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2020年10月2日発売

ガイアブックス

インド五千年のサイコセラピー ─ヨーガ療法ダルシャナ─

伝統的ヨーガにもとづくヨーガ療法標準テキスト
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内容紹介
 インド古来より続くヨーガ行者同士(主に師匠と弟子)間の質疑応答・面談を表す言葉「ダルシャナ」は、現代医学の「カウンセリング」という意味合いも含み、当時から人間が抱える心と体の問題の解決への道しるべでもありました。科学的な医療法が確立するずっと前、インドでは「病気(の状態)」とは、心と体にある複数の病素(ドーシャ)が影響をし合い、起こるものと考えられてきました。現代にも通じるこの「心身相関」の考え方は、科学的医療が発達すればするほど顧みられなくなってきています。

 普段通りに生活していくだけでも様々なストレスにさらされている世界中の人たちにとって、ストレスが引き金となることが多い心身症疾患が増えてきているのは、大きな問題となっています。加えて心の乱れから発症する精神科領域の機能的疾患、両疾患はどちらも当人の「心と体のありよう」が複雑に関わり合っている病であり、現代西洋医学だけでは原因の特定や根治、再発の防止は難しいとされています。

現在、両疾患の根治への糸口には、「心理療法(サイコセラピー)」と呼ばれる療法があげられます。それは「カウンセリング」や「対話」、「トレーニング」などを通して自分自身の考え方や行動などに変容をもたらし、問題の解決に寄与していき人々の精神的健康の回復や保持、増進を図ろうとすることを目的としており他の化学療法とあわせ効果をあげています。この現代医学から生まれた言葉である「サイコセラピー」を体現する技法が、インドではすでに約五千年も前に生まれており、古代からの大切な智慧として聖典等に書き記され、現在まで連綿と受け継がれています。そしてその教えこそが本書で紹介しているヨーガ療法・ダルシャナ技法の核となっているのです。

本書は、ヨーガ療法ダルシャナ技法について、その理論の源泉である聖典群からの教え紐解き理解を深めるとともに、実際の症例紹介を交えつつ重要な項目ごとにレベル1から4までと計7つのステップを通してより分かりやすく書かれた実践的なヨーガ療法指導書です。
目次
はじめに

第1章:伝統的ヨーガとヨーガ療法
1.伝統的ヨーガのダルシャナとは
2.ヨーガ療法ダルシャナとは
3.ストレス社会到来とヨーガ療法
4.ストレス・マネージメント法としての心身医学
5.心身医学からみたストレスとストレス疾患
6.アーユルヴェーダ医学からみた心身相関疾患
7.ヨーガ・スートラからみた心身相関疾患
8.バガヴァッド・ギーターからみた心身相関疾患


第2章:ヨーガ療法の見立て(アセスメント)と指導(インストラクション)理論
言語によるヨーガ療法ダルシャナ(YTD)技術とアセスメント法
1.ヨーガ療法ダルシャナ(YTD)問題理解の4原理
2.心理社会的ストレッサー
3.ヨーガ療法ダルシャナ教育レベル1 〜4教育の概説


第3章:ヨーガ療法ダルシャナ(YTD)の指導理論
1.チャーンドーギヤ・ウパニシャッド 第4篇に見るヨーガ療法ダルシャナ指導理論
2.ヨーガ療法ダルシャナ(YTD)の対人支援基本原則


第4章:ダルシャナ・レベル1
4 Stepsからなる問題理解6P原理と対人支援基本原則(7BP)
インテーク・インタビュー面接(II)
インフォームド・コンセント合意(IC)取得
1.ウパニシャッド聖典にみるダルシャナ技法
2.Step 1:4ステップからなるヨーガ療法ダルシャナ・レベル1.
3.言語的介入/インテーク面接の要領
4.初回インテーク面接時のヨーガ療法ダルシャナ
5.Step 2:<問題の絞り込み>(各種心理/半構造化面接得点+言語ダルシャナ)
6.Step 3:<2P /専門家YTからの理智の見立てと技法提供>無智誤認知見立ては伝えない
7.古典に見る理智の見立て:ヨーガ・スートラにみるダルシャナ・アセスメント技法
8.人間五蔵説と人間馬車説を念頭においてインテーク面接(Intake Interview)する
9.ヨーガ療法ダルシャナ・レベル1 Step 2と3のまとめ:ヨーガ療法における心身療法から得られる健康促進効果
10.研究費補助・厚生労働省・国立研究開発法人日本医療研究開発機構・統合医療研究助成
(2015年H27, 2016年H28, 2017年H29)3年経年研究助成金による調査研究
11.熊本地震とPTG効果
12.Step 4:<インフォームド・コンセントInformed Consent(合意)を取る>
13.まとめとヨーガ療法ダルシャナ(YTD)問題理解の4原理.
14.4 Stepsからなる問題理解6P原理と対人支援基本原則(7BP)ダルシャナ講座・レベル1


