近刊検索 デルタ

2019年5月30日発売

ふらんす堂

出版社名ヨミ:フランスドウ

角川源義の百句

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内容紹介
◆珠玉の百句選
この半年間、源義の遺影を前にして対話を続けた。
父の句とここまで真摯に対き合ったのは、初めてのことである。
人生で初めて達成した感覚が残った。それが嬉しい。


◆窓外に黒ずむ山や扇置く 源義(昭和八年)

石田波郷は『ロダンの首』の跋文で、
このやうに最初から完熟してゐる作者も珍しい。(中略)単に洒落た構図の句と言ひ棄てられさうな句だが、こゝにはる人生の一点が動きを止めて定着されてゐるやうなところがある。
と述べている。「窓外に黒ずむ山」とは、立山連峰。大須賀乙字の言う「二句一章」論を実践した初期の代表句。俳句の形を生涯大切にした源義の片鱗が現れている。
著者略歴
角川春樹( )
昭和十七年一月八日富山県生まれ。國學院大學卒業。父・源義が創業した角川書店を継承し、出版界に大きなムーブメントを起こす。抒情性の恢復を提唱する俳句結社誌「河」を引き継ぎ、主宰として後進の指導、育成に力を注ぐ。平成十八年日本一行詩協会を設立し、「魂の一行詩」運動を展開。句集に『カエサルの地』『信長の首』(芸術選奨文部大臣新人賞・俳人協会新人賞)、『流され王』(読売文学賞)、『花咲爺』(蛇笏賞)、『檻』『存在と時間』『いのちの緒』『海鼠の日』(山本健吉賞)、『JAPAN』(加藤郁乎賞)、『男たちのブルース』『白鳥忌』『夕鶴忌』『健次はまだか』『源義の日』など。著作に『「いのち」の思想』『詩の真実』『叛逆の十七文字』、編著に『現代俳句歳時記』『季寄せ』など多数。 俳誌「河」主宰、角川春樹事務所社長。
タイトルヨミ
カナ:
ローマ字:

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