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定価:3,300円(3,000円+税)
判型:A5
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内容紹介
コートの「中」と「外」という視点を軸に、地域のコミュニティ型のクラブ文化を問い直す。『「コートの外」より愛をこめ』も復刊して、クラブのマネジメントのハウツーでもなく、歴史でもなく、スポーツクラブの現代的な意義と今後の展望を明らかにする。
目次
まえがき 水上博司
第1部 スポーツクラブの社会学
序 章 「コートの中」と「コートの外」からスポーツクラブを問う 水上博司
1 市民スポーツクラブと社会学
2 本書の問い
3 日本スポーツ界の今日的課題
4 「コートの中」と「コートの外」とは
5 本書の独自性
6 本書の構成
第1章 「コートの外」空間におけるクラブワークをめぐる「ゆらぎ」――なぜ、総合型地域スポーツクラブの理念は必ずしも現実と一致しないのか 谷口勇一
1 総合型地域スポーツクラブの現在地
2 総合型クラブがもたらしたもの
3 総合型クラブでのクラブワークの実際
4 学校運動部活動とクラブワーク
5 クラブワークと総合型クラブのゆくえ
第2章 トライアスロンにみるスポーツ空間の「ゆとり」――市民スポーツ/地域スポーツはいかにして「スポーツになる」のか 浜田雄介
1 スポーツになっていない?
2 「皆生」の始まり
3 「皆生」の現在
4 「皆生」の「ゆとり」と体験
5 百八十五・一九五キロの果てに
第3章 「待つ」行為における「さぐり」――「共育」コーチングとして指導者に求められるのはどのような姿勢か 迫 俊道
1 スポーツと「待つ」行為
2 指導者にとっての「共育」
3 伝統芸能における身体所作の指導
4 伝統芸能における「さぐり」
5 スポーツにおける「待つ」行為の可能性
6 「共育」コーチングとして指導者に求められる姿勢
第4章 語らいと熟議がもたらす「つながり」――これからのミーティング空間に求められるのはどのようなコミュニケーションか 水上博司
1 コミュニケーションの民主化
2 チームワーク至上主義
3 語らい型コミュニケーション
4 熟議型コミュニケーション
5 「運動部文化」から「クラブ文化」へ
第2部 「コートの外」より愛をこめ[復刻]――スポーツ空間の人間学 荒井貞光
はじめに
第1章 スポーツ空間論の試み
1 遊びの理論とスポーツ
2 「コートの中」と「実社会」
3 「コートの外」の意味と意義
4 現代スポーツと「コートの外」
第2章 豊かなスポーツ空間の創造
1 タテマエの参加、ホンネの参加――スポーツの世界の社交論
2 チームかクラブか――スポーツ集団論の展開
3 チームワークからクラブワークへ――スポーツ・ネットワーキング
4 リーダーシップのバトンタッチ――ライフサイクル論の必要性
5 コーチ、マネージャー、オーナー――指導者の類型論
6 ゲームズマンシップとスポーツマンシップ――スポーツマン精神の再創造
あとがき 谷口勇一
第1部 スポーツクラブの社会学
序 章 「コートの中」と「コートの外」からスポーツクラブを問う 水上博司
1 市民スポーツクラブと社会学
2 本書の問い
3 日本スポーツ界の今日的課題
4 「コートの中」と「コートの外」とは
5 本書の独自性
6 本書の構成
第1章 「コートの外」空間におけるクラブワークをめぐる「ゆらぎ」――なぜ、総合型地域スポーツクラブの理念は必ずしも現実と一致しないのか 谷口勇一
1 総合型地域スポーツクラブの現在地
2 総合型クラブがもたらしたもの
3 総合型クラブでのクラブワークの実際
4 学校運動部活動とクラブワーク
5 クラブワークと総合型クラブのゆくえ
第2章 トライアスロンにみるスポーツ空間の「ゆとり」――市民スポーツ/地域スポーツはいかにして「スポーツになる」のか 浜田雄介
1 スポーツになっていない?
