( )
定価:2,640円(2,400円+税)
判型:A5
電子書籍をチェック
書店在庫をチェック
内容紹介
民間企業が自社の歴史や製品を展示・紹介する企業博物館は、どのような歩みをたどり、社会的な意義を担っているのか。取材とアンケートから実態を描き出し、技術継承や資料のアーカイブなどの役割と公立博物館との差異を明らかにし、その可能性を提言する。
目次
はじめに
第1章 企業博物館はどのような存在と考えられてきたか
1-1 なぜ企業博物館について考えるのか
1-2 企業博物館はどのように定義されてきたのか
1-3 企業博物館への疑問
1-4 企業博物館はいつごろ登場したのか
第2章 企業博物館の研究者たちの視線
2-1 「博物館」であることが期待された1980年代
2-2 CSR活動としての企業博物館
2-3 企業博物館で「宣伝」はしないのか
2-4 BtoB企業にとっては一般社会との接点
2-5 企業のアーカイブズとしての機能
2-6 自社の社員と事業に貢献する存在
2-7 企業博物館は新たな商品やサービスを生み出せるのか
2-8 企業博物館は「神殿」なのか
第3章 企業はなぜ企業博物館を作るのか
3-1 取材で見えてきた企業博物館の姿
3-2 一般向けの商品も扱う有名企業は何を見せてくれるのか
3-2-1 東芝未来科学館
3-2-2 ニコンミュージアム
3-2-3 シチズンミュージアム
3-2-4 ヤンマーミュージアム
3-3 重工業の企業博物館に特徴はあるのか
3-3-1 三菱みなとみらい技術館
3-3-2 三菱重工業長崎造船所史料館
3-3-3 カワサキワールド
3-3-4 i-muse(IHI History Museum)
3-4 一般消費者との関わりが少ない、機械部品や測定機器メーカーの企業博物館
3-4-1 長岡歯車資料館
3-4-2 ミツトヨ測定博物館
3-4-3 アルプスアルパイン未来工房
3-4-4 TDK歴史みらい館
3-5 消費者が直接買うことはないが、日常的に製品に接することがある企業
3-5-1 容器文化ミュージアム
3-5-2 印刷博物館
第4章 企業博物館とは何をするところなのか
4-1 企業博物館の詳細な機能がみえてきた
4-2 企業博物館は文化施設を目指しているのか
4-3 企業博物館は社会貢献活動なのだろうか?
4-4 企業博物館におけるPRとは何か
4-5 アーカイブズとしての企業博物館
4-6 社員の知識・スキル・意欲向上への活用
4-7 アイデア創出や技術開発のシーズになりうるか
4-8 企業博物館を使って社員が交流する意味
4-9 役割は変化する――企業博物館の汎用性
4-10 「未来」を扱う企業博物館
4-11 博物館であることの否定
第5章 企業博物館の全体像をつかむことはできるのか
5-1 企業博物館の悉皆調査は可能か
5-2 博物館として調査研究をおこなっているか
5-3 展示内容は「自社の歴史」がトップ
5-4 企業博物館は誰を対象としているのか――「顧客」がトップ
5-5 企業博物館にはどんな機能が期待されているのか
5-6 展示内容と期待される機能に有意な関係はあるのか
第6章 非公開の施設は企業博物館と呼べるのか
6-1 非公開施設の目的は何か
6-2 アンケートからみえた非公開施設
第7章 博覧会・見本市・展示会と企業博物館
7-1 見本市・PR施設・企業博物館
7-2 ディスプレイ業からみる博覧会と企業博物館
7-3 万博から企業博物館へという道筋はあったのか
7-4 1980年代の時代背景と企業博物館
7-5 企業博物館への視線を変えるとみえてくるもの
第8章 企業博物館とは何か
8-1 複数の機能と「博物館」との関係
8-2 アンビバレントな要素は共存する
8-3 企業博物館が博物館のモデルになる
8-4 企業博物館のこれからを考える
あとがき
第1章 企業博物館はどのような存在と考えられてきたか
1-1 なぜ企業博物館について考えるのか
1-2 企業博物館はどのように定義されてきたのか
1-3 企業博物館への疑問
1-4 企業博物館はいつごろ登場したのか
第2章 企業博物館の研究者たちの視線
2-1 「博物館」であることが期待された1980年代
2-2 CSR活動としての企業博物館
2-3 企業博物館で「宣伝」はしないのか
2-4 BtoB企業にとっては一般社会との接点
