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2018年6月30日発売

左右社

出版社名ヨミ:サユウシャ

源氏物語 A・ウェイリー版

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内容紹介
徹夜で読了しました(瀬戸内寂聴)

まるで「ベルばら」の王朝ロマン(斎藤美奈子)

明石の地に流されていたシャイニング・プリンス、ゲンジの運命は一転!
我が子をエンペラーに昇らせ、恋人たちを建てたばかりの新御殿に住まわせ、我が世の春を謳歌する!

100年前、ヨーロッパ中を夢中にさせたアーサー・ウェイリーの名訳を、再び現代語に訳し戻したとき、
蘇ったのは、恋に生き、愛に涙する女性たち、運命の変転と格闘する男性たちの生々しいまでのドラマだった。
大好評、話題のウェイリー版源氏物語、第2巻刊行!

【あらすじ】
一度は追われた都に再び迎えられたゲンジは、苦々しく彼を睨みつけるコキデン(弘徽殿)を尻目に、
知られざる我が子レイゼイ(ゲンジの母フジツボの子とされている)を帝位につけ、この世の栄華をほしいままにする。
内大臣として権力を握ると同時に、パレスに勝るとも劣らない大御殿を造営し、
縁を結んだ女性たちを住まわせ、エグザイル(明石への流謫)で途切れた交際を再開してゆく……。

絶頂を極め、次々と女性たちと付き合いを深めながら、父としても、人生の充実を迎えるゲンジ。
権力の光と影を味わいながらも、息子たち娘たちに望みを繋げるトウノチュウジョウ。
ゲンジの娘を抱いて、不安と希望を胸に都に招かれゆく明石のレディ。
幼い恋を経験する、ゲンジとアオイの子・ユウギリ。

ゲンジを渦の中心に、老若男女、エンペラーから乳母(レディ)まで、
さまざまな人びとの人生が交錯する華やかなりし18帖。
紫式部入魂の物語論が展開される一帖、「ピクチャー・コンペティション(絵合)」など、
読みどころに満ちた第2巻を、ちょっとエキゾチックで読みやすい日本語にしてお届けします。

巻末に瀬戸内寂聴さんのエッセイを収録。
現代語訳全10巻に人生をかけて取り組んだときから遠い昔、
女学生時代の寂聴さんの、ウェイリー版源氏物語とのエピソードを明かしてくださいました。
和歌表記監修:藤井貞和
目次
澪標
蓬生
関屋
絵合
松風
薄雲
朝顔
乙女
玉鬘
初音
胡蝶

常夏
篝火
野分
行幸
藤袴
真木柱

A・ウェイリー版の源氏物語の和訳本の魅力について  瀬戸内寂聴
著者略歴
紫式部(ムラサキシキブ murasakishikibu)
アーサー・ウェイリー(アーサー ウェイリー aasaa weirii)
1889年生まれ。ケンブリッジ大学を卒業したのち、大英博物館の館員となる。独学で中国語と日本語を学び、中国詩の英訳を発表して注目される。1925年『源氏物語』刊行開始。その後、『枕草子』『論語』『西遊記』などを訳すほか李白や白居易を翻訳紹介。1966年、自動車事故が遠因となって死去。イスタンブールなどに旅した以外、アジアを訪れたことはなく、来日の誘いもその場で拒絶したという。
毬矢まりえ(マリヤ マリエ mariya marie)
俳人・評論家。アメリカ、サン・ドメニコ・スクール卒業。慶應義塾大学フランス文学科卒業、同博士課程前期中退。俳人協会会員。国際俳句交流協会実行委員。『ひとつぶの宇宙』(本阿 弥書店)。NHK World TV Haiku Masters 選者。
森山恵(モリヤマ メグミ moriyama megumi)
詩人。聖心女子大学卒業、同大学院英文学修了。詩集に『夢の手ざわり』『エフェメール』(ふらんす堂)『みどりの領分』『岬ミサ曲』(思潮社)。NHK World TV Haiku Masters 選者。
タイトルヨミ
カナ:ゲンジモノガタリ
ローマ字:genjimonogatari

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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