOGAMI Katsuhiko. のがみ・かつひこ 1946年6月、宮崎県都城市生まれ。 慶應義塾大学文学部独文科中退。 早稲田大学第二文学部英文学科卒業。 早稲田大学大学院英文学科修士課程修了。 英国ウォリック大学大学院 欧州演劇科修士課程修了。 英国バーミンガム大学大学院 シェイクスピア学科博士課程修了(Ph.D.)。 これまで、千葉工業大学工学部教授、 早稲田大学文学部及び大学院非常勤講師。 明治大学文学部兼任講師。 跡見学園女子大学文学部兼任講師。 千葉大学教養部、目白学園女子短期大学、 芝浦工業大学工学部、日本大学生産工学部、 大東文化大学文学部の非常勤講師等を務める (いずれも元職)。 著書に 『〈創造〉の秘密』(彩流社、2018年)があり、 朝日新聞・朝刊(2018年5月19日)にて、 横尾忠則氏の絶賛をうける。
タイトルヨミ
カナ:アカツキノシンゲツ
ローマ字:akatsukinoshingetsu

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