近刊検索 デルタ

2022年12月28日発売

作品社

出版社名ヨミ:サクヒンシャ

増補新版 テロルの現象学

観念批判論序説
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内容紹介
世界内戦と貧困化の時代に、暴力(テロ)を根源的に考える。
1972年連合赤軍事件の衝撃から半世紀。産業労働者の階級脱落(デクラセ)化による経済的貧困やアイデンティティ危機による暴力、頻発する無動機大量殺傷。そして山上徹也による安倍晋三銃撃事件。
いま世界は、剥き出しの暴力の時代を迎えている。この時代に生まれた我々が読むべき必読の一冊。

『テロルの現象学』の観点から無視しえないのは、安倍暗殺における自己観念の暴力、反抗的テロリズムの重層的な意味だろう。山上徹也に「現実的世界喪失」は認められても「観念的自己回復」の過程は存在しないかのようだ。(…)日本社会という死んだような「平穏の孤島」にも、遠からず政治的激動の一時代は到来するだろう。(本書「あとがき」より)
目次
序章 観念の廃墟
1 自己観念
2 共同観念
3 集合観念
4 党派観念
終章 観念の浄化
補論1 68年ラディカリズムの運命 『テロルの現象学』以後三十年
補論2 観念的暴力と象徴的暴力 ユートピアの現象学へ
著者略歴
笠井潔(カサイキヨシ kasaikiyoshi)
タイトルヨミ
カナ:ゾウホシンパンテロルノゲンショウガク
ローマ字:zouhoshinpanterorunogenshougaku

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