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2019年1月10日発売

水曜社

出版社名ヨミ:スイヨウシャ

新装版 フラメンコ、この愛しきこころ

フラメンコの精髄
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内容紹介
フラメンコ。
これで生きようと私が決意したとき、深い洞察や理解があったわけではなかった。ただ直感と激情があっただけである。これで生きるというのは、これを職業とするとか、これで糊口をしのぐという意味ではなく、生き方、あるいは実存的支柱というような意味である。言い換えれば、人生を掛けるに足る対象として、フラメンコを選ぶということである。(序章より)
歴史、それを担う主体、ジプシー、成立の場所であるアンダルシア研究などを深く掘り下げ、その成果をふまえながら「フラメンコとは何か」をバイレ(踊り)の実践的視点から問い直す。 *本書は2004 年刊行の新装版です。
目次
序章 「実践的」問いかけの意義

第1章 フラメンコの語源について

第2章
1.ジプシージプシーとフラメンコ
2.ジプシーの起源
3.西へ行ったジプシー
4.スペインに入ったジプシー
5.アンダルシア・ジプシーとフラメンコ

第3章 フラメンコ以前:アンダルシアに伝わる歌や踊り
1.有史以前
2.タルテッソ、フェニキア、ギリシア、ローマの時代
3.リノスの歌、迷宮の踊り、ベティカのカデスの娘の踊り、幻人雑技など
4.西ゴート時代
5.モーロの時代
6.ムワシャハ、セヘル、ハルチャなど
7.ユダヤ人
8.フグラール、ロマンセについて
9. ミの旋法と「リノスの歌」

第4章 フラメンコの歴史:フラメンコの誕生、発展過程、ならびに現状
1.初期の時代の歌や踊り
2.カフェ・カンタンテの時代
3.劇場、オーディオ・ビジュアルの時代

第5章 フラメンコ実践論:バイレから見たフラメンコの実践的本質
1.フラメンコの要素と形式
2.カンテとバイレ
3.舞と踊りと歌、そして舞が始まる時
4.バイレのはかなさについて
5.カンテは意味を解体する
6.バイレの演じられ方、ならびにフラメンコの実践的本質

終章 残された問題

*本書は2004 年刊行の新装版です。
著者略歴
橋本 ルシア(ハシモト ルシア hashimoto rushia)
橋本ルシアフラメンコ舞踊研究所・舞踊団代表。東京大学文学部哲学科卒業。メルチェ・エスメラルダ、マリオ・マジャ、ラ・トレアに師事しながら新宿ACホールにて3年間レギュラー出演。実験的創作フラメンコ舞踊公演を行い、1983年スペイン留学。マノレーテ、エルグィート、シロー、ロシオなどに師事。帰国後来日したマノレーテ、ホセ・ルイス・ポンセとリサイタルを行った。単独のリサイタルに「赤と緑の幻想」「アルバセーテの匕首」「風が見える時」など。各地でのライブ・公演出演の傍らフラメンコ舞踊研究所で後進を指導。スタジオライブの構成・監修・レクチュアーにあたる。大学などでの講演も行っている。著作に「バイレについて」(『フラメンコ読本』晶文社 所収)
タイトルヨミ
カナ:シンソウバンフラメンココノイトシキココロ
ローマ字:shinsoubanfuramenkokonoitoshikikokoro

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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