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2020年6月29日発売

彩流社

エリザベス・ボウエン

二十世紀の深部をとらえる文学
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内容紹介
20世紀英国文壇の重鎮、
エリザベス・ボウエン(1899~1973)。

二度の世界大戦を経験した20世紀に
ボウエンが見た荒廃と絶望は、今も終わりが見えない──

リアリズムの手法を超え、時にゴシック性を取り込み、
内面の心理をとらえたモダニスティックで斬新な作品は、
現在も高く評価されているものの、日本での紹介は遅れてきた。

昨今、『最後の九月』(而立書房、2016)、
『日ざかり』、『心の死』(晶文社、2015)、
『パリの家』(晶文社、2014)、
『ボウエン幻想短篇集』(国書刊行会、2012)等、
翻訳紹介が続くなか、
ボウエン文学の稀有な魅力を伝え、ボウエン研究の成果を問う論集。
目次
序章  ボウエンの文学的評価の変遷と現状
     ――ボウエンという遠雷
    (太田 良子/東洋英和女学院大学名誉教授)

第1章 ボウエンにとっての場所とアイデンティティ
     ――文学的ヴィジョンの核心
    (木村 正俊/神奈川県立外語短期大学名誉教授)

第2章 アングロ・アイリッシュとしてのボウエンの源流
     ――『七たびの冬』にみる自我の形成
    (米山 優子/静岡県立大学国際関係学部准教授)

第3章 「熱気〔ヒート〕」から「残骸〔リメインズ〕」へ
     ――ボウエンの『日ざかり』と
       イシグロの『日の名残り』に見る冷戦構造
    (小室 龍之介/上智大学非常勤講師)

第4章  ボウエンと乱舞する怪奇幻想の世界
     ──そのゴシック小説の水脈を探る
    (立野 晴子/立正大学非常勤講師)

第5章  ボウエン文学の土壌としての少女領域
     ──『エヴァ・トラウト──移りゆく風景』を中心にして
    (伊藤 節/東京家政大学名誉教授)

第6章  〈もの〉は語る
     ──人・家・自然が生み出す詩的でない言葉
    (杉本 久美子/東北女子大学家政学部教授)

第7章  語られない過去をめぐって
     ──『心の死』におけるゆがんだ世界、
        ゆがめられた心
    (渡部 佐代子/神戸市外国語大学非常勤講師)

第8章  『日ざかり』における饒舌と寡黙
     ──アンチロマンス・アイデンティティ・戦争
    (窪田 憲子/都留文科大学名誉教授)

第9章  虚構という孤独の言葉
     ──『エヴァ・トラウト』における
        語りえない言葉を求めて
    (丹治 美那子/兵庫医科大学医学部助教)

第10章 〈どこにもない場所〉を生きる
     ──「あの薔薇を見てよ」における場所の狂い、
        ファンタジー、そして無
    (垣口 由香/龍谷大学農学部准教授)

第11章 時空間を飛翔する想像力
     ──「幸せな秋の野原」を読み解く
    (奥山 礼子/東洋英和女学院大学国際社会学部教授)

第12章 〈私〉が〈彼女〉になる時
      ──「第三者の影」、「林檎の木」、
        「幻のコー」論
    (川嵜 真智/エリザベス・ボウエン研究会会員、日本キプリング協会会員)

第13章 戦争のエピファニー
     ──「ラヴ・ストーリー 一九三九」、
       「幻のコー」を中心に
    (太田 良子)

第14章 ロンドン空襲下のさまよえる孤独な魂
     ──ボウエンと
       グレアム・グリーンの短編を比較して
    (甘濃 夏実/専修大学非常勤講師)

第15章 ハーディを通して読むボウエン
     ──隠れた共通点を探って
    (木梨 由利/金沢学院大学名誉教授)

第16章 ボウエンのT. S. エリオットとの邂逅
     ──私人、作家、書評家として
    (松本 真治/佛教大学文学部教授)

第17章 ボウエンが見た若い娘たち
     ──「現代娘であること」を読む
    (田中 慶子/静岡産業大学経営学部准教授)
著者略歴
エリザベス・ボウエン研究会(エリザベスボウエンケンキュウカイ erizabesubouenkenkyuukai)
Elizabeth Bowen Forum. 2013年発足、エリザベス・ボウエンの研究と紹介を行なう。 編著に 『エリザベス・ボウエンを読む』(音羽書房鶴見書店、2016年)などがある。
タイトルヨミ
カナ:エリザベスボウエン
ローマ字:erizabesubouen

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彩流社の既刊から
ザカリアス・トペリウス/著 藤井かおり/訳
二階堂卓也/著
エリザベス・ボウエン研究会/編

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