近刊検索 デルタ

2019年6月10日発売

株式会社法研

出版社名ヨミ:ホウケン

今すぐ始めるアルコール依存症治療

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内容紹介
アルコールから受ける害を少なくしていくために

アルコール依存症治療は、治療が必要な人の多くが受けていないことが問題です。放置していると進行し、酒量は増え、ますますコントロールがきかなくなります。本人の意思の力だけではコントロールすることはできません。また、家族など身近な人が叱ったり、止めようとしてもうまくいきません。
健康や社会生活、また本人だけではなく身近な家族にも深刻な影響を与える事態になります。アルコール依存症は、飲酒運転や犯罪にも結びつきやすくなるリスクがあります。
アルコールによるトラブルを少しでも経験した時点で、対策を講じるようにすべきです。
一方で、近年、飲酒によるトラブルに対する社会の目は昔より厳しくなり、アルコールの害や治療に関する知識が広まったことにより、かつてより早期に治療を開始する人も増えています。
また「断酒しかない」といわれていた治療も、ここへきて選択肢も増えてきており、それを助けるツールも登場しています。アルコール依存症の治療は難しく、時間のかかるものですが、その害を減らしていくことは今すぐに始めることができます。
本書は、アルコール依存症が治療の必要な病気であることや、知っておくべき基礎知識、医療機関での治療、本人や家族にできる対処法などを詳しくわかりやすく紹介しています。
目次
序章 もしかしてアルコール依存症?
はじめに
第1章 変化するアルコール依存症治療
アルコール依存症の人は多く、治療が必要
どの段階でも問題を感じたら治療へ
飲酒の影響
なぜ飲んでしまうのか
より早い段階での治療開始
広がる治療選択肢
第2章 飲酒がひき起こす問題
お酒を飲むとき、なにが起きているか
酒乱と酒癖
アルコール依存症の症状
アルコール依存症の人の心理
第3章 アルコール依存で受診する
アルコール依存症で受診する
アルコール関連問題
アルコール依存症の診断基準
アルコール依存症のスクリーニング
アルコール依存症の合併症
第4章 アルコール依存症の治療
アルコール依存症の治療の流れ
離脱症状の治療
心理社会的な治療アプローチ
薬物療法
プレアルコホリック外来
減酒外来
第5章 本人・家族ができること
コントロールを失わないために
飲酒行動を記録する
飲酒したい気持ちとの向き合い方
支援者が知っておくべきこと
患者さんとのコミュニケーション
おわりに
著者略歴
樋口 進(ヒグチ ススム higuchi susumu)
独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター院長。精神科医 1954 年生まれ。東北大学医学部卒業後、慶應義塾大学医学部精神神経科学教室に入局。のちに国立療養所久里浜病院(現・独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター)へ。同病院の精神科医長や臨床研究部長などを経て現職。専門はアルコール依存やネット依存、ギャンブル依存などの予防・治療・研究。WHOアルコール関連問題研究・研修協力センター長、国際アルコール医学生物学会理事長を務めるなど、アルコール依存治療の分野で国際的に活動。2017年4月、久里浜医療センターに減酒外来を開設。 日本アルコール関連問題学会理事長、厚生労働省アルコール健康障害対策関係者会議 議長、内閣官房ギャンブル等依存症対策推進関係者会議会長
タイトルヨミ
カナ:イマスグハジメルアルコールイゾンショウチリョウ
ローマ字:imasuguhajimeruarukooruizonshouchiryou

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