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2022年6月6日発売

思文閣出版

出版社名ヨミ:シブンカクシュッパン

現代美術史における前衛書のリポジショニング

墨人会とその同時代表現をめぐって
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内容紹介
「前衛書」を、いかにとらえ直すべきか?
第二次世界大戦によって既存の価値観が覆される中で、世界の美術は「熱き抽象」へと向かう。
本書は、井上有一、江口草玄、森田子龍らの墨人会メンバーが、純粋な造形的原理と文字が有する意味表象が止揚する「美術としての『前衛書』」に至る道筋を、背景となる思想や社会状況から明らかにする。
さらには「書」と「美術」が東西の二項対立を越え、相互に影響を与えあった状況を抽象表現主義、アンフォルメル、具体美術協会などとの比較から論じることで、美術史における「前衛書」のリポジショニングを図るものである。
目次
序章 本書のねらいと「書」の定義
はじめに
1 「書」の定義
2 「書」における芸術と教育 –「書ハ美術ナラス」論争/勧業による輸出産業としての芸術
序章 註釈・引用


第1部 「前衛書」の誕生と発展

第1章 「前衛書」誕生、そして墨人会結成へ
1 終戦と「前衛書」の誕生
2 墨人会結成-既存書壇との決別

第2章 墨人会による「前衛書」の技法と思想的背景
–井上有一、森田子龍、江口草玄を中心に
1 「α部」における非文字書の端緒とモダニズム絵画からの影響
2 非文字書の時代-「書」を巡る「イコン」「シンボル」「インデックス」
3 「書」の独自性探求-文字性への回帰
4 「書」におけるパロールとエクリチュール
5 身体表現としての「書」

第1部 註釈・引用


第2部 「前衛書」が有する同時代性
-墨人会と同時代表現における共通点と差異を巡って

第1章 抽象表現主義―「前衛書」と同時代表現 その一
1 ハロルド・ローゼンバーグの「アクション・ペインティング」と「前衛書」について
2 ジャクソン・ポロックにおける「無意識」と井上有一「卒意の書」
3 クレメント・グリーンバーグの「絵画における『純粋性』」と「前衛書」
4 「抽象表現主義」と「前衛書」の異同について

第2章 アンフォルメル―「前衛書」と同時代表現 その二
1 ミシェル・タピエの「アンフォルメル」
2 ジョルジュ・マチウの作品と「前衛書」
3 日本における「アンフォルメル」の受容
4 「アンフォルメル」から「反芸術」へ

第3章 具体およびその他のムーブメント―「前衛書」と同時代表現 その三
1 現代美術懇談会」について
2 吉原治良と「具体美術協会」
3 「コブラ」とピエール・アレシンスキーによる『日本の書』

第2部 註釈・引用


第3部 「前衛書」のリポジショニングとその未来

第1章 総括:「前衛書」のリポジショニング
1 「抽象表現主義」「アクション・ペインティング」と前衛書
2 「アンフォルメル」「タシスム」「新エコール・ド・パリ」と前衛書
3 「具体美術協会」と前衛書
4 総括:前衛書のリポジショニング

第3部 註釈・引用


終章 「前衛書」から、「書」の未来へ
1 墨人会以後の「前衛書」
2 現代書の諸相
3 書の先へ
終章 註釈・引用
著者略歴
宮津大輔(ミヤヅダイスケ miyazudaisuke)
タイトルヨミ
カナ:ゲンダイビジュツシニオケルゼンエイショノリポジショニング
ローマ字:gendaibijutsushiniokeruzeneishonoripojishoningu

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もうすぐ発売(1週間以内)
講談社:山岸伸 歩りえこ 
一般社団法人高等教育開発研究所:出光直樹 宮本俊一 河村振一郎 
SBクリエイティブ:成田悠輔 
大誠社:嶋伏ろう 梅澤夏子 

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