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2022年4月20日発売

彩流社

出版社名ヨミ:サイリュウシャ

「ヘイト」に抗するアメリカ史

マジョリティを問い直す
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内容紹介
日本を問い直すためのアメリカ史!

トランプ大統領の登場によってアメリカのマジョリティの潜在的な
特権的地位の存在が改めて意識された。
本書は歴史的視座を重視して、
現代が抱えるマジョリティにとっての「他者」たちからの「脅威」による
「被害者」意識の発露としての行動を検証し、自覚されない〝特権〟と
差別意識払拭への可能性、レイシズムと不平等の問題を考える。
同時に日本にも通底する差別の構造を照らし出す。
アメリカの「いま」、日本の「いま」を理解するための歴史認識の架橋!

目 次
序  「ヘイト」の構造を歴史的に問い直すために 兼子歩(明治大学准教授)
第1章 差別と「逆差別」は同じ差別なのか?
     ――誰が誰をどのような力で抑圧しているのかを見極める
                      大森一輝(北海学園大学教授)
第2章 ともに生き延びるということ――不可視化の暴力と先住民族の抵抗
                        石山徳子(明治大学教授)
第3章 黒人奴隷制の歴史を問い直す――奴隷制と人種資本主義の世界史
                        貴堂嘉之(一橋大学教授)
第4章 負けた戦争の記憶
         ――南北戦争後の南部における「失われた大義」と
          人種・ジェンダー・階級    兼子歩(明治大学准教授)
第5章 記憶の抑圧と歴史の書き換え――タルサ人種虐殺を例に
                        坂下史子(立命館大学教授)
第6章「ヘイト」の時代の「アメリカ・ファースト」──排外主義への誘惑
                          南修平(専修大学教授)
第7章 アジア系ヘイトの歴史と現在
       ――コロナ黄禍論とアジア系の体験から見るアメリカ社会
                        和泉真澄(同志社大学教授)
第8章 刑罰国家化時代の移民行政――「非合法外国人」と「外国人犯罪者」
             という移民像   佐原彩子(共立女子大学准教授)
第9章 辺境都市から先進都市へ――グローバリズム時代の
   オレゴン州ポートランドとその歴史的背景 土田映子(北海道大学准教授)
第10章 クオータはなぜ嫌われるのか――割当と平等をめぐるアメリカ現代史
                        南川文里(同志社大学教授)
第11章 ミレニアルズとZ世代――あらたな世代政治の誕生とアメリカ社会
                       梅﨑透(フェリス女学院教授)
第12章 国際人権レジームとアメリカ例外主義――国際人権の歴史のなかの
             アメリカ、そして日本 小阪裕城(釧路公立大学講師)
第13章 アメリカ人権外交の欺瞞――不可視化されてきたアメリカの暴力
                        三牧聖子(同志社大学准教授)
第14章 声を上げる理由・耳を傾ける理由――被爆者運動と日本社会
                          川口悠子(法政大学教授)
編者あとがき                    貴堂嘉之(一橋大学教授)
目次
序  「ヘイト」の構造を歴史的に問い直すために 兼子歩(明治大学准教授)
第1章 差別と「逆差別」は同じ差別なのか?
     ――誰が誰をどのような力で抑圧しているのかを見極める
                      大森一輝(北海学園大学教授)
第2章 ともに生き延びるということ――不可視化の暴力と先住民族の抵抗
                        石山徳子(明治大学教授)
第3章 黒人奴隷制の歴史を問い直す――奴隷制と人種資本主義の世界史
                        貴堂嘉之(一橋大学教授)
第4章 負けた戦争の記憶
         ――南北戦争後の南部における「失われた大義」と
          人種・ジェンダー・階級    兼子歩(明治大学准教授)
第5章 記憶の抑圧と歴史の書き換え――タルサ人種虐殺を例に
                        坂下史子(立命館大学教授)
第6章「ヘイト」の時代の「アメリカ・ファースト」──排外主義への誘惑
                          南修平(専修大学教授)
第7章 アジア系ヘイトの歴史と現在
       ――コロナ黄禍論とアジア系の体験から見るアメリカ社会
                        和泉真澄(同志社大学教授)
第8章 刑罰国家化時代の移民行政――「非合法外国人」と「外国人犯罪者」
             という移民像   佐原彩子(共立女子大学准教授)
第9章 辺境都市から先進都市へ――グローバリズム時代の
   オレゴン州ポートランドとその歴史的背景 土田映子(北海道大学准教授)
第10章 クオータはなぜ嫌われるのか――割当と平等をめぐるアメリカ現代史
                        南川文里(同志社大学教授)
第11章 ミレニアルズとZ世代――あらたな世代政治の誕生とアメリカ社会
                       梅﨑透(フェリス女学院教授)
第12章 国際人権レジームとアメリカ例外主義――国際人権の歴史のなかの
             アメリカ、そして日本 小阪裕城(釧路公立大学講師)
第13章 アメリカ人権外交の欺瞞――不可視化されてきたアメリカの暴力
                        三牧聖子(同志社大学准教授)
第14章 声を上げる理由・耳を傾ける理由――被爆者運動と日本社会
                          川口悠子(法政大学教授)
編者あとがき                    貴堂嘉之(一橋大学教授)
著者略歴
兼子 歩(カネコアユム kanekoayumu)
かねこ・あゆむ 明治大学政治経済学部准教授。 アメリカ合衆国社会文化史、ジェンダー・セクシュアリティ研究。 著書に、 『自由と解放を求める人びと――アメリカ黒人の闘争と多面的な  連携の歴史』(共著、彩流社、2021年)、 『「ヘイト」の時代のアメリカ史――人種・民族・国籍を考える』 (兼子歩、貴堂嘉之 編著、彩流社、2017年)、 「アメリカ南北戦争の記憶の社会文化史的研究――南北戦争後の  半世紀をめぐる議論を中心に」(『明治大学教養論集』第527号、  2017年)、 『歴史のなかの人びと――出会い・喚起・共感』 (共著、彩流社、2020年)、 『〈近代規範〉の社会史――都市・身体・国家』 (共著、彩流社、2013年)、 『歴史のなかの「アメリカ」――国民化の語りと創造』 (共著、彩流社、2006年)、 『南北戦争の中の女と男――愛国心と記憶のジェンダー史』 (翻訳:ニナ・シルバー著、兼子歩 訳、岩波書店、2016年)など。
貴堂 嘉之(キドウヨシユキ kidouyoshiyuki)
きどう・よしゆき 一橋大学大学院社会学研究科教授。 アメリカ合衆国史、人種・エスニシティ・ジェンダー研究、 移民研究、歴史教育。 著書に、 『南北戦争の時代 19世紀』(単著、岩波新書:岩波書店、2019年)、 『移民国家アメリカの歴史』(単著、岩波新書:岩波書店、2018年)、 『「ヘイト」の時代のアメリカ史――人種・民族・国籍を考える』 (兼子歩、貴堂嘉之 編著、彩流社、2017年)、 『アメリカ合衆国と中国人移民――歴史のなかの  「移民国家」アメリカ』(単著、名古屋大学出版会、2012年)、 『<近代規範>の社会史――都市・身体・国家』 (共編著、彩流社、2013年)、 『アメリカ史研究入門』(共著、山川出版社、2009年)など。
タイトルヨミ
カナ:ヘイトニコウスルアメリカシ
ローマ字:heitonikousuruamerikashi

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