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2018年12月15日発売

フィルムアート社

ファッションと哲学

16人の思想家から学ぶファッション論入門
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内容紹介
ファッションを、思考する。

マルクスからベンヤミン、バルト、ドゥルーズ、そしてラトゥール、バトラーまで……
哲学から読み解く、まったく新しいファッション理論入門!!



マルクスからフロイト、ベンヤミン、メルロ゠ポンティ、ドゥルーズ、フーコー、ルーマン、さらには現在進行形で世界的注目を集めるラトゥールやバトラーまで、厳選された主要な現代の理論家16名の鍵となる概念やアイディアをわかりやすく紹介。それらの理論が今日のファッション、衣服、文化にどのように関係しているかを考察する、これまでになかったまったく新しいファッション理論入門書が待望の刊行!

「あらゆる文化的なプロセスや体験を通して考えることと同様に、ファッションを通して考えることは、刺激的で挑戦的な訓練である」(序章「ファッションを通して考える」)

アイデンティティ、ジェンダー、美学、モダニティ、創造性、グローバルな流通、経済、生産と消費……現代社会の最重要テーマをファッションを通して考えることでファッションの理論化とそのアップデートを目指し、同時にファッション(デザイン)批評の実践をもおこなう、ファッションの理解と分析を深めるための、基本的かつ決定的一冊。


現代を代表する思想家の理論が、
ファッションを考える鍵になる!
目次
序章 ファッションを通して考える
 (アニェス・ロカモラ&アネケ・スメリク|蘆田裕史訳)
 1 ファッションを理論化する
 束になって展開する理論/言語論的転回/ポスト構造主義のポリティクス/古い唯物論と新しい唯物論
 2 主要理論家たちの概要

第1章 カール・マルクス|ファッションと資本主義
 (アンソニー・サリヴァン|原山都和丹訳)
 はじめに/マルクスの人生を垣間見て、装いの持つ象徴的な力を学ぶ/ヘーゲル、フォイエルバッハとマルクス──史的唯物論への道/資本主義、装いからファッションへ/「万人のためのファッション」を生産し、消費する?/労働、「類的存在」、そして装飾品の二重性/剰余価値、労働の搾取、競争/商品の物神崇拝とファッション/おわりに──マルクスが未来を形づくる

第2章 ジークムント・フロイト│フェティシズムでは終わらない──ファッションと精神分析
 (ジャニス・ミラー│西條玲奈訳)
 はじめに/フロイトと性的欲望─過去と現在/無意識/フロイトのファッション論/去勢理論/ファッションとフェティシズム/まなざし/ジェンダーと仮装/精神分析とファッション/精神分析の限界/おわりに

第3章 ゲオルク・ジンメル│哲学的モネ
 (ピーター・マックニール│蘆田裕史訳)
 はじめに/ジンメルの社会学/ジンメルの美学化された実存/ジンメルと後の社会学/ジンメルはファッションについてなにを語ったか/トリクルダウン/おわりに──ジンメルの死後

第4章 ヴァルター・ベンヤミン│ファッション、モダニティ、街路
 (アダム・ゲッツィ&ヴィッキ・カラミナス│藤嶋陽子訳)
 はじめに/ヴァルター・ベンヤミンの著作へのシャルル・ボードレールの影響/歴史、記憶、時間/プルースト的な記憶と襞/資本のファンタスマゴリア的な機械/生産、再生産、そして表象/おわりに/あとがき

第5章 ミハイル・バフチン│グロテスクな身体の形成
 (フランチェスカ・グラナータ│安齋詩歩子訳)
 はじめに/バフチンの位置づけ/バフチンとファッション・スタディーズ/バフチン、ファッション、越境的身体/ファッション、カーニヴァル、転倒/おわりに──さらなる提案

第6章 モーリス・メルロ゠ポンティ│ファッションの身体的経験
 (ルウェリン・ネグリン│小林嶺訳)
 はじめに/メルロ゠ポンティの受肉した実存についての理論/メルロ゠ポンティと新しい唯物論(ニュー・マテリアリズム)/受肉した実践としてのファッション理論へ向けて/近年のファッションデザインにおける現象学的アプローチ/おわりに

