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2020年3月16日発売

めこん

ラオス競漕祭の文化誌

伝統とスポーツ化をめぐって
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内容紹介
ラオス・タイ・カンボジアなどで盛大に行なわれる競漕祭(ボートレース)をスポーツ人類学の面から研究した専門書。著者は長期間ラオスに滞在して数多くのレースを観察、関係者にインタビューを重ね、さらに往時の現地新聞を丹念に読み込んで、19世紀から今日に至るまでの「競漕祭」の変遷をまとめました。特に、ボートレースと儀礼の研究がユニークです。カラー口絵8ページに実際のレース風景、儀礼などを紹介。
目次
序章
1.競漕祭における「伝統」と「スポーツ」:本書の意義と目的 ----------------------
2.ヴィエンチャンの歴史・地理・文化背景 ------------------------------
 

第1部 フランス植民地政府の影響下で創造された競漕祭

第1章 ラオス刷新運動期の競漕祭とスポーツ(1893年~1945年)
1.ラオス・ナショナリズムの萌芽:ラオス刷新運動
2.ヴィエンチャンにおけるラオス刷新運動   
3.考察:ラオス刷新運動期の競漕祭における「伝統」と「スポーツ」

第2章 競漕祭に付随する儀礼と守護霊の召喚(1953年~1964年)
1.アルシャンボーが記録した儀礼の分析(1953年)
2.儀礼における文言(守護霊の召喚句)の分析
3.考察:ラオス王国独立後の競漕祭と「スポーツ」の関係性

第2部 王国から社会主義国へ移行した激動期の競漕祭
第3章 伝統スポーツ概念の登場(1965年~1974年)
1.《サート・ラーオ》新聞における競漕祭
2.「伝統」と「スポーツ」の接近
3.王族の参列による競漕祭の拡大
4.考察:「伝統スポーツ」という概念の登場

第4章 団結と国家繁栄のための競漕祭(1975年~1999年)
1.社会主義政権樹立直後の競漕祭を取り巻く情勢
2.《ヴィエンチャン・マイ》新聞から読み解く競漕祭   

第3部 21世紀の競漕祭における伝統論争

第5章 伝統をめぐる地域間の駆け引きと舟に集約される「伝統」
1.2000年のカテゴリー分化に関する伝統論争
2.競漕祭における舟の規定:舟に集約される「伝統」の形
3.伝統舟とフーア・スード(スポーツ舟)の分布
4.競漕祭に付随する儀礼 
5.考察:21世紀の競漕祭における「伝統」と「スポーツ」

参考文献

巻末資料
地図 首都ヴィエンチャン
調査村の位置
表1 調査村落の基本情報
表2 調査村落が保有する舟
ハートサイフォーン郡
サイターニー郡
パーク・グム郡
シーサッタナーク郡
シーコータボン郡
サイセーター郡
ヴィエンチャン県トゥラコム郡
表3−1 1941年~1974年のワット・チャン競漕祭参加村
表3−2 1975年~1985年のワット・チャン競漕祭参加村
表3−3 1986年~1995年のワット・チャン競漕祭参加村
表3−4 1996年~2008年のワット・チャン競漕祭参加村
ルール規定
表4 競漕関連年表
著者略歴
橋本彩(ハシモトサヤカ hashimotosayaka)
東京造形大学造形学部准教授。博士(人間科学、2015年、早稲田大学)。 1999年、早稲田大学人間科学部スポーツ科学科卒業。2012年、早稲田大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学。 【専攻】スポーツ人類学、ラオス地域研究。 【主な著書、論文】『スポーツ人類学の世界』(共編著、虹色社、2019年)、『よくわかるスポーツ人類学』(共著、ミネルヴァ書房、2017年)、「ラオスにおける12人姉妹:男山・女山として語り継がれる物語」(『CIRAS Discussion Paper』No.77、2018年)、「若手映画人によるラオス映画の潮流」(『CIRAS Discussion Paper』No.67、2017年)、「Artistic weight lifting Kantou: Tradition and Acculturation」(『International Journal of Sport And Health Science』vol.4 Special Issue、2006年)など。
タイトルヨミ
カナ:ラオスキョウソウサイノブンカシ
ローマ字:raosukyousousainobunkashi

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めこんの既刊から
小松みゆき/著 白石昌也/解説 古田元夫/解説 坪井善明/解説 栗木誠一/解説
赤木攻/著

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