近刊検索 デルタ

2023年2月21日発売

彩流社

出版社名ヨミ:サイリュウシャ

無垢なる聖人

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内容紹介
農園主とその労働者たちの生きる姿を
圧倒的な筆致で描き出す名作!

舞台は1960年代スペイン。
荘園制の残り香かおるスペイン南西エストレマドゥーラの大農園で、還暦を過ぎ、
認知症を患ったアサリアスは暇を出され、義弟の家へやっかいになる。
義弟はすぐれた嗅覚をもち、主人の狩りのお供にと重宝されていたが、
ある日、事故で足を骨折してしまう。義弟のかわりにアサリアスがお供をするも、
いつもどおりとはいかない。
狩りの調子は振るわず、苛立った主人が怒りをぶつけた先は……
著者略歴
ミゲル・デリーベス(ミゲルデリーベス migeruderiibesu)
Miguel Delibes Setién (1920-2010) 20世紀のスペインを代表する作家の一人。『糸杉の影は長い』(1947年:岩根圀和 訳、2010年、彩流社)でナダル賞を受賞し文壇登場。自然の中で伸び伸びと生きる子どもたちを描いた『エルカミーノ(道)』(1950年:喜多延鷹 訳、2000年、彩流社)で確固たる地位を得た。以後、家族・子ども・自然・死をテーマに、独自のスタイルで数多くの作品を発表し、セルバンテス賞を始め、多くの文学賞を獲得した。時期的にはフランコの厳しい検閲(1940-1975年)と重なるが、検閲を巧みにかわし抵抗した『ネズミ』(1962年:喜多延鷹 訳、2009年、彩流社)や『マリオとの五時間』(1966:岩根圀和 訳、2004年、彩流社)などの作品もある。その他の邦訳された作品に、『そよ吹く南風にまどろむ』(喜多延鷹 訳、2020年、彩流社)、『落ちた王子さま』(岩根圀和 訳、2011年、彩流社)、『翼を失った天使』(ミゲル・デリベス 著、近藤勝彦 訳、2007年、私家版)『異端者』(岩根圀和 訳、2002年、彩流社)、『灰地に赤の夫人像』(喜多延鷹 訳、1995年、彩流社)、『赤い紙』(岩根圀和 訳、1994年、彩流社)、『好色六十路の恋文』(喜多延鷹 訳、1989年、西和書林)がある。
喜多 延鷹(キタノブタカ kitanobutaka)
Nobutaka Kita. きた・のぶたか 1932年、長崎市生まれ。1956年、東京外国語大学イスパニア学科卒業。 商社勤務35年。定年後首都圏の大学でスペイン語の講師を勤めるかたわら、スペインの小説を翻訳した。翻訳作品に『そよ吹く南風にまどろむ』(喜多延鷹 訳、2020年、彩流社)、『煙草 カリフォルニアウイルス』(フワン・ラモン・サラゴサ 著、喜多延鷹 訳、文芸社、2016年)、『ネズミ』(ミゲル・デリーベス 著、喜多延鷹 訳、彩流社、2009年)、『エル・カミーノ 道』(ミゲル・デリーベス 著、喜多延鷹 訳、彩流社、2000年)、『灰地に赤の夫人像』(ミゲル・デリーベス 著、喜多延鷹 訳、彩流社、1995年)、『好色六十路の恋文』(ミゲル・デリベス 著、喜多延鷹 訳、西和書林、1989年)、『殺人協奏曲   新潮・現代世界の文学』(フワン=ラモン・サラゴサ 著、喜多延鷹 訳、新潮社、1984年)などがある。
タイトルヨミ
カナ:ムクナルセイジン
ローマ字:mukunaruseijin

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