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鳥影社

ゲーテにおける生命哲学の研究

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内容紹介
あなたの知らなかったゲーテ。
今に響く文豪の「生命哲学」についての言葉。
西洋のみならず、仏教やヒンズー教など東洋の輪廻思想との関連を論じ、ゲーテの生命哲学の核心を読み解く。「人間の魂は 水に似ている––天より来 天に昇り また下っては 地に帰る永遠に変転しながら––」 ゲーテの詩『水の上の霊らの歌』より
目次
前書き
序章 概念の定義と時代背景
 第1節 ゲーテ独文の和訳の課題
  1.独文の和訳とテクスト/ 2.翻訳に関する注釈(「詩」・「詩文」・「詩作」・「文学」・「自然詩文」・「詩学」)
 第2節 概念の定義(翻訳)
  1.「ゲーテの生命哲学」・「生命哲学」・「生の哲学」の定義/ 2.「生命」の定義/ 3.「霊魂」・「不滅の霊魂」・「輪廻」・「業(ごう)」(行為)の定義
 第3節 時代背景
  1.ドイツ:汎神論論争(スピノザ論争)・輪廻についての論争の時代/ 2.日本:江戸時代・鎖国時代
第1部 ゲーテの「生命哲学」
第1章 ゲーテの「自然詩文」における「生命哲学」
 第1節 ゲーテの詩学
  1. ゲーテは詩人たちの師か解放者か/ 2. 詩人と芸術家及び詩・芸術・学問の定義
 第2節 ゲーテの「自然詩文」における「生命哲学」
  1. 詩作とは何か/ 2. ゲーテの「自然詩文」/ 3. ゲーテの「自然詩文」における「生命哲学」
 第3節 「自然詩文」における詩人の振る舞い
1. 「自然詩文」における自制心の役割─否定するものを排除する/ 2. 詩文(文学)の内容は自己の生活(生命・人生)の内容である/ 3. うぬぼれ─「自然詩文」においても望ましくない特質
 第4節 自由と前進する生
  1. 自由の公言は思い上がりである/ 2. 前進する生を支えとする
 第5節 「自然詩文」と「世界文学」
 章のまとめ
第2章 「生の哲学」の由来及び詩文・スピノザ論争・ゲーテとの関係
第1節「生の哲学」の由来(「生命哲学」の第1定義)
 第2節「生の哲学」とスピノザ論争とゲーテとの関係
 章のまとめ
 部のむすび
第2部 ゲーテの「生命哲学」の根底にあるスピノザ哲学
第1章 ゲーテのスピノザ受容と研究時期
 第1節 スピノザについての第1 の研究時期(1770 年に初めての言及)
 第2節 スピノザについての第2 の研究時期(1773 - 74 年)
 第3節 スピノザについての第3 の研究時期(1784 - 85 年)
 第4節 スピノザについての第4 の研究時期(1811 - 13 年)
 章のまとめ
第2章 スピノザ『エチカ』がゲーテの「生命哲学」に及ばした影響
 第1節 スピノザ『エチカ』のゲーテへの影響
1.無神論者あるいは最も有神論的でキリスト教徒的/ 2.ゲーテの倫理的基盤となるスピノザ『エチカ』の「完全な無私の精神」(「生命哲学」の第3 定義)/ 3 .スピノザの形而上学に基づくゲーテの生命哲学と宗教の概念(「生命哲学」の第1・2 定義)/ 3.1「無限なもの」・「永遠」とゲーテの神理解/ 3.2「永遠の、必然的な、神的な法則」(「生命哲学」の第1・2 定義)
 第2 節 ゲーテのスピノザに対する直接及び間接的表現(「生命哲学」の第3定義)
 第3 節 詩歌と宗教―作品に統合された宗教概念と宗教についての考察(「生命哲学」の第3 定義)
 章のまとめ
 部のむすび
第3部 ゲーテの「輪廻」概念と「霊魂」概念(西洋思想における)
  第1章 ゲーテの生涯における「輪廻」概念の進展
 第1節 若きゲーテの輪廻思想の研究(プラトンなど)
 第2節 輪廻についての最初の対話と詩など
 第3節 60 代のゲーテの「輪廻」概念(ファルクとの対話・モナド・霊魂不滅)