第7章 ロラン・バルト│記号学とファッションの修辞的コード
 (ポール・ジョブリング│平芳裕子訳)
 はじめに/モードの体系と記号学/ファッション、広告、神話/ファッション、悦楽のテクスト/おわりに

第8章 アーヴィング・ゴフマン│文化観察の技法としての社会科学
 (エフラト・ツェーロン│関根麻里恵訳)
 はじめに/ゴフマンの相互行為秩序/パフォーマンスにおけるドラマツルギー・モデル/ワードローブ・アプローチ/本物かみせかけか?/不気味なものという方法/おわりに

第9章 ジル・ドゥルーズ│ファッションの襞に包まれた器官なき身体
 (アネケ・スメリク│西條玲奈訳)
 はじめに/生成変化/多様な生成変化/いかにして器官なき身体は衣服をまとうか/ファッションの襞/ヴィクター&ロルフ──うずまくリボンと蝶ネクタイ/おわりに

第10章 ミシェル・フーコー│身体政治の形成
 (ジェイン・ティナン│安齋詩歩子訳)
 はじめに/フーコーの概念的枠組み/フーコーの方法をファッション研究に応用する/おわりに

第11章 ニクラス・ルーマン│流行と時代遅れのあいだのファッション
 (オレリー・ファン・ドゥ・ペール│大久保美紀訳)
 はじめに/すべては社会的なもの/ルーマン理論のコンテクスト/三つの段階/ファッションのパラドックス/ファッションは近代社会の機能的サブシステムであるか?/おわりに──ファッション・スタディーズにおけるニクラス・ルーマン

第12章 ジャン・ボードリヤール│意味の終焉としてのポストモダンファッション
 (エフラト・ツェーロン│大久保美紀訳)
 はじめに/意味作用からシミュレーションへ/衣服表象の三段階/コミュニケーションから誘惑へ/ボードリヤールとファッション理論/ファッションと意味作用の終焉/おわりに

第13章 ピエール・ブルデュー│ファッションの場
 (アニェス・ロカモラ│藤嶋陽子訳)
 はじめに/場の理論/ファッションの場/卓越性/ブロガーとファッションメディアの場/おわりに

第14章 ジャック・デリダ│抹消記号下のファッション
 (アリソン・ジル│小林嶺訳)
 はじめに/哲学における脱構築/破壊/テクストを撹乱する──意味の織物とファッションの痕跡/ファッションにおける脱構築──抹消記号下のファッション/メゾン・マルジェラ──ある構造=構築分析/オーサーシップ──作者が誰であるかということ/イノベーション/時間とファッション史/おわりに

第15章 ブリュノ・ラトゥール│アクターネットワークセオリーとファッション
 (ジョアン・エントウィスル│山内朋樹訳)
 はじめに/ラトゥール──科学技術論とその先/科学技術論/アクターネットワークセオリーの適用/ファッションを通して考える──ラトゥールを拡張する/未来のファッション研究への影響/おわりに

第16章 ジュディス・バトラー│ファッションとパフォーマティヴィティ
 (エリザベス・ウィッシンガー│関根麻里恵訳)
 はじめに/パフォーマティヴィティ──ジェンダー・パフォーマンスか規定か?/パフォーマティヴィティとドラァグ/ファッション・スタディーズにおけるバトラーの影響/身体がすでに着衣の状態であることを暴く──ド・ボーヴォワール、バトラー、ビッグ・ボトムズ/現在進行形のバトラー理論/おわりに

監訳者あとがき(蘆田裕史)
著者略歴
蘆田裕史(アシダヒロシ)
京都精華大学ポピュラーカルチャー学部講師。共著に『ファッションは語りはじめた─現代日本のファッション批評』(フィルムアート社、2011年)、『1990年代論』(河出書房新社、2017年)など。論文に「言葉と衣服」(『新潮』113巻6、9、12号、2016年)、訳書にマリオ・ペルニオーラ『無機的なもののセックス・アピール』。ファッションの批評誌『vanitas』の編集や、本と服の店「コトバトフク」の運営にも携わる。

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連載記事

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