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定価:3,850円(3,500円+税)
判型:四六
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内容紹介
フッサール以後の現象学はここからはじまった。
ナチ台頭によって、フッサールの自筆原稿が葬り去られようとしていた。危機を察知した神父ヘルマン・レオ・ファン・ブレダは、遺稿を国外に持ち出そうと計画する。
刻一刻と変わる状況、財政難、収容所に収監されていく仲間たち……度重なる出来事に見舞われながらも、ファン・ブレダたちがルーヴェンのフッサール文庫を設立・発展させるまでを描く。
フッサールの妻や弟子たち、ハイデガー、サルトル、メルロ=ポンティ、レヴィナスらとの関係も垣間見える哲学ノンフィクション。
ナチ台頭によって、フッサールの自筆原稿が葬り去られようとしていた。危機を察知した神父ヘルマン・レオ・ファン・ブレダは、遺稿を国外に持ち出そうと計画する。
刻一刻と変わる状況、財政難、収容所に収監されていく仲間たち……度重なる出来事に見舞われながらも、ファン・ブレダたちがルーヴェンのフッサール文庫を設立・発展させるまでを描く。
フッサールの妻や弟子たち、ハイデガー、サルトル、メルロ=ポンティ、レヴィナスらとの関係も垣間見える哲学ノンフィクション。
目次
はじめに
第一部 ベルリン行きの三つのスーツケース
第二部 戦争の時代
第三部 あるフランシスコ会修道士の執念
おわりに
謝辞
図版
図版情報
参考文献
人名索引
第一部 ベルリン行きの三つのスーツケース
第二部 戦争の時代
第三部 あるフランシスコ会修道士の執念
おわりに
謝辞
図版
図版情報
参考文献
人名索引
著者略歴
トーン・ホルステン(トーン ホルステン toon horusuten)
1969年生まれ。ベルギーのフリージャーナリスト。新聞、雑誌に寄稿するほか、ベルギーの放浪者コロニーに関する書籍(“Landlopers[放浪者]”)や、『タンタンの冒険』の原作者エルジェの芸術的遺産についての書籍(“Kinderen van Kuifje[タンタンの子どもたち]”)を執筆。自身の親類であるヘルマン・レ オ・ファン・ブレダの生涯について何年にもわたり研究を重ね、2018年に“De pater en de filosoof [神父と哲学者]”(邦題『フッサールの遺稿』)を発表。“De pater en de filosoof”は、ベルギーおよびオランダでベストセラーとなり、Spiritual Book Awardを受賞している。ドイツ語訳が2021年に出版されると、ドイツ語圏の主要メディアがこぞって取り上げ、公共放送局ZDF(第2ドイツテレビ)と週刊新聞『ツァイト』紙のノンフィクション書籍部門のトップ10にランクされた。
赤坂桃子(アカサカ モモコ akasaka momoko)
翻訳家。上智大学文学部ドイツ文学科および慶應義塾大学文学部卒。ノンフィクション、人文・思想、文芸など、さまざまなジャンルの翻訳を手がける。主な訳書に『東西ベルリン動物園大戦争』(ヤン・モーンハウプト著、CCCメディアハウス)、『精神療法における意味の問題』(ヴィクトール・E・フランクル著、北大路書房)、『人生があなたを待っている――〈夜と霧〉を越えて 1・2』ヴィクトール・フランクル評伝(ハドン・クリングバーグ・ジュニア著、みすず書房)、『ピネベルク、明日はどうする!?』(ハンス・ファラダ著、みすず書房)、『沈黙を破る者』(メヒティルト・ボルマン著、河出書房新社)、『NSA 上・下』(アンドレアス・エシュバッハ著、早川書房)ほか多数。共訳に『ゲッベルスと私――ナチ宣伝相秘書の独白』(ブルンヒルデ・ポムゼルおよびトーレ・D・ハンゼン著、紀伊國屋書店)など。
タイトルヨミ
カナ:フッサールノイコウ
ローマ字:fussaarunoikou
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