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2022年9月15日発売

関西学院大学出版会

出版社名ヨミ:カンセイガクインダイガクシュッパンカイ

グローバリゼーションとモビリティ

流動化する社会を生きる人びとの社会学
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内容紹介
関西学院大学先端社会研究所「グローバル化とモビリティ」研究班の研究成果出版。多様な視点で展開される論考から、コロナ禍のモビリティを考えるうえで避けられない複雑な相貌が描き出される。
目次
序章 コロナ禍にモビリティを再考する  鈴木謙介
 1 グローバル化とモビリティ
 2 2010年代の〈反転〉
 3 「モビリティの作動」を問う

第1章 グローバル戦略としての国際結婚とその持続可能性  藤岡達磨
 中国人女性の移住経緯と家族関係に注目して
 1 はじめに
 2 分析枠組み
 3 調査概要
 4 社会的属性と位置づけについての分析
 5 日中国際結婚家族のあり方
 6 考察 ─異なる文化の接合領域の中で生きる

第2章 脱工業化社会におけるツーリズム  鈴木謙介
 2010年代の変化
 1 加工貿易の国ではなくなった日本
 2 脱工業化社会論の諸相
 3 日本型脱工業社会化
 4 脱工業社会におけるツーリズム

column1 産業構造の変化と公共インフラとしての鉄道  家高裕史

第3章 グローバル社会における都市ローカルの実践  笹部建
 大阪市浪速区の観光とまちづくりを事例として
 1 はじめに
 2 問題の所在 ─フレキシビリティとサステナビリティ
 3 大阪市政とまちづくりの現在
 4 大阪市浪速区における地域活動
 5 おわりに ─包括性から多機能性へ

第4章 災禍とモビリティ  吉田耕平
 社会集団の変容を問う
 1 はじめに
 2 本章の狙い
 3 大規模・長期の原発避難
 4 引き伸ばされる親族集団
 5 関わり続ける近隣と職場
 6 社会集団の被害を問う
 7 おわりに

column2 教育資源へのアクセシビリティと人の移動  家高裕史

第5章 自由貿易と食料安全保障の正義論  鈴木謙介
 1 食糧危機論の再燃
 2 自由貿易と食糧安全保障のジレンマ
 3 グローバル・ジャスティスと経済的正義
 4 「第三の構造」がもたらす課題

あとがき
著者略歴
鈴木 謙介(スズキ ケンスケ suzuki kensuke)
関西学院大学准教授。国際大学グローバル・コミュニケーション・センター客員研究員。専攻は理論社会学。ソーシャルメディアやIoT、VRなど、情報化社会の最新の事例研究と、政治哲学を中心とした理論的研究を架橋させながら、独自の社会理論を展開している。 著書に『カーニヴァル化する社会』(講談社、2005年)、『ウェブ社会のゆくえ─〈多孔化〉した現実のなかで』(NHK出版、2013年)、『未来を生きるスキル』(KADOKAWA、2019年)ほか多数。
藤岡 達磨(フジオカ タツマ fujioka tatsuma)
神戸女学院大学文学部総合文化学科専任講師。神戸大学人文学研究科博士課程後期課程修了(2011年)。博士(学術)。中華民国外交部台湾奨助金博士後研究員、関西学院大学先端社会研究所専任研究員を経て現職。共著に『3STEP シリーズ 社会学』(昭和堂、2020年)、『外国人住民に関する調査研究』(豊岡市・神戸大学、2020年)など。項目執筆として『みんなの台湾修学旅行ナビ』内の「饒河街観光夜市」「逢甲夜市」「六合夜市」「台南花園夜市」(2022年)の記事を担当。
タイトルヨミ
カナ:グローバリゼーショントモビリティ
ローマ字:guroobarizeeshontomobiriti

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