近刊検索 デルタ

2021年8月5日発売

青弓社

出版社名ヨミ:セイキュウシャ

日本ローカル放送史

「放送のローカリティ」の理念と現実
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内容紹介
戦前のラジオ放送から戦後のテレビの登場、ローカルテレビ局の開局と系列化、地上デジタル放送の移行という歴史をローカル放送の制度・組織・番組という視点から検証して、放送のローカリティの理念と実態が乖離してきた実情を豊富な史料から明らかにする。
目次
はじめに

第1章 放送のローカリティへのアプローチ
 1 放送のローカリティとは何か
 2 放送のローカリティに関連した先行研究
 3 放送のローカリティをどのように問うのか

第2章 戦前・戦中期の放送のローカリティ
 1 ラジオ放送の開始――Ⅰ期(一九二二―二八年)
 2 地方局の誕生――Ⅱ期(一九二八―三四年)
 3 組織改正後から太平洋戦争勃発まで――Ⅲ期(一九三四―四一年)
 4 太平洋戦争期――Ⅳ期(一九四一―四五年)

第3章 日本型の放送のローカリティの形成
 1 放送の民主化とローカリティ――Ⅴ期(一九四五―五一年)
 2 ローカル放送の開局――Ⅵ期(一九五一―六〇年)

第4章 日本型の放送のローカリティの変容
 1 ローカル放送の拡大期――Ⅶ期(一九六〇―八六年)
 2 多メディア化――Ⅷ期(一九八六―二〇〇〇年)
 3 デジタル化――Ⅸ期(二〇〇〇―一一年)

第5章 県域免許をめぐる放送の従属と独立
 1 放送組織の地域的特徴
 2 テレビジョン免許をめぐる紛争の事例
 3 メディア集中化がみられた山形県の事例

第6章 制度・組織・番組
 1 制度からみた放送のローカリティ
 2 組織からみた放送のローカリティ
 3 番組からみた放送のローカリティ

第7章 三つの放送のローカリティ
 1 戦前・戦中期の三つの放送のローカリティ
 2 戦後の三つの放送のローカリティ
 3 放送のローカリティの変容過程

おわりに

あとがき
著者略歴
樋口 喜昭(ヒグチ ヨシアキ higuchi yoshiaki)
1971年、カナダ・エドモントン生まれ(宮城県仙台市出身)。早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程修了。博士(ジャーナリズム)。東海大学文化社会学部広報メディア学科特任教授、タルタルビジョン代表取締役。専攻は放送史、メディア技術、映像制作。論文に「初期のラジオ放送にみるローカリティの多面性」(「マス・コミュニケーション研究」第84号)、「日本における放送のローカリティ」(博士論文、早稲田大学大学院政治学研究科)など。
タイトルヨミ
カナ:ニホンローカルホウソウシ
ローマ字:nihonrookaruhousoushi

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