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2020年7月15日発売

東方出版

出版社名ヨミ:トウホウシュッパン

吉野と大峰 山岳修験の考古学

山岳修験の考古学
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内容紹介
我が国山岳修験の根本道場、世界遺産にも登録される吉野大峰について
現地踏査・発掘調査の成果を明示し、信仰のベールに覆われた山々の歴
史と文化を考古学的に考察。「吉野・大峯への道」では、天王寺区清水
寺の標石など、大阪・奈良に現存する112の道標によって旧参詣路を復
元する。
口絵カラー4ページ。奥駈道の写真37点、地図・図版等37点収録。
目次
 はじめに―吉野と大峰
 
第Ⅰ部 大峰奥駈道と「宿」の遺跡
 第一章 大峰の信仰遺跡――「七十五靡」・「四十二宿」・「大峰宿」
 第二章 奥駈道と七十五靡(吉野〜山上ヶ岳)
 第三章 奥駈道と七十五靡(山上ヶ岳〜前鬼)
 第四章 奥駈道と七十五靡(前鬼〜熊野)
 第五章 大峰における「宿」の遺跡
  一 「宿」と仏尊の「嶺」
  二 金峯の「宿」の遺跡
  三 大峰の「宿」の遺跡
  四 考古資料からみた金峯・大峯の「宿」
    大峰聖地伝承地対照表

第Ⅱ部 吉野大峰の遺跡と遺物
 第一章 「山岳寺院」の成立
  一 「山岳寺院」と「山林寺院」
  二 水源祭祀と「山地伽藍」
  三 「山岳寺院」とは
 第二章 金峯と大峰の遺跡と遺物
  一 金峯山上の遺跡と遺物
  二 大峰の宿の遺跡と遺物
  三 考古資料からみた金峯・大峰の信仰
 第三章 大峰山寺梵鐘考
  一 大峰山寺本堂の梵鐘とその銘文
  二 伝承と銘文追刻の意図
  三 金峯山上の梵鐘
 第四章 金峯山上の銭弘俶塔
  一 山上表採の銭弘俶塔
  二 十世紀の呉越国と日本
  三 十世紀の金峯山上とその後
 第五章 山岳遺跡の火打金
  一 火打金の出土
  二 古代の火打金
  三 火を起し、燃すこと

第Ⅲ部 大峯山の諸相
 第一章 「大峯山」と山麓の村々
  一 近世の大峯山
  二 山上登拝講と山上参り
  三 吉野道の峯中茶屋
  四 宿警固の村々
  五 物売りと道刈小屋
  六 立木伐採
  七 門跡入峯
 第二章 吉野・大峯への道――遺存道標からみた近世の参詣路
  一 吉野と大峯山への参詣路
  二 大坂、堺からの道
  三 大和国内の道
  四 京からの道
  五 道標と積善供養

  遺存する道標一覧

 あとがき
著者略歴
森下 惠介(モリシタ ケイスケ morishita keisuke)
1957年奈良県生まれ。立命館大学文学部史学科卒業。1979年より 奈良市教育委員会に勤務。大安寺旧境内や平城京跡の発掘に従事。 山と人との関わりを考古学的に明らかにする「山の考古学」、奈良 名所や観光史研究にも考古学的見地から取り組んでいる。元奈良市 埋蔵文化財調査センター所長。 現在、奈良県立橿原考古学研究所共同研究員。山の考古学研究会会 長、奈良山岳遺跡研究会代表。 編著書に『吉野 仙境の歴史』(共著、文英堂、2004)、『大安寺 の歴史を探る』(東方出版、2016)、『今昔 奈良名所』(奈良新聞 社、2016)などがある。
タイトルヨミ
カナ:ヨシノトオオミネ
ローマ字:yoshinotooomine

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