2 「皆生」の始まり
3 「皆生」の現在
4 「皆生」の「ゆとり」と体験
5 百八十五・一九五キロの果てに
第3章 「待つ」行為における「さぐり」――「共育」コーチングとして指導者に求められるのはどのような姿勢か 迫 俊道
1 スポーツと「待つ」行為
2 指導者にとっての「共育」
3 伝統芸能における身体所作の指導
4 伝統芸能における「さぐり」
5 スポーツにおける「待つ」行為の可能性
6 「共育」コーチングとして指導者に求められる姿勢
第4章 語らいと熟議がもたらす「つながり」――これからのミーティング空間に求められるのはどのようなコミュニケーションか 水上博司
1 コミュニケーションの民主化
2 チームワーク至上主義
3 語らい型コミュニケーション
4 熟議型コミュニケーション
5 「運動部文化」から「クラブ文化」へ
第2部 「コートの外」より愛をこめ[復刻]――スポーツ空間の人間学 荒井貞光
はじめに
第1章 スポーツ空間論の試み
1 遊びの理論とスポーツ
2 「コートの中」と「実社会」
3 「コートの外」の意味と意義
4 現代スポーツと「コートの外」
第2章 豊かなスポーツ空間の創造
1 タテマエの参加、ホンネの参加――スポーツの世界の社交論
2 チームかクラブか――スポーツ集団論の展開
3 チームワークからクラブワークへ――スポーツ・ネットワーキング
4 リーダーシップのバトンタッチ――ライフサイクル論の必要性
5 コーチ、マネージャー、オーナー――指導者の類型論
6 ゲームズマンシップとスポーツマンシップ――スポーツマン精神の再創造
あとがき 谷口勇一
著者略歴
水上 博司(ミズカミ ヒロシ mizukami hiroshi)
1965年、広島県生まれ。日本大学文理学部教授。専攻はスポーツ社会学。共編著に『スポーツ・コモンズ』(創文企画)、共著に『スポーツプロモーション論』(明和出版)、論文に「総合型地域スポーツクラブと情報ネットワーク支援NPOの関係性から形成された社会関係資本」(「体育学研究」第64巻第1号)など。
谷口 勇一(タニグチ ユウイチ taniguchi yuuichi)
1969年、宮崎県生まれ。大分大学教育学部教授。専攻はスポーツ社会学、体育社会学。共著に『変わりゆく日本のスポーツ』『福祉社会のアミューズメントとスポーツ』(ともに世界思想社)、論文に「部活動と総合型地域スポーツクラブの関係構築動向をめぐる批判的検討」(「体育学研究」第59巻第2号)など。
浜田 雄介(ハマダ ユウスケ hamada yuusuke)
1981年、広島県生まれ。京都産業大学現代社会学部講師。専攻はスポーツ社会学。共著に『〈際〉からの探究』(文眞堂)、『スポーツの「あたりまえ」を疑え!』(晃洋書房)、論文に「エンデュランススポーツの体験に関する一考察」(「スポーツ社会学研究」第21巻第1号)など。
迫 俊道(サコ トシミチ sako toshimichi)
1976年、広島県生まれ。大阪商業大学公共学部教授。専攻はスポーツ社会学、身体教育学。著書に『芸道におけるフロー体験』(溪水社)、共著に『フロー理論の展開』(世界思想社)、『〈際〉からの探究』(文眞堂)、論文に「芸道における身体教育の段階性に関する一考察」(「スポーツ社会学研究」第14巻)など。
荒井 貞光(アライ サダミツ arai sadamitsu)
1945年、神奈川県生まれ。専攻はスポーツ社会学。九州大学、広島大学、広島市立大学に奉職。2005年没。著書に『「コートの外」より愛をこめ』(遊戯社)、『クラブ文化が人を育てる』(大修館書店)、『ローテーション社会』(第一法規出版)、訳書に『リラックス』(ベースボール・マガジン社)など。
タイトルヨミ
カナ:スポーツクラブノシャカイガク
ローマ字:supootsukurabunoshakaigaku
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