近刊検索 デルタ

2019年5月16日発売

六一書房

農耕開始期の動物考古学

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内容紹介
縄文時代から弥生時代への移行が「狩猟採集社会」から「農耕社会」という生業の大きな転換を伴うものならば、稲作などの植物利用だけでなく、狩猟や漁撈などの動物利用にも影響が及んでいたのではないだろうか。もし、動物利用が変化していないのであれば、農耕を始めたとしても生業全体への影響は限定的であったことが示唆される。あるいは、変化していたのであれば、農耕へ特化する様相を明らかにすることができるかもしれない。
 本書の目的は、縄文時代晩期~弥生時代の動物遺存体を研究して、農耕開始期における動物資源利用の実態を明らかにすることである。第Ⅰ部は、当該期の動物遺存体が豊富に蓄積された伊勢湾・三河湾沿岸における事例研究(名古屋大学大学院生命農学研究科へ提出した博士論文に大幅加筆修正)。第Ⅱ部は、事例研究の課題を踏まえ、資料蓄積、方法論、社会貢献について、今後の展望を論じたものである。
目次
第Ⅰ部 伊勢湾・三河湾沿岸の事例研究
第1章 研究の目的
第2章 採貝活動
第3章 漁撈活動
第4章 狩猟活動
 第1節 ニホンジカの狩猟
 第2節 ニホンジカの資源利用
第5章 農耕開始直前の様相
 第1節 三河湾沿岸
 第2節 渥美半島における貝輪製作
 第3節 農耕開始直前の変化
第6章 結論

第Ⅱ部 今後の展望
第7章 資料蓄積の模索
 第1節 焼骨
 第2節 動物遺存体の調査論
第8章 方法論の模索
 第1節 年齢査定
 第2節 部位別出現頻度と痕跡
第9章 社会貢献の模索
著者略歴
山崎健(ヤマザキタケシ)
1975 年群馬県生まれ。2000 年東北大学文学部卒業,2008 年名古屋大学大学院生命農学研究科博士課程単位取得 退学。博士(農学)。現在,奈良文化財研究所埋蔵文化財センター環境考古学研究室長,京都大学大学院人間・環境 学研究科客員准教授。主な著書・論文に『骨ものがたり―環境考古学研究室のお仕事』奈良文化財研究所飛鳥資料館、2019年(共編)。『藤原宮跡出土馬の研究』奈良文化財研究所、2016年(編著)。『現場のための環境考古学(携帯版)』奈良文化財研究所、2015 年(共編)。「農耕開始期における漁撈活動の変化」『日本考古学』39、日本考古学協会、2015年。「埋蔵文化財における動植物標本の現状と課題」『学術の動向』20-5、日本学術会議、2015 年。「藤原宮造営期における動物利用―使役と食を中心として―」『文化財学の新地平』吉川弘文館、2013 年。などがある。

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