近刊検索 デルタ

2021年12月28日発売

Clover出版

かたじけない

「ありがとうの《ぶし》」のおはなし
このエントリーをはてなブックマークに追加
内容紹介
思ったことを上手に言葉にできない、お子さんがいます。

「伝えたい」気持ちを、「伝えられない」そのもどかしさに、
辛い気持ちや、寂しい気持ちを抱えているお子さんがいます。

言葉だけが、「こころのすべて」ではありません。
言葉にならない気持ちの奥に、子どもが伝えたかった「愛の言葉」が隠されているのです。

本書の主人公はそんな《ぶし》です。
感謝の気持ちを伝えるために、悩み、迷い、戸惑いながらも愛の中で生きていきます。

私が初めて【ぶし】(私の場合、自閉症スペクトラムの女の子)に出会ったとき、
【ぶし】は自分の中の決まりごとを忠実に守り、日々粛々と過ごしていました。
その頑なな姿勢とひたむきな視線が、まさに【武士】という印象でした。

彼女は、言葉をもっていませんでしたが、
初めてのことへの不安や、予定変更に対する抵抗、
やりたいことへの執着などを言葉以外のあらゆる手段で、周りの人たちに表出していました。

時には声を荒げ、壁を叩き、地団太を踏んで『何とか理解してほしい』と
日々、奮闘していたのです。
何事にも常に本気で臨む彼女は、からだも心も辛そうに見えました。


その後もいろいろなタイプの【ぶし】と出会いました。

本書タイトル『かたじけない』は『ありがとう』という
言葉にしづらい【ぶし】の感謝の気持ちを
サムライ言葉に置き換えたものです。

言葉はなくても、表情、身振り、声の調子などから
相手のおもいに触れ、互いが歩み寄るところから
コミュニケーションが始まるとおもいます。

そんな風に人と人とが向き合う姿を願いながら、この絵本を描きました。
目次
冒頭メッセージ
本文
あとがき
著者紹介
著者略歴
かわさき なおこ(カワサキナオコ kawasakinaoko)
かわさき なおこ 1962年、福岡県北九州市に生まれる。教員歴30数年。 中学校、小学校、特別支援学校の3校種で多感な時期の小・中学生と関わる。様々な個性が混在する学校現場では、仲間外れや暴言などのトラブルが後を絶たず、その生徒指導に追われることも。2009年に赴任した特別支援学校で、対人コミュニケーションが困難な発達障害の特性を併せもつ子どもたちと出会う。 言葉や障害の有無に関係なく、人は人に自分のおもいを伝えたいもの。「言葉と感情をうまくコントロールできない人たちが、社会の中で少しでも穏やかに過ごすことができるように」と願いながら、学校現場で日々、SST(ソーシャルスキルトレーニング)指導に励んでいる。 自ら3児の母でもあり、娘たちの幼少時に好きな絵本を選んでは、毎晩みんなで読みながらバッタリ眠ってしまったことも。慌ただしかったけれど、とても大切だった、そんな癒しの時間……あのときを思いながら、創作している。
タイトルヨミ
カナ:カタジケナイ
ローマ字:katajikenai

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

Clover出版の既刊から
ハッピーすいれん/著
かわさきなおこ/著
もうすぐ発売(1週間以内)
NHK出版:藤本有紀 NHKドラマ制作班 NHK出版 
主婦と生活社:鶴間政行 
三笠書房:清水建二 すずきひろし 

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを利用しています。