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定価:3,960円(3,600円+税)
判型:A5
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内容紹介
「英雄」として掘り起こされた日本人移民、後藤濶。異なる人種や文化的背景を持つ人々が共存する社会をかれらはどのように生きてきたのか。
本書は、ハワイやアメリカ本土の日系人の歩みを辿りながら、グローバル化が進む現代において重要になっている多文化共生の問題について過去と現在を接合し、今日的な意味を探るものである。リンチという暴力の過去が、いかに読み替えられてきたのか――ハワイに渡った後藤濶がアメリカ出身の白人たちによりリンチの犠牲となった事件(1889年)の歴史・記憶・表象を、現地で「発掘」した様々な史料や、100名余の関係者に対して実施したインタビューも用いて検証。そこには、太平洋の楽園というイメージの背後に潜む、ハワイの植民地化という激動の歴史、多文化社会に生きた人々の衝突と融和の歴史が浮かび上がる。
先住民と各国からの移民とその子孫たちにより形成された多文化社会ハワイとアメリカ本土におけるアジア系の位置付けや人種的マイノリティの連帯、環太平洋の人々の移動、文化史の一端を紐解く。
本書は、ハワイやアメリカ本土の日系人の歩みを辿りながら、グローバル化が進む現代において重要になっている多文化共生の問題について過去と現在を接合し、今日的な意味を探るものである。リンチという暴力の過去が、いかに読み替えられてきたのか――ハワイに渡った後藤濶がアメリカ出身の白人たちによりリンチの犠牲となった事件(1889年)の歴史・記憶・表象を、現地で「発掘」した様々な史料や、100名余の関係者に対して実施したインタビューも用いて検証。そこには、太平洋の楽園というイメージの背後に潜む、ハワイの植民地化という激動の歴史、多文化社会に生きた人々の衝突と融和の歴史が浮かび上がる。
先住民と各国からの移民とその子孫たちにより形成された多文化社会ハワイとアメリカ本土におけるアジア系の位置付けや人種的マイノリティの連帯、環太平洋の人々の移動、文化史の一端を紐解く。
著者略歴
堀 江里香(ホリエリカ horierika)
ほり・えりか Erika Hori
名古屋大学国際言語文化研究科博士号(学術)取得。
専門はハワイ日系人史、アメリカ社会史。
ハワイ大学マノア校アメリカ研究科大学院留学(皇太子明仁親王奨学生)。
テキサス大学オースティン校歴史学科客員研究員、
サザンメソジスト大学歴史学科客員研究員を経て、
現在名古屋大学、名古屋外国語大学で講師を務める。
タイトルヨミ
カナ:ハワイニッケイジンノレキシテキヘンセン
ローマ字:hawainikkeijinnorekishitekihensen
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