近刊検索 デルタ

2019年7月11日発売

論創社

出版社名ヨミ:ロンソウシャ

渡辺啓助探偵小説選Ⅱ

論創ミステリ叢書
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内容紹介
荒んだ戦後東京の風景と当時の世相・風俗を色濃く描き出す異色の探偵小説を厳選した、渡辺啓助の豊饒な物語世界・第二弾! 巻末には四女・渡辺東氏の書下ろしエッセイを収める。
目次
【創作篇】
 姿なき花嫁
 紫水晶の女
 窓辺に天使ありき
 黒猫館の秘密
 密室のヴィナス
 吸血劇場
 浴室殺人事件
 黒い扇を持つ女
 モンゴル怪猫伝
 女王の浴室
 水着ひらめく
 肉体定価表
 美しき尻の物語
 黒い天使の寝台
 女レスリング奇譚
【評論・随筆篇】
 弟ワタナベオンの思い出
 薔薇雑記
 薔薇雑記(『真珠』版)
 探偵小説芸術論
 50年度の回想と51年度への展望
 亡弟温の「影」
 忘れがたき一夜
 明るく楽しい海野氏
 わが創作法
 論争ものとスリラー
 探偵小説四十年
 推理小説とともに
 渡辺温のこと
 巻末エッセイ 渡辺東「父と私と渋川の思いで」
 編者解題 小松史生子
著者略歴
渡辺啓助(ワタナベケイスケ watanabekeisuke)
1901年、秋田県生まれ。本名・圭介(けいすけ)。九州帝国大学法文学部史学科在学中の29年に弟の渡辺温と江戸川乱歩名義でE・A・ポーの短編を翻訳、翌30年には映画俳優のゴーストライターを務め「偽眼(いれめ)のマドンナ」を執筆する。卒業後は教員を務めながら創作活動を行い、37年より専業作家となった。42年、陸軍報道部の従軍記者として大陸に派遣され、その時の見聞記が三期続けて直木賞候補に挙げられた。戦後は作家グループのまとめ役としてS文壇の隆盛に尽力し、SF同人グループ〈おめがクラブ〉の創立や日本探偵作家クラブ(現・日本推理作家協会)会長を務めるなど、作家活動以外でも精力的な行動を見せる。60年代中頃から創作活動を控え、文芸サークル「鴉の会」を主宰して書画や詩作などの表現活動を盛んに行った。2002年死去。
小松史生子(コマツシショウコ komatsushishouko)
1972年、東京都生まれ。金城学院大学文学部日本語日本文化学科教授。専攻は日本近代文学。著書に『乱歩と名古屋―地方都市モダニズムと探偵小説原風景』、『東海の異才・奇人列伝』(ともに風媒社)、『探偵小説のペルソナ ―奇想と異常心理の言語態』(双文社出版)があるほか、共著や監修書も多数。
タイトルヨミ
カナ:ワタナベケイスケタンテイショウセツセン ニ
ローマ字:watanabekeisuketanteishousetsusen ni

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