近刊検索 デルタ

2020年8月27日発売

青弓社

出版社名ヨミ:セイキュウシャ

近代日本のジャズセンセーション

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内容紹介
大正末期から戦前・戦中に、ジャズが若者を中心に一大センセーションを巻き起こした。その熱狂の理由は何だったのか。多くの史料を渉猟して、自由でモダンな空気を当時の人々にもたらし、多様な文化に多大な影響を与えた受容のインパクトに光を当てる。
目次
序 章 日本人とジャズとの関係
 1 これまでの日本ジャズ史とその問題点
 2 現在と違う「ジャズ」
 3 本書の構成
 4 明治・大正期の音楽史――西洋音楽の受容と流行歌

第1章 アメリカからのジャズ流入
 1 外国人演芸一座、外国人の音楽会でのジャズ
 2 外国喜劇映画とジャズ

第2章 社交ダンスとジャズ
 1 社交ダンスの流行とジャズ
 2 ダンスミュージックとしてのジャズ
 3 ジャズはどう紹介されたか 

第3章 楽器からみるジャズ 
 1 ジャズ楽器の存在
 2 東京ジヤヅバンド

第4章 一九二〇年代の娯楽文化とジャズ
 1 映画のジャズ
 2 日本のショーとジャズ
 3 新聞・雑誌小説に見るジャズ
 4 ラジオとジャズ

第5章 ジャズの定着――モダンの象徴としてのジャズ
 1 落語でのジャズの利用
 2 建築・絵画・広告でのジャズの利用
 3 「モダン」の象徴――ジャズ

第6章 一九三〇年代の娯楽文化とジャズ
 1 一九三〇年代の音楽文化
 2 娯楽文化に展開されたジャズ
 3 一九三〇年代のラジオでのジャズ事情

第7章 戦時下のジャズ――スイングの隆盛
 1 一九三〇年代の映画とジャズ
 2 戦時下のレコード事情
 3 アトラクションでのジャズ
 4 ジャズを締め出すことはできたか
 5 ジャズから見える大衆思想

終 章 戦後の展開と日本のジャズ受容
 1 ジャズは誰が聴いていたのか――若者の音楽ジャズ
 2 なぜ若者の間でジャズが流行したか
 3 戦後の展開――ジャズのその後

あとがき
著者略歴
青木 学(アオキ マナブ aoki manabu)
1984年、埼玉県生まれ。2016年、日本大学大学院文学研究科日本史専攻博士後期課程修了。博士(文学)。現在、日本大学文理学部史学科助手。専攻は日本史、文化史、音楽史。論文に「学生新聞にみるジャズの認知について」(「研究紀要」第87号)、「大正期における「ジャズ」事情――なぜ低級と呼ばれたか」(「史叢」第91号)など。
タイトルヨミ
カナ:キンダイニホンノジャズセンセーション
ローマ字:kindainihonnojazusenseeshon

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