近刊検索 デルタ

2022年7月14日発売

九州大学出版会

出版社名ヨミ:キュウシュウダイガクシュッパンカイ

「民」を重んじた思想家 神田孝平

異色の官僚が構想した、もう一つの明治日本
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内容紹介
幕末から明治初期にかけて思想家・官僚として活躍し、大久保利通や木戸孝充にも注目されながら、いまや忘れられた人物となりつつある神田孝平。彼は民衆を「愚民」と捉える当時の思想とは一線を画し、彼らを政治・経済の担い手と位置づけた。官僚、思想家としての活動に焦点を当て、彼の埋もれた業績を掘り起こし、その歴史的・現代的意義を明らかにする。  
目次
序 章 明治初期の思想史研究における神田孝平の位置づけ
第一章 神田孝平の経歴 ―出自と修学過程を中心にー
第二章 神田孝平における「人民」
第三章 『農商弁』における「商」の「利」 ―税制改革論を中心に―
第四章 幕末・明治初期の政治情勢と神田孝平の政治思想
第五章 明治初期における神田孝平の税制・財政改革案
第六章 神田孝平の兵庫県政 ―地方制度改革と「民会」開設を中心に―
第七章 神田孝平「貨幣四録」の執筆・公表の目的
第八章 木戸孝允と神田孝平における「官」と「民(みん)」
     ―新聞とのかかわりと政治観とを中心に―
終 章 神田孝平が描いた明治日本
著者略歴
南森 茂太(ミナミモリ シゲタ minamimori shigeta)
長崎大学経済学部准教授 1977年 奈良県宇陀郡(現宇陀市)生まれ 2014年 関西学院大学経済学研究科博士課程後期課程修了 2017年より現職 著書:『今と昔の長崎に遊ぶ』(共著、九州大学出版会、2021年)
タイトルヨミ
カナ:ミンヲオモンジタシソウカ カンダタカヒラ
ローマ字:minoomonjitashisouka kandatakahira

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