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2019年11月20日発売

水曜社

出版社名ヨミ:スイヨウシャ

セイバーメトリクス入門

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内容紹介
「大切なのは、細かい数字を操作して理論を並べることではありません。客観的なデータとロジックという強力な道具を駆使して、野球の世界を新しい目線で見直して再発見することなのです」

アメリカ発祥の野球についての客観的な知見の探求=セイバーメトリクス(SABERMETRICS)
その要点を的確にとらえた、これまでになかった“最初の一冊”
目次
第一章 セイバーメトリクスの基礎

第一節 セイバーメトリクスの歴史
 1.セイバーメトリクスの始祖ビル・ジェイムズ/2.アスレチックスの快進撃とマネー・ボール
第二節 セイバーメトリクス思考の三原則
 1.三つの重要な思考方法/2.常識に縛られない/3.客観的な事実を重視する/4.定量的に考える
第三節 分析の基礎的な道具
 1.野球版ピタゴラスの定理/2.得点期待値という度量衡/3.得点価値と打撃得点/4.加重出塁率/5.勝利確率と勝率付加値/6.分析の見取り図

第二章 野球の一般的原理
第一節 送りバントは有効な戦術か
 1.送りバントと得点の見込み/2.打力の損益分岐点/3.野球の奥深さと読み合いの妙
第二節 盗塁の利得と見えない力
 1.盗塁のリスクとリターン/2.相手をかき乱す盗塁の「見えない力」/3.打者もまた影響を受ける
第三節 敬遠という選択
 1.敬遠による状況の変化/2.王貞治を歩かせる/3.続く打者が劣る場合/4.1点を守り抜く
第四節 勝負強い打者は存在するか
 1.聖なる俗説と無機質なデータ/2.勝負強さは継続するか/3.日本プロ野球でみる勝負強さ
第五節 どんな打順が最適か
 1.打順論の原則的な図式/2.「野球ゲーム」に試させる/3.打順の文脈を解析する/4.ストーリーよりも出塁の集中
第六節 年齢とパフォーマンス
 1.選手のキャリアと年齢曲線/2.データから年齢の影響を引きだす/3.打者の年齢曲線/4.投手は消耗品? /5.年齢曲線をめぐる論点
第七節 打たせて取るピッチングは存在するか
 1.セイバーメトリクス史上最大の発見/2.インプレー打率の一貫性/3.謎を紐解く
第八節 データで未来を予測する
 1.一貫しているものを見つける/2.平均への回帰/3.成績予測システム

第三章 選手評価論
第一節 選手評価の基礎
 1.選手評価の体系/2.勝利との関係で捉える/3.中立的に評価する/4.パークファクター/5.貢献度と能力
第二節 打撃の評価
 1.打率順で並ぶ成績ランキングへの疑問/2.OPSのカラクリ/3.RCの進化/4.加重出塁率を応用する/5.打撃の中身を分解する
第三節 走塁の評価
 1.盗塁の得点化/2.盗塁以外の走塁を測る
第四節 守備の評価
 1.レンジファクターからの技術的な飛躍/2.ゾーンレーティングを得点化する/3.異なる守備位置の比較/4.捕手の守備という謎/5.チームの守備力評価
第五節 投球の評価
 1.投手の個人成績への疑問/2.守備から独立した防御率/3.投球の中身を解析する/4.真の失点率
第六節 評価の総合
 1.選手評価の究極的な尺度/2.代替可能水準(控えレベル)との比較/3.単位を得点数から勝利数へ/4.野手の勝利貢献値/5.投手の勝利貢献値
著者略歴
蛭川 皓平(ヒルカワ コウヘイ hirukawa kouhei)
1988 年生まれ、神奈川県出身。中央大学大学院経済学研究科博士前期課程修了。現在は税理士として都内税理士法人に勤務するかたわら株式会社DELTA の分析業務をアナリストとしてサポートしており、分析活動は学生時代からで10 年近くにわたる。セイバーメトリクスがもたらした見解、定説だけではなく理論の形成までになされた分析や議論の流れなどにも詳しい。DELTAが球団の依頼を受けておこなう分析などへの協力も多数あり評価も高い。
岡田 友輔(オカダ ユウスケ okada yuusuke)
1975年生まれ。テレビ局の中継スタッフ、スポーツデータ分析・配信会社勤務を経て、2011年に合同会社DELTA(2015年に株式会社化)を設立し統計的な見地から野球の構造・戦略を探求するセイバーメトリクスを専門とする分析でプロ野球球団の編成サポートを行うとともに、アメリカで一般化しつつあった守備指標や総合指標の算出・公開など日本の野球分析を米国規格に近づけるための土台づくりにも取り組んでいる。
タイトルヨミ
カナ:セイバーメトリクスニュウモン
ローマ字:seibaametorikusunyuumon

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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