2-5 企業のアーカイブズとしての機能
2-6 自社の社員と事業に貢献する存在
2-7 企業博物館は新たな商品やサービスを生み出せるのか
2-8 企業博物館は「神殿」なのか
第3章 企業はなぜ企業博物館を作るのか
3-1 取材で見えてきた企業博物館の姿
3-2 一般向けの商品も扱う有名企業は何を見せてくれるのか
3-2-1 東芝未来科学館
3-2-2 ニコンミュージアム
3-2-3 シチズンミュージアム
3-2-4 ヤンマーミュージアム
3-3 重工業の企業博物館に特徴はあるのか
3-3-1 三菱みなとみらい技術館
3-3-2 三菱重工業長崎造船所史料館
3-3-3 カワサキワールド
3-3-4 i-muse(IHI History Museum)
3-4 一般消費者との関わりが少ない、機械部品や測定機器メーカーの企業博物館
3-4-1 長岡歯車資料館
3-4-2 ミツトヨ測定博物館
3-4-3 アルプスアルパイン未来工房
3-4-4 TDK歴史みらい館
3-5 消費者が直接買うことはないが、日常的に製品に接することがある企業
3-5-1 容器文化ミュージアム
3-5-2 印刷博物館
第4章 企業博物館とは何をするところなのか
4-1 企業博物館の詳細な機能がみえてきた
4-2 企業博物館は文化施設を目指しているのか
4-3 企業博物館は社会貢献活動なのだろうか?
4-4 企業博物館におけるPRとは何か
4-5 アーカイブズとしての企業博物館
4-6 社員の知識・スキル・意欲向上への活用
4-7 アイデア創出や技術開発のシーズになりうるか
4-8 企業博物館を使って社員が交流する意味
4-9 役割は変化する――企業博物館の汎用性
4-10 「未来」を扱う企業博物館
4-11 博物館であることの否定
第5章 企業博物館の全体像をつかむことはできるのか
5-1 企業博物館の悉皆調査は可能か
5-2 博物館として調査研究をおこなっているか
5-3 展示内容は「自社の歴史」がトップ
5-4 企業博物館は誰を対象としているのか――「顧客」がトップ
5-5 企業博物館にはどんな機能が期待されているのか
5-6 展示内容と期待される機能に有意な関係はあるのか
第6章 非公開の施設は企業博物館と呼べるのか
6-1 非公開施設の目的は何か
6-2 アンケートからみえた非公開施設
第7章 博覧会・見本市・展示会と企業博物館
7-1 見本市・PR施設・企業博物館
7-2 ディスプレイ業からみる博覧会と企業博物館
7-3 万博から企業博物館へという道筋はあったのか
7-4 1980年代の時代背景と企業博物館
7-5 企業博物館への視線を変えるとみえてくるもの
第8章 企業博物館とは何か
8-1 複数の機能と「博物館」との関係
8-2 アンビバレントな要素は共存する
8-3 企業博物館が博物館のモデルになる
8-4 企業博物館のこれからを考える
あとがき
著者略歴
古田 ゆかり(フルタ ユカリ furuta yukari)
1962年、神奈川県生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。科学技術コミュニケーター、科学技術コミュニケーション・プロデューサー、サイエンスライター、元北海道大学科学技術コミュニケーション教育研究部門特任准教授。専攻は博物館学、科学技術コミュニケーション。学部で化学を専攻し、科学、環境に関する執筆活動をおこなう。科学技術コミュニケーション活動グループ・サイエンスカクテル主宰。科学と社会に関わるイベントや学習プログラムを実践。科学館での社会的な活動や提案をおこなう。技術の活用や理解促進をテーマに企業博物館を多数取材。著書に『環境スペシャリストになるには』(ぺりかん社)、共著に『おはようからおやすみまでの科学』(筑摩書房)、『日本FOOD紀』(ダイヤモンド社)など。
タイトルヨミ
カナ:キギョウハクブツカントハナニカ
ローマ字:kigyouhakubutsukantohananika
※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。
もうすぐ発売(1週間以内)
近刊:ランダム
新着:ランダム(5日以内)
※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを利用しています。