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2022年6月28日発売

名古屋大学出版会

出版社名ヨミ:ナゴヤダイガクシュッパンカイ

宇宙開発をみんなで議論しよう

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内容紹介
有人宇宙探査の新たな計画、商業化、軍事化、新興国の台頭……近年、宇宙開発は大きく転換しつつある。市民がそこに関わる必要性をわかりやすく説き、そのための基礎知識や科学技術コミュニケーションの手法、議論のスキルを提供する初めての本。
目次
 はじめに

第I部 なぜ宇宙開発をみんなで議論しなくてはいけないのか
  1 宇宙開発への市民参加の必要性
  2 宇宙開発とその動向
  3 宇宙開発への市民参加の現状
  4 宇宙開発の特徴
    コラム 宇宙開発のための国内外のルール

第II部 宇宙開発をめぐる4つの対論
  対論型サイエンスカフェの開発と実践
  議論その1 有人月探査とロマン
    コラム 宇宙科学・探査
  議論その2 宇宙の資源開発
    コラム 宇宙ビジネス
  議論その3 宇宙技術のデュアルユース
    コラム 宇宙の軍事利用と安全保障
  議論その4 宇宙ゴミ(スペースデブリ)
    コラム 宇宙環境問題
  ファシリテーターからのふりかえり

第III部 宇宙開発の歴史と展望
  はじめに
  1 世界における宇宙開発の歴史
  2 日本における宇宙開発の歴史
  3 宇宙開発に関する国際規範の形成
  4 これからの宇宙開発の展望

第IV部 宇宙開発の意義
  はじめに
  1 宇宙開発の物質的価値
  2 宇宙開発の文化的価値
    コラム 宇宙SFの歴史と現在

第V部 宇宙開発の科学技術コミュニケ―ション
    ――現状・課題・ヒント
  はじめに
  1 科学技術と市民参加
  2 サイエンスカフェのヒント集
  3 宇宙開発と広報・科学コミュニケーション
  4 対論型サイエンスカフェで宇宙開発を扱うとき

第VI部 宇宙開発を議論するスキル
    ――合意形成に向けて
  はじめに
  1 とある対論型サイエンスカフェ後の懇親会にて
  2 クリティカル・シンキングとは
  3 協力的に議論する意義
  4 宇宙開発のロマンとクリティカル・シンキング
  5 宇宙資源開発とクリティカル・シンキング
  6 そもそもなぜクリティカル・シンキングなのか
  7 他の話題についても

 付録 宇宙開発を大学の授業で議論しよう

 あとがき
 索引
著者略歴
呉羽 真(クレハ マコト kureha makoto)
1983年生まれ 2011年 京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学 2014年 京都大学より博士(文学)取得 現 在 山口大学国際総合科学部講師 著書: 『宇宙倫理学』(共編、2018年、昭和堂) 『人類はなぜ宇宙へ行くのか』(共著、2019年、朝倉書店) 『人工知能と人間・社会』(共著、2020年、勁草書房)他
伊勢田 哲治(イセダ テツジ iseda tetsuji)
1968年生まれ 1999年 京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学 2001年 メリーランド大学よりPh.D.(philosophy)取得     名古屋大学大学院情報科学研究科准教授等を経て 現 在 京都大学大学院文学研究科教授 著書: 『動物からの倫理学入門』(2008年、名古屋大学出版会) 『科学技術をよく考える』(共編、2013年、名古屋大学出版会) 『宇宙倫理学』(共編、2018年、昭和堂)他
タイトルヨミ
カナ:ウチュウカイハツヲミンナデギロンシヨウ
ローマ字:uchuukaihatsuominnadegironshiyou

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