近刊検索 デルタ

2023年1月31日発売

左右社

出版社名ヨミ:サユウシャ

フッサールの遺稿

ナチから現象学を守った神父
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内容紹介
フッサール以後の現象学はここからはじまった。

ナチ台頭によって、フッサールの自筆原稿が葬り去られようとしていた。危機を察知した神父ヘルマン・レオ・ファン・ブレダは、遺稿を国外に持ち出そうと計画する。
刻一刻と変わる状況、財政難、収容所に収監されていく仲間たち……度重なる出来事に見舞われながらも、ファン・ブレダたちがルーヴェンのフッサール文庫を設立・発展させるまでを描く。
フッサールの妻や弟子たち、ハイデガー、サルトル、メルロ=ポンティ、レヴィナスらとの関係も垣間見える哲学ノンフィクション。
目次
はじめに

第一部 ベルリン行きの三つのスーツケース
第二部 戦争の時代
第三部 あるフランシスコ会修道士の執念

おわりに

謝辞
図版
図版情報
参考文献
人名索引
著者略歴
トーン・ホルステン(トーン ホルステン toon horusuten)
1969年生まれ。ベルギーのフリージャーナリスト。新聞、雑誌に寄稿するほか、ベルギーの放浪者コロニーに関する書籍(“Landlopers[放浪者]”)や、『タンタンの冒険』の原作者エルジェの芸術的遺産についての書籍(“Kinderen van Kuifje[タンタンの子どもたち]”)を執筆。自身の親類であるヘルマン・レ オ・ファン・ブレダの生涯について何年にもわたり研究を重ね、2018年に“De pater en de filosoof [神父と哲学者]”(邦題『フッサールの遺稿』)を発表。“De pater en de filosoof”は、ベルギーおよびオランダでベストセラーとなり、Spiritual Book Awardを受賞している。ドイツ語訳が2021年に出版されると、ドイツ語圏の主要メディアがこぞって取り上げ、公共放送局ZDF(第2ドイツテレビ)と週刊新聞『ツァイト』紙のノンフィクション書籍部門のトップ10にランクされた。
赤坂桃子(アカサカ モモコ akasaka momoko)
翻訳家。上智大学文学部ドイツ文学科および慶應義塾大学文学部卒。ノンフィクション、人文・思想、文芸など、さまざまなジャンルの翻訳を手がける。主な訳書に『東西ベルリン動物園大戦争』(ヤン・モーンハウプト著、CCCメディアハウス)、『精神療法における意味の問題』(ヴィクトール・E・フランクル著、北大路書房)、『人生があなたを待っている――〈夜と霧〉を越えて 1・2』ヴィクトール・フランクル評伝(ハドン・クリングバーグ・ジュニア著、みすず書房)、『ピネベルク、明日はどうする!?』(ハンス・ファラダ著、みすず書房)、『沈黙を破る者』(メヒティルト・ボルマン著、河出書房新社)、『NSA 上・下』(アンドレアス・エシュバッハ著、早川書房)ほか多数。共訳に『ゲッベルスと私――ナチ宣伝相秘書の独白』(ブルンヒルデ・ポムゼルおよびトーレ・D・ハンゼン著、紀伊國屋書店)など。
タイトルヨミ
カナ:フッサールノイコウ
ローマ字:fussaarunoikou

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