第5章:ダルシャナ・レベル2
5 Stepsからなる行動の変容を促すヴェーダ瞑想指導
“インド五千年の智慧である各聖典に従った行動の変容の仕方を学ぶ”
1.はじめに
2.ヨーガ療法ダルシャナ・レベル 2
─5 Stepsからなる行動の変容を促すヴェーダ瞑想指導─
“行動の変容を促すヴェーダ瞑想指導”の為の学び
3.理智の心理作用(Vṛtti)理想型を学ぶ
4.フォローアップ面接毎に行う情報を収集する(病歴・病状・治療歴等)
5.ヴェーダ瞑想テーマの分類
6.気づきの言語化の有用性と危険性について
7.理智教育(理想的行為基準に準拠)としてのヴェーダ瞑想テーマ選定
8.ダルシャナ・レベル2 -5Stepsからなる行動の変容を促すヴェーダ瞑想-


第6章:ダルシャナ・レベル3
6 Stepsからなる誤認知の修正とヨーガ療法ダルシャナ
1.ヨーガ療法ダルシャナ・レベル3
2.ウパニシャッド聖典にみる認知機能の修正の大切さ
3.心身次元の客観視の技法
4.理智機能修正のプロセス
5.ヨーガ療法ダルシャナ・レベル3 6 Stepsからなる誤認知の修正とヨーガ療法ダルシャナ
6.ヨーガ療法ダルシャナの禁忌
7.感情の理解
8.SOC質問票 ①把握可能感 ②処理可能感 ③有意味感の3要素
9.執着/誤認知の対象物を替える試み(SOC ③)有意味感
10.ヨーガ療法ダルシャナ・レベル3 6 Stepsからなる誤認知の修正とヨーガ療法ダルシャナまとめ


第7章:ダルシャナ・レベル4
7 Stepsからなるラージャ・ヨーガによる誤認知と執着の修正とヨーガ療法
1.解脱への三年間 スワミ・ヨーゲシヴァラナンダ大師“魂の科学”より
2.ダルシャナ・レベル 4,7 Stepsからなるラージャ・ヨーガとヨーガ療法ダルシャナ
3.チャーンドーギヤ・ウパニシャッド 第8篇 真我の世界
4.ヨーガ療法ダルシャナ・レベル 4


まとめ
1.3年間32回に渡るヨーガ療法士養成講座
引用文献
著者略歴
木村 慧心(キムラ ケイシン kimura keishin)
1947年群馬県前橋市生まれ。1969 年東京教育大学理学部卒業。スワミ・ヨーゲシヴァラナンダ大師より聖名(ギヤーナ・ヨーギ)を拝受して得度し、ラージャ・ヨーガ・アチャルヤ(阿闍梨)となり、ラージャ・ヨーガ指導を開始。2019 年2 月世界保健機関(WHO)伝統医療・統合医療部局が開催した“ヨーガ指導基準策定委員会” 委員20 名の一員として招聘され、指導基準を策定。2019 年6 月ヨーガの普及と発展に多大な貢献をした海外2 名の内の一人として第1 回インド首相賞を授与さている。現在、ヨーガや内観法をもとにヨーガ療法士養成講座等の研修会、講演活動等に従事。鳥取県米子市在住。著書に『実践ヨーガ療法』、『ヨーガ療法マネージメント』、監修書に『スワミ・シヴァナンダの瞑想をきわめる』、共著に『ヨーガ療法ダルシャナ』(いずれもガイアブックス)など多数。一般社団法人日本ヨーガ療法学会理事長/日本アーユルヴェーダ学会理事/日本ヨーガ・ニケタン代表/一般社団法人日本統合医療学会理事/米子内観研修所所長/アジアヨーガ療法協会(AYTA)等役職多数。
タイトルヨミ
カナ:インドゴセンネンノサイコセラピー ヨーガリョウホウダルシャナ
ローマ字:indogosennennosaikoserapii yoogaryouhoudarushana

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ガイアブックスの既刊から
メアリー・パッカード/著 レイチェル・クロウズ/イラスト ボニファキオ・ベンボ/イラスト ほか
ジェーン・ウォレス/著 ジェーン・デラフォード-テイラー/画 千代美樹/訳
ラエル・イサコウィッツ/著 カレン・クリッピンジャー/著 中村尚人/監修 東出顕子/翻訳
スヴェン・クルーゼ/著 ヨハネス・エルメル/協力 高平尚伸/監修 長谷川早苗/訳
もうすぐ発売(1週間以内)
双葉社:十条アラタ 
PHP研究所:田牧大和 
KADOKAWA:サラブレ編集部 
集英社:出水ぽすか 白井カイウ 

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