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定価:6,380円(5,800円+税)
判型:A5変形
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内容紹介
◆グローバル・ガバナンスのために抵触法(国際私法)が果たすべき役割を、文化財の不正取引を素材に考察◆
盗取や不法輸出された外国文化財の返還請求訴訟等での抵触法上の障壁の妥当性を再考し、現代社会における抵触法の機能・目的論に新たな視座を与える待望の書!
盗取や不法輸出された外国文化財の返還請求訴訟等での抵触法上の障壁の妥当性を再考し、現代社会における抵触法の機能・目的論に新たな視座を与える待望の書!
目次
『文化財の不正取引と抵触法』
加藤紫帆(東京大学社会科学研究所准教授)著
【目 次】
・はしがき
◇ 問題の所在
◆第I部◆ 文化財の不正流通規制
◆第1章 各国国内法
第1節 発掘に関する規制
一 国有財産とする法制度
1 エジプト/2 ペルー/3 メキシコ/4 トルコ/5 イタリア
二 私的所有を原則とする法制度―我が国を例として
第2節 譲渡に関する規制
一 私法上の譲渡規制を行う法制度
1 国有財産に関する規制/2 私有財産に関する規制
二 私法上の自由処分を尊重する法制度―我が国を例として
第3節 輸出に関する規制
一 輸出規制を行う法制度
1 自動的没収/2 行政官庁による手続を経た没収
二 輸出規制を行わない法制度―我が国を例として
第4節 小 括
◆第2章 国際的な枠組み
第1節 国際レベルでの枠組み
一 ユネスコ条約(1970年)
1 条約の成立に至る経緯/2 条約の構造/3 国内執行状況/4 学説上の議論/5 小括
二 ユニドロワ条約(1995年)
1 条約の成立に至る経緯/2 条約の構造/3 評価/4 小括
三 ユネスコ及びユニドロワのモデル条項(2011年)
1 モデル条項の作成に至る経緯/2 モデル条項の内容/3 学説上の若干の議論―小括として
第2節 EUにおける枠組み
一 背景
二 EU規則
三 EU指令
1 中心的な規定/2 2014年改正/3 小括
第3節 小 括
◇ 第I部の議論の位置づけ(第I部小括)
1 第I部における議論の整理/2 学説上の議論
◆第Ⅱ部◆ 抵 触 法
◆第3章 各国の裁判例・立法・学説
第1節 返還請求が問題となる場合
一 返還請求一般に関する問題
1 裁判例/2 抵触法規則・学説
二 外国国家等による返還請求に固有の問題
1 裁判例/2 学説
第2節 返還請求以外の請求が問題となる場合
一 裁判例
二 抵触法規則・学説
1 抵触法規則/2 学説
三 小 括
第3節 小 括
◆第4章 検 討
第1節 グローバル・ガバナンスのための抵触法
一 抵触法の新たな機能を巡る議論
1 Robert Waiの見解/2 Alex Millsの見解/3 Horatia Muir Wattの見解/4 Ralf Michaelsの見解/5 小 括
二 考 察
1 グローバル・ガバナンスのための抵触法/2 普遍主義的観点の位置付け/3 抵触法における実質法的価値・政策の位置付け/4 小 括
第2節 文化財の不正取引に対する抵触法的対応
一 抵触法における文化財の位置付け
1 文化財の特徴/2 抵触法上の取り扱い/3 小 括
二 抵触法における具体的処理方法―我が国法秩序を例として
1 文化財の返還請求における法適用/2 外国国家等による返還請求の許容性/3 外国の文化財不正流通規制の効力
第3節 小 括
◇ 結 語
加藤紫帆(東京大学社会科学研究所准教授)著
【目 次】
・はしがき
◇ 問題の所在
◆第I部◆ 文化財の不正流通規制
◆第1章 各国国内法
第1節 発掘に関する規制
一 国有財産とする法制度
1 エジプト/2 ペルー/3 メキシコ/4 トルコ/5 イタリア
二 私的所有を原則とする法制度―我が国を例として
第2節 譲渡に関する規制
一 私法上の譲渡規制を行う法制度
1 国有財産に関する規制/2 私有財産に関する規制
二 私法上の自由処分を尊重する法制度―我が国を例として
第3節 輸出に関する規制
一 輸出規制を行う法制度
1 自動的没収/2 行政官庁による手続を経た没収
二 輸出規制を行わない法制度―我が国を例として
第4節 小 括
◆第2章 国際的な枠組み
第1節 国際レベルでの枠組み
一 ユネスコ条約(1970年)
1 条約の成立に至る経緯/2 条約の構造/3 国内執行状況/4 学説上の議論/5 小括
二 ユニドロワ条約(1995年)
1 条約の成立に至る経緯/2 条約の構造/3 評価/4 小括
三 ユネスコ及びユニドロワのモデル条項(2011年)
1 モデル条項の作成に至る経緯/2 モデル条項の内容/3 学説上の若干の議論―小括として
第2節 EUにおける枠組み
一 背景
二 EU規則
三 EU指令
1 中心的な規定/2 2014年改正/3 小括
第3節 小 括
◇ 第I部の議論の位置づけ(第I部小括)
1 第I部における議論の整理/2 学説上の議論
◆第Ⅱ部◆ 抵 触 法
◆第3章 各国の裁判例・立法・学説
第1節 返還請求が問題となる場合
一 返還請求一般に関する問題
1 裁判例/2 抵触法規則・学説
二 外国国家等による返還請求に固有の問題
1 裁判例/2 学説
第2節 返還請求以外の請求が問題となる場合
一 裁判例
二 抵触法規則・学説
1 抵触法規則/2 学説
三 小 括
第3節 小 括
◆第4章 検 討
第1節 グローバル・ガバナンスのための抵触法
一 抵触法の新たな機能を巡る議論
1 Robert Waiの見解/2 Alex Millsの見解/3 Horatia Muir Wattの見解/4 Ralf Michaelsの見解/5 小 括
二 考 察
1 グローバル・ガバナンスのための抵触法/2 普遍主義的観点の位置付け/3 抵触法における実質法的価値・政策の位置付け/4 小 括
第2節 文化財の不正取引に対する抵触法的対応
一 抵触法における文化財の位置付け
1 文化財の特徴/2 抵触法上の取り扱い/3 小 括
二 抵触法における具体的処理方法―我が国法秩序を例として
1 文化財の返還請求における法適用/2 外国国家等による返還請求の許容性/3 外国の文化財不正流通規制の効力
第3節 小 括
◇ 結 語
著者略歴
加藤 紫帆(カトウ シホ katou shiho)
東京大学社会科学研究所准教授
タイトルヨミ
カナ:ブンカザイノフセイトリヒキトテイショクホウ
ローマ字:bunkazainofuseitorihikitoteishokuhou
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