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2023年9月19日発売

青弓社

出版社名ヨミ:セイキュウシャ

がんばりすぎない!発達障害の子ども支援

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内容紹介
「じっとしていられなくて、大声を出したり、走り回ったりする」「いつもひとりぼっちでいる」「整理整頓が苦手」「文字の読み書き、計算が苦手」……。こうした特性をもつ発達障害の子どもに、周りの大人たちはどのように関わり、支援していけばいいのだろうか。

本書は、発達障害の特性や基本的な知識を押さえたうえで、保護者や教員などの周囲の大人が悩みがちなポイントや子ども自身の困りごと、安心できる環境づくりのヒントを、Q&Aも織り交ぜながらわかりやすく解説する。発達支援教室の代表として発達障害の子どもに長年接してきた著者の実体験から、うまくいったケースやつまずいたケースを多数紹介し、保護者や教員が抱く疑問に答えていく。

発達障害のネガティブな面ではなくいい面を見る習慣を身につけ、「ユーモア」と「ゆるさ」をもって子育てをしていくための知見を提供する、実践に役立つガイドブック。
目次
はじめに

第1章 子どもと関わる際に知っておきたいこと
 1 発達障害とは何か
  1―1 発達障害とは……
  1―2 心配する大人たち
  1―3 特性は変わることはあっても、なくならない
  1―4 幼児期は目立ったほうがいい
  1―5 本人が「困り感」を感じているか
 2 注意欠如・多動症(ADHD)
  2―1 ADHDの基本情報
  2―2 幼児期に多く見られる落ち着きのなさ
  2―3 大人になると目立ってくる不注意
  2―4 ADHDにどのように対応していくか
 3 自閉スペクトラム症(ASD)
  3―1 ASDの基本情報
  3―2 幼児期から見られる関わりづらさ
  3―3 学齢期以降になって生じる問題
  3―4 ASDにどのように対応していくか
 4 学習障害(LD)、発達性協調運動症(DCD)
  4―1 LDの基本情報
  4―2 LDにどのように対応していくか
  4―3 発達性協調運動症(DCD)の基本情報
  4―4 発達性協調運動症(DCD)にどのように対応していくか
 5 発達障害いろいろ
  5―1 発達障害は重複しやすい
  5―2 発達障害での男女の差
  5―3 発達障害は増えている?

第2章 子育てで大切なことをエピソードから学ぶ
 1 まずは共感し、そのあとに必要なサポートをおこなう
 2 どんなときも子どもを否定しない
 3 やらないほうがいいことははっきりしている
 4 守るだけでは子どもは育たない
 5 ゼロか百ではないアプローチをおこなう
 6 子どものことを本当にわかっていますか?
 7 ネガティブな行動には反応しすぎない
 8 相手に合わせる力は育つのか
 9 「イメージする力」が育てば、子どもはぐんと伸びる
 10 子どもに合うことをすれば伸びる
 11 父親も変わらなければならない
 12 ユーモアのセンスを大切にする

第3章 子ども自身の悩みに答える
 1 感覚・身体
  Q1 人から触れられることが苦手
  Q2 音や音楽に過敏に反応する
  Q3 こだわりが強い
  Q4 姿勢が崩れる
  Q5 手先が不器用
 2 情緒・行動
  Q6 多動や衝動性が見られる
  Q7 不安傾向が強い
  Q8 パニックを頻繁に起こす
  Q9 すぐにちょっかいを出す
  Q10 過度のマイペース
  Q11 勝ち負けにこだわる
  Q12 何でも拒否する
  Q13 全般的に行動が遅い
 3 対人・コミュニケーション
  Q14 コミュニケーションが苦手
  Q15 思ったことをすぐに口にしてしまう
  Q16 いつも一人でいる
  Q17 相手との距離感をうまくつかめない
 4 生活・学習
  Q18 片づけが苦手
  Q19 スマホやゲームに依存する
  Q20 興味がなかなか広がらない
  Q21 文字を読むのが難しい
  Q22 文字を書くことが難しい
  Q23 算数の基礎が身についていない
  Q24 文章読解が苦手
  Q25 作文や読書感想文が苦手

第4章 子どもを取り巻く環境について答える
 1 家族や保護者のこと
  Q1 障害受容が難しい
  Q2 きょうだいへの配慮
  Q3 褒め方がわからない
  Q4 勉強ばかりさせる
  Q5 思春期の親の接し方は
 2 学校や幼稚園のこと
  Q6 就学に関する不安がある
  Q7 学校教育の課題は
  Q8 教師との付き合い方は
  Q9 不登園になり心配(幼稚園)
  Q10 不登校になり心配(小学校)
  Q11 不登校になり心配(中学校以降)
  Q12 小学生の子育ては
  Q13 高校進学に悩んでいる
  Q14 大学進学に悩んでいる
 3 その他
  Q15 二次障害を予防するためには
  Q16 知能検査をどう考えるか
  Q17 いじめをどう考えるか
  Q18 服薬をどうするか

第5章 いろいろな子どもから学ぶ――発達障害の事例
 1 人とのやりとりが成立しにくい発達障害のAちゃん(幼稚園・年中、女児)
 2 他者視点が弱く、意図せず人を傷つけてしまう発達障害のBくん(小四、通常学級、男子)
 3 発達障害の特性が随所に見られる不登校のCくん(中一、通常学級、男子)
 4 不安傾向が強く、人への恐怖心がある不登校傾向のDくん(中二、通常学級、男子)
 5 自己肯定感が低く、学校生活がうまくいかないEさん(高二、女子)
 6 人に話をするのが好きで、マニアックなタイプのFくん(高三、男子)

引用・参考文献
著者略歴
加藤 博之(カトウ ヒロユキ katou hiroyuki)
筑波大学大学院教育研究科カウンセリング専攻修了。学校心理士、ガイダンスカウンセラー、日本音楽療法学会認定音楽療法士、リハビリテーション修士。小学校、特別支援学校、昭和音楽大学の教員を経て、発達支援教室ビリーブ代表、文教大学非常勤講師、立正大学非常勤講師。著書に『子どもの豊かな世界と音楽療法――障害児の遊び&コミュニケーション』『子どもの世界をよみとく音楽療法――特別支援教育の発達的視点を踏まえて』『〈特別支援教育〉学びと育ちのサポートワーク』第1-8巻、『親も教師も悩み解決!こんなときどうする?発達が気になる子への指導・支援Q&A100』(いずれも明治図書出版)、共著に『音楽療法士になろう!』『障がい児の子育てサポート法』(ともに青弓社)など。発達支援教室ビリーブ(http://www.believe-kids.com/)。
タイトルヨミ
カナ:ガンバリスギナイ ハッタツショウガイノコドモシエン
ローマ字:ganbarisuginai hattatsushougainokodomoshien

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