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2020年4月20日発売

ナカニシヤ出版

社会調査のための計量テキスト分析 第2版

内容分析の継承と発展を目指して
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内容紹介
さまざまなテキストの内容分析を質・量ともに実現する計量テキスト分析を徹底的に解説。
よりよい分析のために研究事例のレビューを増補し、KH Coder3にも対応した待望の第2版。
社会調査などの研究で盛んに用いられている実績あるテキスト型データ分析用フリーソフト、「KH Coder」の利用方法と実際の解析事例を紹介する。
第2版では最新版 KH Coder3 に対応したレファレンスマニュアルを掲載するとともに、成功した研究事例のレビューと共通点から計量テキスト分析のよりよい利用方策を考えるための「第8章 研究事例に学ぶ利用の方策」を収録。


●著者紹介
樋口耕一(ひぐち こういち)
1978年生まれ。2005年大阪大学大学院人間科学研究科修了。
博士(人間科学)。
日本学術振興会特別研究員,大阪大学大学院人間科学研究科助教を経て,立命館大学産業社会学部准教授。

【主要業績】
『文章を科学する』(ひつじ書房,2017年,共著)
『リスク社会を生きる若者たち』(大阪大学出版会,2015年,共著)
「計量テキスト分析およびKH Coderの利用状況と展望」(『社会学評論』,68巻3号,2017年)
「情報化イノベーションの採用と富の有無」(『ソシオロジ』,57巻3号,2013年)
平成25年度社会調査協会賞受賞。
目次
第1章 内容分析から計量テキスト分析へ――継承と発展を目指して

1.1 はじめに

1.2 内容分析
 1.2.1 概略と定義/1.2.2 質的データの計量的分析/1.2.3 コンピュータ利用のあり方

1.3 国内での展開
 1.3.1 国内における内容分析とコンピュータ利用/1.3.2 計量テキスト分析

1.4 計量テキスト分析の拡充
 1.4.1 定  義/1.4.2 具体的な方法と本書の課題

第2章 計量的分析の新たなアプローチ――2つのアプローチの峻別と接合から

2.1 新たな計量的分析アプローチの提案
 2.1.1 先行研究——2 つのアプローチ/2.1.2 接合アプローチの提案

2.2 分析用ソフトウェア「KH Coder」の製作指針
 2.2.1 多変量解析によるデータ要約のための機能/2.2.2 コーディングルールを扱う機能/2.2.3 データ検索の機能

2.3 分析事例
 2.3.1 データ概要の把握と提示/2.3.2 問題意識の追究

2.4 接合アプローチの意義
 2.4.1 2つのアプローチの峻別/2.4.2 従来のアプローチとの比較

第3章 新たなアプローチによる分析の手順と実際――漱石『こころ』によるチュートリアル

3.1 計量テキスト分析の実践

3.2 ソフトウェアとデータの準備
 3.2.1 KH Coder のインストールと起動/3.2.2 分析対象ファイルの登録と前処理

3.3 データの全体像を探る
 3.3.1 多く用いられていた語/3.3.2 それぞれの部に特徴的な言葉/3.3.3 言葉の用いられ方を調べる

3.4 特定のテーマへの注目
 3.4.1 コーディングルールの作成/3.4.2 部ごとの集計/3.4.3 章ごとの詳細な集計

3.5 チュートリアルを終えるにあたって

第4章 手作業による伝統的な方法との比較――新聞記事の分析結果から

4.1 コンピュータを用いた新聞記事の分析

4.2 『毎日新聞』データの分析
 4.2.1 データと比較対象/4.2.2 多変量解析によるデータ概要の把握/4.2.3 コンピュータ・コーディングと手作業によるコーディングの比較

4.3 議  論
 4.3.1 手作業による分析結果との比較/4.3.2 新聞記事の分析における接合アプローチの利用

第5章 現代における全国紙の内容分析の有効性――社会意識の探索はどこまで可能か

5.1 現代の新聞と人々の意識

5.2 データと方法

5.3 新聞記事データの概要
 5.3.1 多変量解析によるデータ概要の把握/5.3.2 各クラスターの解釈

5.4 新聞報道と人々の意識の比較
 5.4.1 コーディングの枠組み/5.4.2 朝日・読売・毎日3紙の比較/5.4.3 新聞記事と自由回答の比較/5.4.4 直接的な接触の有無による意識の変化

5.5 新聞記事にもとづく社会意識探索の有効性

第6章 情報化イノベーションの採用と富の有無――自由回答データを用いた研究事例

6.1 目  的
 6.1.1 富の有無による制約/6.1.2 態度か富か/6.1.3 普及の段階に注目した実証研究

6.2 データと方法
 6.2.1 ウェブ普及の早い段階を捉えられるデータ/6.2.2 変数と分析方法

6.3 ウェブ採用を規定する要因の分析
 6.3.1 ウェブ採用有無の規定要因とその変化/6.3.2 学歴による態度の違い/3.3 ウェブ利用量の規定要因とその変化/6.3.4 性別による態度の違い

6.4 議  論

第7章 社会調査と計量テキスト分析
7.1 計量テキスト分析の現在
 7.1.1 本書における拡充と方法の全体像/7.1.2 技術的な課題と展望
7.2 社会調査における計量テキスト分析

第8章 研究事例に学ぶ利用の方策

8.1 はじめに

8.2 計量テキスト分析とKH Coder 提案のねらい
 8.2.1 なぜ言葉を計量的に分析するのか/8.2.2 言葉の分析から何を知ろうとするのか

8.3 各種データを対象とした研究事例
 8.3.1 レビューの進め方/8.3.2 インターネット上のコミュニケーション/8.3.3 マス・コミュニケーション/8.3.4 社会調査データ/8.3.5 会議録

