近刊検索 デルタ

2019年8月16日発売

左右社

出版社名ヨミ:サユウシャ

石川九楊自伝図録 わが書を語る

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内容紹介
福井に生まれ、書の芸術性に開眼した中学生のころ。
京都大学進学と同時に書道部に入部し、研究会を結成、
機関誌を創刊し、展覧会をひらき書に明け暮れる日々が始まる──。
「ギャラリー白い点」を拠点としたその表現の冒険、
河東碧梧桐や副島種臣の衝撃を知らしめた新しい書史の確立。
120点あまりの図版とともに、書家石川九楊の作品と人生を語り下ろす待望の1冊。
時代の言葉を書くことを求めて、さまざまな書法を探求してきた唯一無二の歩みを、
「エロイ・エロイ・ラマ・サバクタニ」「生きぬくんや」「はぐれ鳥とべ」など、
スケールの大きさ、墨染の紙の使用、暴力的な筆の使い方が見る者を圧倒する初期作品から、
「大象無形」「千年墨」「兆候」「呵凍」などトメ・ハネ・ハライからなる書の常識を踏み越え、
デザイン的となってしまうことをも恐れぬ探求と発見の時代、
古典へと沈潜し格闘した「歎異抄」「徒然草」「源氏物語」シリーズ。
そして、「二〇〇一年九月十一日晴──垂直線と水平線の物語」「罪と罰」「敗戦古稀」など、
比類ない境地をあゆむ近年の作品まで、充実した図版を収録します。
目次
第一章 書との出会い
第二章 人生の冒険 時代を書く
第三章 古典への回帰とタブーへの挑戦
第四章 古典への退却
第五章 ふたたび、時代を書く
第六章 劣化する日本語のなかで
あとがき
収録作品一覧/略年譜
著者略歴
石川 九楊(イシカワ キュウヨウ ishikawa kyuuyou)
石川九楊(いしかわ・きゅうよう) 書家。京都精華大学客員教授。1945年、福井県生まれ。京都大学法学部卒業。筆蝕を重視した新たな書史を打ち立て、1990年『書の終焉 近代書史論』でサントリー学芸賞、2004年『日本書史』で毎日出版文化賞、同年日本文化デザイン賞、2009年『近代書史』で大佛次郎賞を受賞など高く評価される。2017年東京上野の森美術館にて『書だ!石川九楊展』を開催、2019年には『第二楽章 書だ!石川九楊展』を古川美術館(名古屋市)にて開催。『石川九楊著作集』全十二巻のほかに『九楊先生の文字学入門』、作品集に『自選自註 石川九楊作品集』、『石川九楊 源氏物語巻五十五帖』などがある。
タイトルヨミ
カナ:イシカワキュウヨウジデンズロク ワガショヲカタル
ローマ字:ishikawakyuuyoujidenzuroku wagashookataru

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