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定価:3,080円(2,800円+税)
判型:四六
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内容紹介
◆第二句集
濤音のどすんとありし雛かな
『家族』は私の第二句集である
本句集には、『郊外』以後、ほぼ平成末年までの作品を収めた。
◆自選十七句
敲いてはのし歩いては畳替
外套の中なる者は佇ちにけり
青空の端に出されし福寿草
幼子の遊びくらせる二月かな
ひとつこと済みたるものの芽なりけり
みづうみにみづあつまれる紫雲英かな
菜の花を挿す亡き者に近々と
櫻貝夜深き風は聞くばかり
濤音のどすんとありし雛かな
明易き森の中なる灯がともり
遠国の石を配せる牡丹かな
萍のうごかぬ水の減りにけり
いづこへか下る石段夜の秋
白波に乗る何もなしきりぎりす
はなびらの間のひろき野菊かな
コスモスを大人数の去りしなり
青空の光つてゐたる秋の暮
濤音のどすんとありし雛かな
『家族』は私の第二句集である
本句集には、『郊外』以後、ほぼ平成末年までの作品を収めた。
◆自選十七句
敲いてはのし歩いては畳替
外套の中なる者は佇ちにけり
青空の端に出されし福寿草
幼子の遊びくらせる二月かな
ひとつこと済みたるものの芽なりけり
みづうみにみづあつまれる紫雲英かな
菜の花を挿す亡き者に近々と
櫻貝夜深き風は聞くばかり
濤音のどすんとありし雛かな
明易き森の中なる灯がともり
遠国の石を配せる牡丹かな
萍のうごかぬ水の減りにけり
いづこへか下る石段夜の秋
白波に乗る何もなしきりぎりす
はなびらの間のひろき野菊かな
コスモスを大人数の去りしなり
青空の光つてゐたる秋の暮
著者略歴
千葉皓史(チバコウシ chibakoushi)
昭和22年東京生まれ。早大卒。
「泉」石田勝彦、綾部仁喜に師事。
昭和60年度「泉賞」受賞。
同人誌「夏至」創刊に参加。『現代俳句ニューウェイブ』(共著)。句集『郊外』で平成3年度俳人協会新人賞受賞。
俳人協会会員。
タイトルヨミ
カナ:カゾク
ローマ字:kazoku
※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。
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