8.4 利用の方策
 8.4.1 事前に準備できること/8.4.2 比較の枠組み/8.4.3 自  由

資料A KHCoder3リファレンス・マニュアル

A.1 インストールと準備
 A.1.1 必要条件/A.1.2 インストールと起動/A.1.3 設  定

A.2 共通事項
 A.2.1 分析対象ファイルの準備/A.2.2 KH Coder による語の抽出/A.2.3 茶筌とMeCab の設定/A.2.4 英語・中国語・韓国語およびヨーロッパ言語データの分析/A.2.5 コーディングルール/A.2.6 メイン画面と画面操作

A.3 「プロジェクト」メニュー
 A.3.1 「新規」/A.3.2 「開く」/A.3.3 「エクスポート」メニューについて/A.3.4 「エクスポート」>「抽出語リスト(Excel 向け)」/A.3.5 「エクスポート」>「『文書×抽出語』表」/A.3.6 「エクスポート」>「『文書×コード』表」/A.3.7 「エクスポート」>「『抽出語×文脈ベクトル』表」/A.3.8 「エクスポート」>「部分テキストの取り出し」/A.3.9 「エクスポート」>「HTML からCSV への変換」/A.3.10 「エクスポート」>「KH Coder 形式(インポート可)」/A.3.11 「インポート」>「フォルダ内の複数テキスト」/A.3.12 「インポート」>「KH Coder 形式」/A.3.13 「設定」

A.4 「前処理」メニュー
 A.4.1 「テキストのチェック」/A.4.2 「前処理の実行」/A.4.3 「語の取捨選択」/A.4.4 「複合語の検出」>「TermExtract を利用」/A.4.5 「複合語の検出」>「茶筌を利用」/A.4.6 「語の抽出結果を確認」

A.5 「ツール」>「抽出語」メニュー
 A.5.1 「抽出語リスト」/A.5.2 「記述統計」>「出現回数の分布」/A.5.3 「記述統計」>「文書数の分布」/A.5.4 「記述統計」>「出現回数×文書数のプロット」/A.5.5 「KWIC コンコーダンス」/A.5.6 「関連語検索」/A.5.7 「対応分析」/A.5.8 「多次元尺度構成法」/A.5.9 「階層的クラスター分析」/A.5.10 「共起ネットワーク」/A.5.11 「自己組織化マップ」

A.6 「ツール」>「文書」メニュー
 A.6.1 「文書検索」/A.6.2 「クラスター分析」/A.6.3 「ベイズ学習による分類」>「外部変数から学習」/A.6.4 「ベイズ学習による分類」>「学習結果を用いた自動分類」/A.6.5 「ベイズ学習による分類」>「学習結果ファイルの内容を確認」/A.6.6 「ベイズ学習による分類」>「分類ログファイルの内容を確認」

A.7 「ツール」>「コーディング」メニュー
 A.7.1 「単純集計」/A.7.2 「クロス集計」/A.7.3 「類似度行列」/A.7.4 「対応分析」/A.7.5 「多次元尺度構成法」/A.7.6 「階層的クラスター分析」/A.7.7 「共起ネットワーク」/A.7.8 「自己組織化マップ」

A.8 「ツール」メニュー
 A.8.1 「外部変数と見出し」/A.8.2 「SQL 文の実行」

A.9 「ツール」>「プラグイン」メニュー
 A.9.1 サンプル/A.9.2 「『文書×抽出語(表層語)』表の出力——不定長CSV(WordMiner)」/A.9.3 「形態素解析の結果を再読み込み」/A.9.4 「複合語の検出(UniDic)」

A.10 そのほか
 A.10.1 サポート/A.10.2 KH Coder のアンインストール


資料B 機能追加プラグイン「文錦(R)」シリーズ

B.1 「文錦(R)クレンジングfor KH Coder」

B.2 「文錦(R)否定表現チェッカーfor KH Coder」

B.3 「文錦(R) 表記ゆれ&同義語エディターfor KH Coder」

B.4 「文錦(R) レポーティングfor KH Coder」

資料C KHCoderの使用条件とその考え方

C.1 使用条件の要点
C.1.1 GNU GPL/C.1.2 学術利用におけるお願い

C.2 人文・社会系の学術研究とフリー・ソフトウェア開発
C.2.1 なぜソフトウェアを開発するのか/C.2.2 フリー・ソフトウェアとしての公開/C.2.3 技術信仰から距離を置いて——自戒のために


あとがき
文  献
索  引
著者略歴
樋口 耕一(ヒグチ コウイチ higuchi kouichi)
1978年生まれ。2005年大阪大学大学院人間科学研究科修了。博士(人間科学)。 日本学術振興会特別研究員,大阪大学大学院人間科学研究科助教を 経て,立命館大学産業社会学部准教授。 【主要業績】 『コーパスとテキストマイニング』(共立出版,2012 年,共著) 『データアーカイブSRDQ で学ぶ社会調査の計量分析』(ミネルヴァ書房,2010 年,共著) 「情報化イノベーションの採用と富の有無」(『ソシオロジ』,57 巻3 号,2013 年)。
タイトルヨミ
カナ:シャカイチョウサノタメノケイリョウテキストブンセキ ダイニハン
ローマ字:shakaichousanotamenokeiryoutekisutobunseki dainihan

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