近刊検索 デルタ

2023年3月15日発売

左右社

出版社名ヨミ:サユウシャ

相思樹の歌

このエントリーをはてなブックマークに追加
内容紹介
沖縄決戦を目前に奇跡的な出逢いから生まれた名曲「相思樹の歌」——実在の人物をモデルに鎮魂と再生を描く青春小説!

沖縄決戦を目前に、若き陸軍少尉太田博が作詞、音楽教師東風平恵位が作曲した「相思樹の歌」。のちに〈ひめゆり〉となる女生徒たちに贈られたこの名曲をめぐる出逢いと友情を軸に、鉄血勤皇隊の少年のその後を描く。

【あらすじ】
昭和二十年、沖縄。女子師範学校では音楽教師・東風原敬司と生徒たちが秘密に行なう卒業式に向けて合唱練習をしていた。東京から沖縄に越してきた中学生・片岡草志は、相思樹並木の向こうから聴こえてくる音色に心惹かれ、東風原との偶然の出逢いから練習に参加するようになる。
生徒たちが練習していた「相思樹の歌」は、若き陸軍少尉・大江博斗が勤労動員で出逢った生徒たちの卒業を祝して贈った詩に、東風原が曲をつけたものだという。戦局の悪化により中止が決まった卒業式にかわり、彼らはひそかに“卒業式”を計画していたのだった。大江、東風原、生徒たちと友情を育む草志だったが、その“卒業式”を目前に、米軍の沖縄上陸が確定的となり彼らは戦地へと駆り出されてしまう——いまなお聴かれ歌い継がれる沖縄の名曲「相思樹の歌」をモチーフに鎮魂と再生を描く青春小説。

今日マチ子先生、推薦!
「何度でも想像し、たぐり寄せ、紡ぐ沖縄。 あの時の音楽と共に。」
目次
一 師範女子部
二 戦場
三 南下
四 収容
五 帰京
六 横浜
七 大島
八 沖縄へ
著者略歴
西園徹彦(ニシゾノ テツヒコ nishizono tetsuhiko)
本名・西口徹。一九五九年十月二十六日、京都府舞鶴市生まれ。西舞鶴高校、早稲田大学商学部卒。大和銀行、青土社『ユリイカ』『imago』編集部、フリー編集、河出書房新社で『文藝別冊』『道の手帖』、書籍、文庫などの編集を経て、現在、契約・フリー編集者。大学では「岳文会」に所属(二十一期)。分担執筆で参加した書籍に、『安吾のいる風景』(関井光男編著)、『ブック・カーニヴァル』(高山宏編著)、『草森紳一が、いた。』(東海晴美編)などがある。
タイトルヨミ
カナ:ソウシジュノウタ
ローマ字:soushijunouta

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

-- 広告 -- AD --

【AD】
今、注目すべき第三書館の本
ハイリスク・ノーリターン
公安のスパイ、山口祐二郎とは何者か

-- 広告 -- AD --

もうすぐ発売(1週間以内)

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを利用しています。