近刊検索 デルタ

2023年2月1日発売

作品社

出版社名ヨミ:サクヒンシャ

デッサ・ローズ

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内容紹介
人間が高められている、ひたすら人間的――トニ・モリスン

妊娠中の身を賭して、奴隷隊の反乱に加わった黒人の少女デッサ。
逃亡奴隷たちをかくまい、彼らとともに旅に出る白人女性ルース。
19世紀アメリカの奴隷制度を描く黒人文学の重要作、本邦初訳!

巻末附録:「霊的啓示 トニ・モリスンとの会話」

 なんと深く、豊かで、力強い作品なのでしょう……わたしは、言語にも思慮にも、祖先との明白な共働作業(コラボレーション)にも、そして作品のページをめくるたびに出会う愛にも驚嘆し、感動し、大きな喜びに満たされました。――アリス・ウォーカー

 もっと多くの新しい読者のために、この宝物のような作品が再版を続けることは必要不可欠であるばかりか、至上命令なのです。――トニ・モリスン
目次
緒言

プロローグ
黒んぼ(ダーキイ)第一章/第二章
娘(ウェンチ)第三章/第四章
黒人女性(ネグレス)第五章/第六章
エピローグ

「歴史瞑想」序文
霊的啓示――トニ・モリスンとの会話
訳者解説
著者略歴
シャーリー・アン・ウィリアムズ(シャーリーアンウィリアムズ shaariianwiriamuzu)
(Sherley Anne Williams)1944-99。大学教授、文学批評家、詩人、小説家、児童文学作家。カリフォルニア州ベイカーズフィールド生まれ、州立大学フレズノ校で歴史学専攻。ハワード大学大学院に進学。さらにブラウン大学大学院に移籍し、1972年、英文学修士号を取得。在学中、最初の著書『明るい輝きを生み出せ──新黒人文学論』(1972)を出版。最初の詩集、『孔雀詩集』(1975)は、全米図書賞にノミネートされる。また、最初の児童文学書『綿を摘む』(1992)は、1993年コールデコット栄誉賞(アメリカ児童図書館協会)を受賞。長年、カリフォルニア大学サンディエゴ校教授として文学を教えた。小説『デッサ・ローズ』は、2005年、ミュージカルとして上演された。
藤平育子(フジヒライクコ fujihiraikuko)
(ふじひら・いくこ)東京都立大学大学院修士課程修了(人文科学研究科、英文学専攻)。中央大学文学部元教授。著書に、『フォークナーのアメリカ幻想――『アブサロム、アブサロム!』の真実』(研究社、2008)、『カーニヴァル色のパッチワーク・キルト――トニ・モリスンの文学』(學藝書林、1996)など、訳書に、フォークナー『アブサロム、アブサロム!』(全2巻、岩波文庫、2011-12)などがある。
タイトルヨミ
カナ:デッサローズ
ローマ字:dessaroozu

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