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定価:4,180円(3,800円+税)
判型:四六
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内容紹介
四万十川流域に生きた一人の女性への聞書によって、昭和前半期のこの地域の女性の暮らしとことばをつづる。「ぬしが難儀にゃ仕様ない」のことばには、日々の水汲みや山田の苦労、舅と姑に仕える嫁の避けられない現実を、わが子のために耐え抜く意地と底力が秘められていた。その過酷な暮らしを知ることは、グローバル化経済と都市型消費文化への問いかけ、女性の地位を学び知るきっかけとなろう。ことば(方言)の発音の違いなども丁寧に表した文章からは、地域の暮らし・民俗のことばの思いがけない広がりが伝わってくる
目次
第Ⅰ部 米子さん昔語り
第1章 難儀な目におうた(一:船乗りの難儀―八十八歳― 二:ムラの暮らし―八十九歳― 三:うちらの時―九十歳― 四:どんな目にもおうてきた―九十二歳―)
第2章 里の暮らしと嫁の苦労―九十三歳―(一:冬から春の日々―よとき(時世)がかわった 二:であと(出里)での暮らし 三:嫁は苦労した 四:であとのきょうだい―九十四歳― 五:年の功、年の功―九十六歳―)
第3章 夢に見る―九十九歳
第Ⅱ部 人と自然とことばと暮らし
第1章 難儀な目におうた(一:船乗りの難儀―八十八歳― 二:ムラの暮らし―八十九歳― 三:うちらの時―九十歳― 四:どんな目にもおうてきた―九十二歳―)
第2章 里の暮らしと嫁の苦労―九十三歳―(一:冬から春の日々―よとき(時世)がかわった 二:であと(出里)での暮らし 三:嫁は苦労した 四:であとのきょうだい―九十四歳― 五:年の功、年の功―九十六歳―)
第3章 夢に見る―九十九歳
第Ⅱ部 人と自然とことばと暮らし
著者略歴
永澤 正好(ナガサワ マサヨシ nagasawa masayoshi)
高知県中村町(現四万十川市)生まれ。著書に『川は生きちょる―四万十川に暮らす―』『四万十川』(Ⅰ山行き、Ⅱ川行き、Ⅲムラに生きる)など。主に四国の習俗を民俗学的に論考した著作あり
タイトルヨミ
カナ:シマントガワミズノオンナ
ローマ字:shimantogawamizunoonna
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