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定価:3,850円(3,500円+税)
判型:A5
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内容紹介
東アジア地域の平和と共生を目指すには、
国境を越える歴史認識の共有が不可欠だ!
近代日本の戦争と植民地支配をめぐる諸問題を
いかに歴史教育学の課題とし、その「歴史的事実」を礎石として
歴史和解を実現し得るかを、さまざまな角度から、
たとえば戦争と和解、歴史教育と和解、戦争の記憶と和解を中心に
国際的な比較の視点を入れて和解の可能性を考える。
国境を越える歴史認識の共有が不可欠だ!
近代日本の戦争と植民地支配をめぐる諸問題を
いかに歴史教育学の課題とし、その「歴史的事実」を礎石として
歴史和解を実現し得るかを、さまざまな角度から、
たとえば戦争と和解、歴史教育と和解、戦争の記憶と和解を中心に
国際的な比較の視点を入れて和解の可能性を考える。
目次
まえがき…………………………馬暁華(大阪教育大学准教授)
第I部 戦争・植民地支配と和解構築
第1章 北ビルマ・雲南戦線における日本軍の作戦展開と
在留邦人としての慰安婦……浅野豊美(早稲田大学教授)
第2章 戦後初期国民政府の対日講和構想
──三つの講和条約草案を手がかりに
…………段瑞聡(慶應義塾大学教授)
第3章 戦後日本の朝鮮植民地支配問題認識
──日韓国交未回復期(1945 ~ 65 年)を中心に
……………松田利彦(国際日本文化研究センター教授)
第Ⅱ部 未完の和解──アジア地域の戦争史教育の現状
第4章 日本・中国・台湾における歴史教育と
歴史認識の相互比較
………………澁谷由里(帝京大学教授)
第5章 中国の中学校・高校歴史教育における中日戦争
………………楊彪(中国華東師範大学教授)
第6章 中国大学歴史教育の基礎科目における「抗日戦争」
──『中国近現代史綱要』を中心に
……張連紅(中国南京師範大学抗日戦争研究センター教授)
第7章 東南アジア史における「記憶」の問題────概要と論点
………………岡田泰平(東京大学准教授)
第Ⅲ部 記憶から歴史へ
──グローバル化時代の歴史教育学の課題
第8章 世紀の忘却を越えて
──日露戦争100 周年記念行事を中心に
………………都珍淳(韓国国立昌原大学校教授)
第9章 戦争博物館、犠牲をもたらすことと国家物語
──日本・韓国・米国の比較研究
………………マーク・カプリオ(立教大学教授)
第10章 記憶から人類共通の遺産へ
──「負の世界文化遺産」から考える
グローバル時代の和解と共生
…………………馬暁華(大阪教育大学准教授)
結びにかえて グローバル時代における和解と歴史教育への挑戦
………………油井大三郎(東京大学・一橋大学名誉教授)
あとがき…………………………………………馬暁華
第I部 戦争・植民地支配と和解構築
第1章 北ビルマ・雲南戦線における日本軍の作戦展開と
在留邦人としての慰安婦……浅野豊美(早稲田大学教授)
第2章 戦後初期国民政府の対日講和構想
──三つの講和条約草案を手がかりに
…………段瑞聡(慶應義塾大学教授)
第3章 戦後日本の朝鮮植民地支配問題認識
──日韓国交未回復期(1945 ~ 65 年)を中心に
……………松田利彦(国際日本文化研究センター教授)
第Ⅱ部 未完の和解──アジア地域の戦争史教育の現状
第4章 日本・中国・台湾における歴史教育と
歴史認識の相互比較
………………澁谷由里(帝京大学教授)
第5章 中国の中学校・高校歴史教育における中日戦争
………………楊彪(中国華東師範大学教授)
第6章 中国大学歴史教育の基礎科目における「抗日戦争」
──『中国近現代史綱要』を中心に
……張連紅(中国南京師範大学抗日戦争研究センター教授)
第7章 東南アジア史における「記憶」の問題────概要と論点
………………岡田泰平(東京大学准教授)
第Ⅲ部 記憶から歴史へ
──グローバル化時代の歴史教育学の課題
第8章 世紀の忘却を越えて
──日露戦争100 周年記念行事を中心に
………………都珍淳(韓国国立昌原大学校教授)
第9章 戦争博物館、犠牲をもたらすことと国家物語
──日本・韓国・米国の比較研究
………………マーク・カプリオ(立教大学教授)
第10章 記憶から人類共通の遺産へ
──「負の世界文化遺産」から考える
グローバル時代の和解と共生
…………………馬暁華(大阪教育大学准教授)
結びにかえて グローバル時代における和解と歴史教育への挑戦
………………油井大三郎(東京大学・一橋大学名誉教授)
あとがき…………………………………………馬暁華
著者略歴
馬 暁華(マ シヨウカ ma shiyouka)
Xiaohua Ma.
中国遼寧師範大学英文科卒、お茶の水女子大学大学院
比較文化学学科博士課程修了(歴史学博士)、
現在、大阪教育大学准教授。
著書等に
『幻の新秩序とアジア太平洋 第二次世界大戦期の米中同盟の軋轢』
(馬暁華 著、彩流社、2000年)、
『記憶としてのパールハーバー』(「記憶の戦い 馬暁華」所収、
細谷千博、入江昭、大芝亮 編、ミネルヴァ書房、2004年)、
『植民地帝国日本の法的展開』(「領域主権と重層的大東亜法秩序構想
「大東亜共栄圏」における法秩序再構築への道 馬暁華」所収、
浅野豊美、松田利彦 編、信山社出版、2004年)、
『多文化社会の構築とアジア系アメリカ人のアイデンティティに
関する総合研究』(馬暁華著、大阪教育大学、2004-2006年)、
『東アジア近代史における「記憶と記念」 日文研フォーラム:第255回』
(都珍淳、馬暁華、松田利彦、国際日本文化研究センター、2012年)、
『 Chinese American memory of World War Ⅱ 』(Xiaohua Ma 著、
学術研究出版/ブックウェイ、2015年8月)
『〈日中戦争〉とは何だったのか 複眼的視点』
(「グローバル・ヒストリーのなかの日中戦争 馬暁華」所収、黄自進、
劉建輝、戸部良一 編著、ミネルヴァ書房、2017年)などがある。
タイトルヨミ
カナ:アラタナワカイノソウシュツ
ローマ字:aratanawakainosoushutsu
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