近刊検索 デルタ

2014年4月25日発売

太郎次郎社エディタス

出版社名ヨミ:タロウジロウシャエディタス

これでわかったビットコイン

生きのこる通貨の条件
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内容紹介
欠陥通貨? それともイノベーション?
2013年後半から相場の急騰で注目を集め、大手取引所の破綻後もホットな開発の話題が続くビットコイン。その将来はどこに向かうのか。
国の管理を超える大きな可能性から、その広がりが招く意外な陥穽まで、デジタル通貨の専門家が答える。

【入門編】ゼロからでも大丈夫。まずはよくある疑問から。
【使い方編】ビットコインが国境をとび越えるワケ
【そもそも編】通貨の革命か、危険な投資商品か、それとも…?
【しくみ編】取引を支える技術を徹底解説。このシステムの弱点は?
目次
【入門編】
◎だれが発行しているの?
 ●一人ひとりが発行する
 ●みんなで確かめあう
 ●上限は合計で約2100 万BTC
◎値段の上下はどうやって決まるの?
 ●市場原理で決まる
 ●値段が上がる要因
 ●値段が下がる要因
◎突然使えなくならないの?
 ●政府が止める可能性
 ●ソフトウェアの開発元・配給元が止める可能性
◎どうして広まってきたの? これからは?
 ●開発コミュニティの努力
 ●従来の通貨への信用のゆらぎ
 ●これからさらに広まるのか、衰退するのか
◎いま始めないと損?
 ●始めないと損だと思う人、もう遅いと思う人
 ●大きく構えよう

【使い方編】
◎BTC はどうやって入手する?
 ●分けてもらおう
 ●取引所で購入する
 ●物理コインは本物?
◎《マイナー》(採掘アプリ) で参加する
 ●《マイニングプール》(集団採掘場)
 ●《マイニングプール》に潜む「危うさ」
◎《ウォレット》(財布アプリ) で使う
 ●《アドレス》(公開鍵) : 持ち主や送り先の識別番号
 ● BTC での送金の仕方
 ●取引の承認
 ●《アドレス》を打ち間違えたら?
 ●《プライベートキー》(秘密鍵)=BTC を使うための鍵
 ●匿名性はどうなった?
 ●《プライベートキー》はどう保管する?
◎お釣り・両替はどうやっている?
 ●取引の「入出力」
◎匿名? 追跡可能?
 ●追跡することで何がわかるか
 ●捜査当局は何をすべきか
◎ビットコインが盗まれたら?
 ●匿名性は幻想
 ●詐欺、誤操作のあったときは?
 ●無くしたり盗まれたりしたら?
◎取引に消費税や印紙税はかからない?
 ●国の決まりに従う
 ●日本ではどうするのか
◎ビットコインで商取引のかたちが変わる?
 ●オンライン決済の導入は容易に
 ●日常の買い物は変わらないかも
 ●送金が、より簡単で当たり前になる
 ●グローバル化は進行する
◎これから大きくバージョンが変わったりしないの?
 ●バージョンの変わり方
 ●どう変わるか・どう変えるのがよいか
 ●ビットコインの「亜種」の存在

【そもそも編】
◎「貨幣」はすべて仮想のもの
 ●「仮想通貨」という言葉のおかしさ
 ●「リアルマネー」はリアルではない
◎「貨幣」はどのようにして生まれるか
 ●なぜ貨幣は使えるのか
 ●なんだって貨幣になれる
 ●巨石が貨幣になるしくみ
◎国や銀行以外が貨幣を発行していいの?
 ●いいんです
 ●ビットコインは地域通貨みたいなものか→違います
◎ビットコインでは、なぜ発行量を決めているのか
 ●インフレ撲滅への強い意思
 ●でもインフレって悪いこと?
 ●貨幣はすべての商品の王さま→ その王さまはハダカだ
◎85 人= 35 億人?! 「貨幣」自体の構造的欠陥
 ●貨幣が生み出す強烈な格差
 ●貨幣のグローバルな流動性はどこに何を運ぶ?
◎貨幣は「信用」をどこまで表現しているか
 ●貨幣は信用の代替物
 ●信用の氷山モデル

【しくみ編】
◎基礎技術「ハッシュ値」
 ●大きなデータをあつかいやすくする工夫
 ●ハッシュ関数とその種類
◎デジタル署名とその使われ方
 ●デジタル署名とは何か
 ● BTC 取引とデジタル署名
 ●二重消費とは何か
 ●ブロックチェインに〝正しい取引〟を埋めこむ
◎《マイニング》は何を保証するしくみ?
 ●《マイニング》の正体は「くじ引き」
 ●《マイニング》は何を難しくするか
◎コインが誕生するしくみ
 ●《マイニング》の報酬としてのBTC
 ●減っていく報酬
 ●巨石貨幣との類似点と相違点
◎システムに欠陥は?
 ●貨幣のかたちを360 度変え、欠陥を引き継ぐ
 ●ビットコインに対して可能な攻撃
 ●最大の欠陥? — 世界から切り離されると使えない

参考資料
著者略歴
斉藤 賢爾(さいとう けんじ さいとう けんじ)
1964年生まれ。「インターネットと社会」の研究者。 日立ソフト(現 日立ソリューションズ)などにエンジニアとして勤めたのち、2000年より慶應義塾大学SFCへ。2003年、地域通貨「WATシステム」をP2Pデジタル通貨として電子化し、2006年、博士論文「i-WAT:インターネット・ワットシステム─信用を維持し、ピア間のバータ取引を容易にするアーキテクチャ」を発表。 現在は「人間不在とならないデジタル通貨」の開発と実用化がおもな研究テーマ。 慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。一般社団法人アカデミーキャンプ代表理事。 一般向けの著書に『不思議の国のNEO──未来を変えたお金の話』(太郎次郎社エディタス)がある。
タイトルヨミ
カナ:コレデワカッタビットコイン
ローマ字:koredewakattabittokoin

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