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定価:6,600円(6,000円+税)
判型:A5
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内容紹介
数百年間イギリスの植民地支配下にあったインドで宗教歌謡が生活に息づき、人々が自国の音楽に関心を寄せ続ける背景は何か。現地調査をもとに音楽界や芸能と社会の関係を考察した民族音楽的研究と南アジア地域研究の成果を貴重な写真・図版とともに提示する。
目次
凡例
はじめに――賛歌の「価値」を南インドの文脈で捉え直す
第1部 南インドの「賛歌の伝統」概説
第1章 ナーマ・シッダーンタ――神の御名の教え
1 思想的側面
2 「賛歌を歌う者」バーガヴァタル
3 「賛歌の体系」(バジャナ・パッダティ)
4 様々な賛歌の実践機会
5 音楽的側面
第2部 インドの楽聖の系譜――「賛歌の伝統」のレパートリーを中心に
第2章 バクティ運動期――十二世紀―十七世紀
1 バクティ運動と賛歌群の形成
2 ベンガル地方の詩聖ジャヤデーヴァ
3 ターッラパーカ詩人アンナマーチャーリヤ
4 マハーラーシュトラ地方の宗教詩人
第3章 タンジャーヴール・マラーター時代――一六七四―一八五五年
1 タンジャーヴール・マラーター時代概説
2 ナーマ・シッダーンタ派の「賛歌のグル」
3 楽聖ナーラーヤナ・ティールタ
4 楽聖ティヤーガラージャ
5 サットグルスワーミ
6 そのほかの楽聖の賛歌と「賛歌のグル」をめぐる議論
第3部 近現代南インドの音楽界と賛歌
第4章 イギリス統治期――十九世紀中期―二十世紀中期
1 非バラモン階層の台頭と「ドラヴィダ民族運動」
2 イギリス統治期での音楽界の変化
3 イギリス統治期マドラスでの賛歌の実践
4 タミル・ナショナリズムと音楽界
第5章 独立インド時代――独立以降―一九八〇年代
1 「インド伝統文化」へのまなざし
2 バーガヴァタルの集団化
3 プドゥコーッタイ・ゴーパーラクリシュナ・バーガヴァタル
4 ハリダース・ギリ
5 クリシュナプレーミ・スワーミ
第6章 一九九〇年代以降の変化
1 「文化資源化」する賛歌
2 マラーティー・キールタンの包摂
おわりに
参考文献一覧
あとがき
事項索引
人名索引
はじめに――賛歌の「価値」を南インドの文脈で捉え直す
第1部 南インドの「賛歌の伝統」概説
第1章 ナーマ・シッダーンタ――神の御名の教え
1 思想的側面
2 「賛歌を歌う者」バーガヴァタル
3 「賛歌の体系」(バジャナ・パッダティ)
4 様々な賛歌の実践機会
5 音楽的側面
第2部 インドの楽聖の系譜――「賛歌の伝統」のレパートリーを中心に
第2章 バクティ運動期――十二世紀―十七世紀
1 バクティ運動と賛歌群の形成
2 ベンガル地方の詩聖ジャヤデーヴァ
3 ターッラパーカ詩人アンナマーチャーリヤ
4 マハーラーシュトラ地方の宗教詩人
第3章 タンジャーヴール・マラーター時代――一六七四―一八五五年
1 タンジャーヴール・マラーター時代概説
2 ナーマ・シッダーンタ派の「賛歌のグル」
3 楽聖ナーラーヤナ・ティールタ
4 楽聖ティヤーガラージャ
5 サットグルスワーミ
6 そのほかの楽聖の賛歌と「賛歌のグル」をめぐる議論
第3部 近現代南インドの音楽界と賛歌
第4章 イギリス統治期――十九世紀中期―二十世紀中期
1 非バラモン階層の台頭と「ドラヴィダ民族運動」
2 イギリス統治期での音楽界の変化
3 イギリス統治期マドラスでの賛歌の実践
4 タミル・ナショナリズムと音楽界
第5章 独立インド時代――独立以降―一九八〇年代
1 「インド伝統文化」へのまなざし
2 バーガヴァタルの集団化
3 プドゥコーッタイ・ゴーパーラクリシュナ・バーガヴァタル
4 ハリダース・ギリ
5 クリシュナプレーミ・スワーミ
第6章 一九九〇年代以降の変化
1 「文化資源化」する賛歌
2 マラーティー・キールタンの包摂
おわりに
参考文献一覧
あとがき
事項索引
人名索引
著者略歴
小尾 淳(オビ ジュン obi jun)
1973年、東京都生まれ。大東文化大学大学院アジア地域研究科博士課程後期課程修了。大東文化大学国際関係学部助教。専攻はアジア地域研究(南アジア)、宗教・文化。論文に「タンジャーヴールの宗教芸能バジャナ・サンプラダーヤの変容――楽曲レパートリーに着目して」(大東文化大学博士論文)、「「芸能」の担い手としての南インドのバラモン階層――独立期の社会的変化に焦点をあてて」(「大東文化大学紀要 人文科学」第57号)など。
タイトルヨミ
カナ:キンゲンダイミナミインドノバラモントサンカ
ローマ字:kingendaiminamiindonobaramontosanka
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