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2021年3月12日発売

彩流社

出版社名ヨミ:サイリュウシャ

移民・難民・マイノリティ

欧州ポピュリズムの根源
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内容紹介
今世紀最大の社会対立を引き起こしている
移民・難民問題の本質を問う!

なぜ移民・難民が出るのか。かつて労働力不足に悩み移民を
歓迎した先進国が今や移民・難民問題に揺れる──
欧州各国で高まるポピュリズムとゼノフォビア(外国人嫌い)の
現状とその要因を考える。そして、避けて通れない多人種・多民族が
共生する現実、マイノリティを包み込んだ生活と現状を検証し、最後に
日本における移民の現実と教育の実態と問題点を抉る多角的な論文集。
移民・難民受け入れが課題となっている日本にとっての問題提起の書である。
目次
序  移民・難民問題は何を提起しているか
   ──欧州ポピュリズムの根源……………羽場久美子
1 何が移民・難民問題と国内労働者の対立を
  引き起こしてきたのか──なぜポピュリズム、外国人嫌い
  (ゼノフォビア)が起こったのか
2 なぜ移民・難民問題が起きているのか
3 難民危機と先進国の空
4 なぜ移民排斥のポピュリズムが、先進国では未だ力を持つのか
5 欧州の西と東の相克
6 日本と移民・難民問題──敬遠される日本
7 エピローグ:コロナ危機──排除から包摂へ
第一部  難民の流出と、周辺国の寛容──だれが人道的なのか?
第一章  トルコのシリア難民政策およびEUとの関係
     ………………………………………………今井宏平
第二章  中東でなぜ難民が出続けるのか?
     ──対テロ戦争と大規模な難民・国内避難民の関係
     ………………………………………………川上泰徳
第三章  欧州を目指す西アフリカの移民・難民
     ──ニジェール・ルートで今何が起きているのか 
     ………………………………………………久保 環
第四章  難民を歓迎する地域の枠組み
     ──「カルタヘナ宣言」………ニコラス・クレンシャー
第二部  欧州は移民・難民の何に苦しんでいるか
第一章  難民受け入れはドイツをどう変えたか?
     ──メルケル首相の決断と政治的帰結………中谷 毅
第二章  フランス社会党の移民・難民政策は、
     だれを排除対象にしていたのか?
     ──ムスリム、ロマ、不法移民……………東村紀子
第三章  寛容か排除か?
     ──スロヴァキアのシリア難民問題と民族自然権
     …………………………………………………中澤達哉
第四章  EUの対移民・難民政策とキリスト教諸教会の役割
     …………………………………………………松本佐保
第三部  The Day After :マイノリティとの共存は可能か?
第一章  ロシアにおける移民のランドスケープ
     ──ルイナックと反移民感情………………堀江典生
第二章  民族混住地の現在──東部スロヴァキア都市部の
     ハンガリー系マイノリティ…………………神原ゆうこ
第三章  中国の少数民族、ロシア族のアイデンティティとは?
     ……………………………………………………須佐多恵
第四章  移民社会化する日本と共生の課題
     ──外国人労働者と子どもたちの教育………渋谷淳一
著者略歴
羽場 久美子(ハバクミコ habakumiko)
青山学院大学国際政治経済学部教授。 著書等に 『21世紀 大転換期の国際社会 いま何が起こっているのか?』 (羽場久美子 編、法律文化社、2019年)、 『アジアの地域共同 未来のために  東アジア共同体シリーズ 第3巻』 (羽場久美子 編著、明石書店、2018年)、 『アジアの地域協力 危機をどう乗り切るか  東アジア共同体シリーズ 第2巻』 (羽場久美子 編著、明石書店、2018年)、 『ハンガリーを知るための60章 ドナウの宝石 第2版  エリア・スタディーズ20』 (羽場久美子 編著、明石書店、2018年)、 『アジアの地域統合を考える 戦争をさけるために』 (羽場久美子 編著、明石書店、2017年)、 『ヨーロッパの分断と統合   拡大EUのナショナリズムと境界線 包摂か排除か』 (羽場久美子 著、中央公論新社、2016年)ほか多数。
タイトルヨミ
カナ:イミンナンミンマイノリティ
ローマ字:iminnanminmainoriti

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