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定価:2,420円(2,200円+税)
判型:四六
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内容紹介
吉本は主催者あるいは聴衆から請われれば、本公演の後の「質疑応答」に応じてきた。おそらく、よほどのことがない限り断ることはなかったと思う。だから、「質疑応答」は実際には大ざっぱにみて、内輪のものも含め二〇〇回近くあると思う。「質疑応答」は本講演のおまけみたいなものだから、音源がのこされ、紙に記録されのこされることも少なかった。だが、「質疑応答」は本講演に勝るとも劣らない「価値」があるものだ。そして、幸運なことに、音源として、あるいは文字起こしされた紙として、一一一本がのこされていた。(菅原則生「解説」より)
著者略歴
吉本隆明(ヨシモトタカアキ yoshimototakaaki)
吉本隆明(よしもと・たかあき)
1924-2012年。東京・月島に生まれる。東京工業大学卒業。詩人・思想家。日本の敗戦を富山県の動員先で迎えた。戦後の混迷のなか、じぶんは世界認識の方法を知らなかったと痛切に自覚し、1955年「高村光太郎ノート」によって戦争責任問題に最初のメスを入れ、「マチウ書詩論」によって思想の基礎を形成。爾来、つねに世界思想の水準を見据え、時代と対峙しながら、思索を展開してきた。詩集『固有時との対話』『転移のための十篇』、『言語にとって美とは何か』『共同幻想論』『最後の親鸞』『母型論』などがあり、その全著作は『吉本隆明全集』(全38巻・別巻1)として刊行中。またインターネット上のサイト『ほぼ日刊イトイ新聞』で、「吉本隆明アーカイブ」として183の講演が無料公開されている。
タイトルヨミ
カナ:ヨシモトタカアキ ゼンシツギオウトウ ニ
ローマ字:yoshimototakaaki zenshitsugioutou ni
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