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7月19日発売予定

海鳥社

九州の島めぐり 58の空と海

58の空と海
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内容紹介
青い空と海、白い砂浜のビーチ、
漁村に残るレトロな家並み、
歴史ある神社や教会群……
四方を海に囲まれた島は、そのどれもが個性的
58島の見どころを美しい写真とともに紹介


 島に何かしらの憧れを抱いている人は思いのほか多い。そもそも日本列島自体が島国であるにもかかわらず、多くの人が「島時間」を求めて離島を旅し、人生の終着点として島への移住を選択する人々も年を追うごとに増えている。人々はなぜ島に魅せられるのか。ゆったりと流れる時間の中で、慌ただしい日々や複雑な人間関係から解放されることで本当の自分と向き合えるといった要素も大きいが、昔ながらの懐かしい風景や海に囲まれた立地など、島人の日本人に組み込まれた遺伝子がそうした環境を求めているのかもしれない。どちらにしても島旅に出かける小難しい理由などいるわけもなく、「ただ行きたいから」島に足を運ぶ。
(中略)
 たとえ同じ島でも琴線に響くかどうかはその人と島との相性による。また、天候や心のコンディション、一人旅かグループか、旅先での出会いなど、その島が本来的に備えている属性以外にも印象を変える要素はたくさんある。トカラ列島の旅では、悪石島のボゼ祭りに参加する手段がほかになかったこともあってやむなくツアーに参加したが、船旅では思いがけず人生を豊かなものにしてくれる出会いもあった。旅の後半で訪れた与論島では、宿で出会った若者と島有泉をたらふく飲み、サトウキビ畑の間を走る道の上で寝転がって満天の星を眺めた。与論島は、適度な大きさの島に、ヨロンブルーの海やのどかなサトウキビ畑の風景、島グルメ、洒落たカフェをはじめとした多様な旅の要素が凝縮され、おそらく訪れた旅人の大多数を魅了する島だろう。しかし、こうした自然環境や島人の気質が魅力の根底にあることが大きいのはもちろんだが、風景や人との偶然の出会いが旅をさらに豊かなものにしてくれる。つまりどこの島であってもこうした偶然は起こり得る。本書に掲載した野崎島、小値賀島、保戸島、深島、屋久島、奄美大島、宝島……、私は、それぞれの島に再訪したいという魅力を感じた。
(中略)
 私は、島旅で必要のないものは時計だと確信しているが、限られた休暇と少ない本数の船便や天候条件、そして何よりせっかちな性分であるため、結果的に分刻みで慌ただしく奔走することになった。さらに掲載した島の写真や文章は紙面の都合で極限まで切り詰めたため、それぞれの島の魅力を充分に伝えられないかもしれない。しかし、もしも琴線に触れる場所があったならば、実際に訪れ、時を忘れて気の赴くままに歩き、島との相性を確かめてほしい。
(本書「あとがき」より一部抜粋)
目次
〈福岡県〉
1 藍島 福岡県北九州市小倉北区
2 地島 福岡県宗像市
3 大島 福岡県宗像市
4 沖ノ島 福岡県宗像市
5 相島 福岡県糟屋郡新宮町
6 志賀島 福岡県福岡市東区
7 能古島 福岡県福岡市西区
8 玄界島 福岡県福岡市西区
9 姫島 福岡県糸島市

〈佐賀県〉
10 高島 佐賀県唐津市
11 神集島 佐賀県唐津市
12 加唐島 佐賀県唐津市
13 加部島 佐賀県唐津市
14 馬渡島 佐賀県唐津市

〈長崎県〉
15 対馬 長崎県対馬市
16 壱岐島 長崎県壱岐市
17 鷹島 長崎県松浦市
18 福島 長崎県松浦市
19 的山大島 長崎県平戸市
20 生月島 長崎県平戸市
21 平戸島 長崎県平戸市
22 九十九島 長崎県佐世保市
23 黒島 長崎県佐世保市
24 伊王島 長崎県長崎市
25 端島 長崎県長崎市
26 野崎島 長崎県北松浦郡小値賀町
27・28 小値賀島・斑島 長崎県北松浦郡小値賀町
29 中通島 長崎県北松浦郡新上五島町
30 頭ヶ島 長崎県北松浦郡新上五島町
31 福江島 長崎県五島市

〈熊本県〉
32 湯島 熊本県上天草市
33 大矢野島 熊本県上天草市
34 前島 熊本県上天草市
35 天草上島 熊本県天草市・上天草市
36 天草下島 熊本県天草市・天草郡苓北町
37 通詞島 熊本県天草市
38 御所浦島 熊本県天草市

〈大分県〉
39 姫島 大分県国東郡姫島村
40 保戸島 大分県津久見市
41 深島 大分県佐伯市

〈宮崎県〉
42 青島 宮崎県宮崎市
43 幸島 宮崎県串間市

〈鹿児島県〉
44 獅子島 鹿児島県出水郡長島町
45 長島 鹿児島県出水郡長島町
46・47・48 上甑島・中甑島・下甑島
49 種子島 鹿児島県西之表市、熊毛郡中種子町・南種子町
50 屋久島 鹿児島県熊毛郡屋久町
51 硫黄島 鹿児島県鹿児島郡三島村
52 悪石島 鹿児島県鹿児島郡十島村
53 小宝島 鹿児島県鹿児島郡十島村
54 宝島 鹿児島県鹿児島郡十島村
55 喜界島 鹿児島県大島郡喜界町
56 奄美大島 鹿児島県奄美市・龍郷町・笠利町・住用町・瀬戸内町・大和村・宇検村
57 徳之島 鹿児島県大島郡徳之島町・天城町・伊仙町
58 与論島 鹿児島県大島郡与論町
著者略歴
吉村 靖徳(ヨシムラ ヤスノリ)
1965年、東京生まれ。現在、九州歴史資料館勤務。著書に「大宰府と西海道」『アクロス福岡文化誌3 古代の福岡』(分担執筆、2009年)、『ふくおか古墳日和』(2014年)、『九州の古墳』(2015年)など

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