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2019年12月18日発売

スタイルノート

出版社名ヨミ:スタイルノート

新しい打楽器メソード

ストロークをシステム化する
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内容紹介
打楽器をスティックやマレットなどのバチ類で演奏する際の打撃(ストローク)に注目し、オリジナルの方法で簡単で正確に素早く、また多彩な音色でストロークができるようになるための方法と理論が紹介されている。吹奏楽やオーケストラ、あるいはバンドなどで打楽器を担当する人の基礎練習は、スネアドラムスティックを用いて行うことが古くから一般的。そうしたスティックやマレットなどいわゆるバチを使って叩く打楽器は昨今、多種多様となり複数の打楽器を同時に演奏することも珍しくなくなった。そのため汎用性のあるストロークテクニックが要求されるようになっている。本書では、著者が研究のすえに見つけ出した新たな手法によって、バチ類で演奏するあらゆる打楽器演奏に活用できるストローク方法を紹介。この方法は短時間で習得でき、子どもや中高生から音大生、プロまであらゆる人が活用できる。豊富なイラストや写真、図などでわかりやすく紹介。内外の著名な打楽器奏者にもこの理論の実証性を確認してもらっている。新時代の打楽器奏法の新たな定番書。
目次
■00ストロークとは

第一部:ストロークの現状を見つめる
■01打楽器を演奏するとはなにか
  音色の重要性
  打楽器演奏で陥りやすいこと
  簡単に音が出せないしくみとアカデミズム
  打楽器はなぜ理解されない?
  打楽器奏者でも理解できない教え
  打楽器の広い音色世界
■02バチとグリップ
  効率的なバチの動きとは?
  グリップの定義
  支点とエンジンを理解する
  支点とエンジンを担うのはどこか?
  3つのグリップ
■03触れて感じ、演奏する
  どこで持ちどこでストロークする?
  「バチで打面を打つ」という特殊性
  触覚で感じ取る演奏
■04音色変化は指から始まる
  発音すること
  音色コントロール
  バチをどう触れさせる?
  アタックを変える条件
コラム:「音色の幅」とはなにか

第二部:ストロークシステムを考える
■05支点確保と快適なストローク
  母指球を意識する
  支点とエンジンの機能は両立できない?
  支点の力バランスを考える
■06テノデーシスとベーシックストローク
  テノデーシスの基本
  テノデーシスからストロークを生成する
  テノデーシスを理解し身体に自然な奏法を手に入れる
■07打感とリバウンド
  打感とはいったい何?
  1本の指で変わるストローク
  リバウンドの正体を探る
  プレイヤーズ・リバウンド
  PRと快適なストローク
  打感のふしぎ
■08指の形
  指の形を研究する
  指の形と演奏の法則性
  PRコントロール
■09ストロークの生成と分類
  ストロークの分類法
  ストロークの生成
  シングルストローク
  ダブルストローク
  バズストローク
  先行動作をグラデーション変化させる
  指の先行動作と演奏の法則性
  指導実践の例
コラム:無意識のグー
■10手首の回転
  手首の回転がもたらす影響
  手首の回転とは
  手首の回転と音色変化のメカニズムを知る
  なぜ無意識に手首を回転させるのか?
  手首の回転とどう付き合う?
  ドラムのセッティングと手首の回転
  セッティングと手順を考える
  よりダイナミックな表現へ
コラム:グリップ論番外編
■11ストロークシステムを導き出す
  自由な過程
  シンプルなメソードへ

第三部:ストロークシステムを実践する
■12ティンパニ演奏の状況
  技術的な状況とテクニック
  音楽的な状況とテクニック
  圧のコントロール
  マレットの横移動と手首の回転
  おわりに
コラム:竹マレットは繊細な宇宙
■13フレーズトレーニング
  トレーニングのポイント
  3つのストローク
  コンビネーションによるフレーズトレーニング
  さまざまなリズムとアタック
  実践的なフレーズコントロールに向けて
  グー、パー、ニュートラルをオノマトペにする
コラム:スピードストロークと音色表現
■今後の研究に向けて
  打楽器の音色変化のメカニズムに迫る
  「指先から全身へ」という新たな流れ
  自分が直接感じたものが尊い
著者略歴
深町 浩司(フカマチ コウジ fukamachi kouji)
打楽器奏者。1965年生まれ。長野県菅平高原の自然のなかで幼少期を過ごす。 上田染谷丘高等学校を経て武蔵野音楽大学卒業。打楽器全般を塚田靖氏に、ティンパニをライナー・ゼーガース氏に師事。大学在学中より東京吹奏楽団打楽器奏者として活動するほか、パーカッショングループ72の公演に参加し打楽器作品の初演にも携わった。またサイトウ・キネン・オーケストラのメンバーとしてこれまでに3回の海外ツアーを含む数多くの公演に携わるほか、東京・春・音楽祭、水戸室内管弦楽団、バイエルン国立歌劇場管弦楽団、ロッテルダムフィル、マレーシアフィルなど、国内外の音楽祭や公演に出演している。小澤征爾音楽塾でたびたび後進の指導にあたるほか、2008年からは愛知県立芸術大学で教鞭を執る。現在、同大学音楽学部および大学院音楽研究科教授。
タイトルヨミ
カナ:アタラシイダガッキメソード
ローマ字:atarashiidagakkimesoodo

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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