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定価:1,650円(1,500円+税)
判型:四六
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内容紹介
子の小さき椀にも蜆沈みゐて
1.長女の離乳食にいろいろなものを潰しては食べさせた。じゃがいも、ほうれん草、トマトなど。汁物は好んで飲んだがまだ食べられない蜆を、子ども用の椀の底にほんの二粒三粒沈ませた。小さな椀に沈んだ小さな蜆。手さぐり状態の子育ての日々の中で、俳句の心だけは持ちつづけたかった。細々と投句だけはつづけていて、子どもを詠んだ句が「天狼」や「沙羅」に掲載されるととても嬉しかった。 (『参観日』 昭和四十九年)
1.長女の離乳食にいろいろなものを潰しては食べさせた。じゃがいも、ほうれん草、トマトなど。汁物は好んで飲んだがまだ食べられない蜆を、子ども用の椀の底にほんの二粒三粒沈ませた。小さな椀に沈んだ小さな蜆。手さぐり状態の子育ての日々の中で、俳句の心だけは持ちつづけたかった。細々と投句だけはつづけていて、子どもを詠んだ句が「天狼」や「沙羅」に掲載されるととても嬉しかった。 (『参観日』 昭和四十九年)
目次
自句自解 4
自己表現としての俳句 204
初句索引 214
自己表現としての俳句 204
初句索引 214
著者略歴
名村早智子(ナムラサチコ namurasachiko)
名村早智子(なむら・さちこ)
昭和22年三重県生まれ
昭和47年 「 天狼」(山口誓子主宰)入会(平成5年終刊まで)
「沙羅」(のちの「圭」)(津田清子主宰)入会(昭和62年まで)
昭和60年 俳人協会会員
平成 6 年 「 築港」(塩川雄三主宰)創刊同人として参加(平成17年まで)
平成18年1月 「玉梓」創刊主宰
俳人協会幹事 京都俳句作家協会幹事
大阪俳人クラブ理事など
句集に『参観日』『山祇』
タイトルヨミ
カナ:ジクジカイツーベストヒャクナムラサチコ
ローマ字:jikujikaitsuubesutohyakunamurasachiko
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