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2020年4月13日発売

左右社

出版社名ヨミ:サユウシャ

ウェブスター辞書あるいは英語をめぐる冒険

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内容紹介
池澤夏樹氏、阿部公彦氏、推薦!
知られざる英語辞書の世界とその秘密。

アメリカの伝統ある辞書出版社メリアム・ウェブスター社の編纂者が、「英語とは何か」にさまざまな角度から光を当てる14章。

“it's”は文法的に「正しい」のか?
“nude”は「白人の肌の色」?
“marriage”は同性婚を含むのか?
“bitch”は女性蔑視か?
“OMG”は英語の退化?……

など、辞書編纂を通じて見えてくる英語の謎を、英語にまつわるトリビアや逸話も織り交ぜながら、専門的かつ軽やかな筆致で描き出す。
言葉の常識をひっくり返し、言葉と社会の繋がりを再発見する、普遍的なヒントがちりばめられた一冊。
目次
Hrafnkell 辞書編纂者の偏愛
But 「文法」の誤解
It’s 繁茂する英語
Irregardless まともじゃない言葉
Corpus 骨を拾い集める
Surfboard 語釈の宿命
Pragmatic 無感情で実用的な用例
Take 小さくも厄介な言葉
Bitch よろしくない言葉
Posh 語源をめぐる妄言
American Dream 初出という旅
Nuclear 発音と教養
Nude 肌色は何色か
Marriage 権威と辞書
エピローグ とてつもないこと
著者略歴
コーリー・スタンパー(スタンパー コーリー sutanpaa koorii)
コーリー・スタンパーはメリアム・ウェブスター社で辞書を執筆・編集している辞書編纂者(原書刊行時。翻訳書刊行時点では退職)。ビデオ・シリーズ「アスク・ジ・エディター」に出演している。自身のブログ(www.korystamper.com)には言語や辞書学について定期的に投稿しており、『ガーディアン』紙、『ニューヨーク・タイムズ』紙、「Slate.com.」に執筆している。本と家族と共にニュージャージーに在住。
鴻巣友季子(コウノス ユキコ kounosu yukiko)
英語翻訳家、文芸評論家。古典新訳にマーガレット・ミッチェル『風と共に去りぬ』、シャーロット・ブロンテ『嵐が丘』、他訳書に、J・M・クッツェー『恥辱』など多数。著書に『翻訳ってなんだろう?』、共著に『翻訳問答』など。
竹内要江(タケウチ トシエ takeuchi toshie)
英語翻訳家。南山大学外国語学部英米科卒業(在学中米東部片田舎のカレッジに留学)、東京大学大学院総合文化研究科比較文学比較文化修士課程修了(修士論文はアメリカの日本趣味小説について)。訳書にゲイル・サルツ『脳の配線と才能の偏り』、梅若マドレーヌ『レバノンから来た能楽師の妻』など。
木下眞穂(キノシタ マホ kinoshita maho)
ポルトガル語翻訳家。上智大学ポルトガル語学科卒業。訳書にジビア・ガスパレット『永遠の絆』、パウロ・コエーリョ『ブリーダ』『ザ・スパイ』など。2019年、ジョゼ・ルイス・ペイショット『ガルヴェイアスの犬』で第5回日本翻訳大賞受賞。
ラッシャー貴子(ラッシャー タカコ rasshaa takako)
英語翻訳家。上智大学外国語学部比較文化学科卒業。訳書にエハン・デラヴィ『Why on Earh アイスランド縦断記 彼は「問い」を抱いて旅立ち、そして「答え」に到達した』、翻訳協力にスティーブン E. ルーカス『アメリカの大学生が学んでいる「伝え方」の教科書』(狩野みき監訳)など。現在英国ロンドン在住。
手嶋由美子(テシマ ユミコ teshima yumiko)
英語翻訳家。津田塾大学英文学科卒。マサチューセッツ州立大学大学院修士課程修了。訳書にブルース・クック『トランボ』、エドワード・セント・オービン『パトリック・メルローズ』シリーズなど。
井口富美子(イグチ フミコ iguchi fumiko)
ドイツ語翻訳家。立教大学文学部日本文学科卒。ベルリン・フンボルト大学で翻訳学を学ぶ。長年にわたり実務翻訳に携わる。訳書に、エルンスト・ヴルチェク『宇宙英雄ローダン・シリーズ 深淵の騎士たち』など。
タイトルヨミ
カナ:ウェブスタージショアルイハエイゴヲメグルボウケン
ローマ字:webusutaajishoaruihaeigoomegurubouken

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