1.「霊魂」と「モナド」/ 2.「死の瞬間」と「モナドのもっている意想」/ 3.「モナドが現世で死んだのちにたどる歴史」・「モナドの未来」・「輪廻」概念/ 4.「千度もここにいたことがあるにちがいない」・「輪廻」概念/ 5.「知識と信仰」と「証明できないもの」
 第4節 ゲーテの晩年と最晩年の「輪廻」概念
1. 精神の永遠性/ 2.「エンテレヒー」・「モナド」・「エンテレヒー的モナド」(霊魂不滅)
 章のまとめ
第2章 ゲーテの「霊魂」概念—オルフェウス教の影響を中心に―
 第1節 ゲーテのオルフェウス教についての記述・発言
 第2節 ゲーテが探求したオルフェウス教など
 第3節 ゲーテの「霊魂」の概念
1. ゲーテの「モナド」/ 2. ゲーテの「デーモン」と「中核」/ 3. ゲーテが理解する「デーモン」・「中核」・「霊魂」・「モナド」・「エンテレヒー」と相互の関係性
第4節 「エンテレヒー的モナド」・「太陽」・「精神」
 章のまとめ
 部のむすび
第4部 ゲーテの「輪廻」概念と「行為」の概念
              (東洋思想・仏教における)
第1章 ワイマール文学者に影響を与えたケンペルの『日本誌』
 第1節 ドイツ人医師の活躍と影響
 第2節 ゲーテへの影響
 第3節 ヘルダーが得た日本と日本仏教の情報
 第4節 日本の仏教・輪廻とドイツの輪廻論争
 章のまとめ
第2章 ゲーテに影響を与えた仏教思想
 第1節 ケンペルと日本仏教思想
 第2節 シュロッサーと仏教思想
 第3節 ヘルダーと東洋思想
 章のまとめ
 部のむすび
第5部 ゲーテの「輪廻」概念とその作品への影響(東洋思想・ヒンズー教における)
第1章 ゲーテとヒンズー教
 第1節 ヒンズー教、『マハーバーラタ』、『バガヴァッド・ギーター』の西洋への広がり
 第2節 ゲーテが生きていたヨーロッパでの梵学の始まり
 第3節 ゲーテが生活していたドイツでのインド研究の始まり
 第4節 ゲーテと『ギーター』
 第5節 ゲーテと『マハーバーラタ』、『ラーマーヤナ』、『ヴェーダ』
 第6節 ゲーテと『マハーバーラタ』
1.『シャクンタラー姫』と『ナラ王子物語』/ 2.「神とバヤデレ」/ 3.『アルジュナ、インドラの世界へ行く』
 第7節 ゲーテと『ラーマーヤナ』
 第8節 ゲーテのインドの神話学・多神教についての考察
 第9節 ゲーテのインドのカースト制度についての考察
 第10 節 最晩年のゲーテのヒンズー教についての考察
 章のまとめ
第2章 ヒンズー教の思想がゲーテの輪廻観と作品に与えた影響について
 第1節 ゲーテとヒンズー教の思想
 第2節 ゲーテとヒンズー教における輪廻観
 第3節 「パーリア」における輪廻概念
 第4節 『ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代』―「マカーリエ」の本質
 第5節 『ファウスト』第2 部―「ホムンクルス」の本質
 第6節 輝く魂
 章のまとめ
 部のむすび
終章 ゲーテの「生命哲学」のエッセンス
 
付録① ゲーテのスピノザ論―スピノザ論争をめぐる書簡を中心に 翻訳と解題
付録② ゲーテの「スピノザ研究」 翻訳と解題
付録③ ゲーテの輪廻概念に関する詩 翻訳と解題
参考文献
後書き
謝辞
人名索引
事項索引
著者略歴
岸・ツグラッゲン・エヴェリン(キシツグラッゲンエヴェリン kishitsuguraggeneverin)
岸・ツグラッゲン・エヴェリン(Evelyn Kishi-Zgraggen) 1975年スイス・チューリッヒ生まれ。 チューリッヒ大学文学部出身。 創価大学大学院文学研究科博士課程修了(人文学博士)。 ゲーテの生命哲学の研究にはじまり、ゲーテと東洋思想の比較思想的研究、ドイツ文学と日本文学の比較文学的研究までその研究対象は広い。
タイトルヨミ
カナ:ゲーテニオケルセイメイテツガクノケンキュウ
ローマ字:geeteniokeruseimeitetsugakunokenkyuu

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