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定価:5,280円(4,800円+税)
判型:B5変形
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内容紹介
ドイツで絶大な信頼を得る四肢と脊柱のマニュアル・セラピーの実践書。原著完全改訂第5版となる本書では、臨床思考過程や臨床推論を深く掘り下げ、読者の理解をさらに深める構成を目指した。まずは理論編において、疼痛生理学、バイオメカニクス、ニューロダイナミクス、そして生物心理社会モデルにより、マニュアル・セラピーの基礎を固める。次に実践編として、問診や6つの治療カテゴリーの分類を通してより明確に構成し、詳細に解説した。検査の手順に加え、運動の質の評価、治療目標の設定、徒手による関節モビリゼーションの適応と禁忌のほか、臨床における患者の症例を多く収録。即、実践に役立つ知識と技術を習得できる。オールカラー版。
第5版におけるポイント
・マニュアル・セラピーの効用過程と実践措置に対するより詳細な背景知識を掲載。
・生物心理社会モデルを取り上げ、疼痛生理学、バイオメカニクス、ニューロダイナミクスの分野にも言及。
・注意すべき表現が、新たなカラー写真によって明確で具体的になった。
本書の内容
・運動学、関節解剖学
・理学療法的検査と診断に基づく治療
・徒手による関節モビリゼーションの適応と禁忌
本書が実践的に教える内容
・検査の進行
・運動の質の評価-何を感知すべきか習得
・目標の計画
・疼痛のある関節、または低可動の関節に対する措置
・治療と治療成果の文書化
第5版におけるポイント
・マニュアル・セラピーの効用過程と実践措置に対するより詳細な背景知識を掲載。
・生物心理社会モデルを取り上げ、疼痛生理学、バイオメカニクス、ニューロダイナミクスの分野にも言及。
・注意すべき表現が、新たなカラー写真によって明確で具体的になった。
本書の内容
・運動学、関節解剖学
・理学療法的検査と診断に基づく治療
・徒手による関節モビリゼーションの適応と禁忌
本書が実践的に教える内容
・検査の進行
・運動の質の評価-何を感知すべきか習得
・目標の計画
・疼痛のある関節、または低可動の関節に対する措置
・治療と治療成果の文書化
目次
理論編
1 マニュアル・セラピーの歴史と定義
1.1 マニュアル・セラピーとは何か/1.2 歴史/1.3 理学療法的マニュアル・セラピーの歴史/1.4 世界のマニュアル・セラピー/1.5 マニュアル・セラピーの定義
2 生物心理社会モデルを背景としたマニュアル・セラピー
2.1 基礎としての生物心理社会モデル/2.2 生物医学的思考モデル[病理メカニズム的思考モデル/疼痛生理学/バイオメカニクス─負荷とストレス]
3 マニュアル・セラピーにおける関節メカニズム
3.1 骨運動学[回旋/並進/骨運動学の一覧表]/3.2 関節運動学[回転滑り/関節の遊び/関節運動学に関する一覧表]/3.3 関節解剖学[関節面、関節タイプ、運動軸の形態/関節運動を方向づける軸と面/関節肢位/関節運動の制限]
4 マニュアル・セラピーの体系
4.1 仮説演繹法/4.2 パターン認識/4.3 フローチャートを用いた体系的検査の構築
5 整形マニュアル・セラピーの概要
5.1 方向性を定める検査/5.2 個別検査/5.3 医師による追加検査/5.4 統括的評価
6 運動検査の視点
6.1 なぜ回旋・並進検査なのか/6.2 運動の量/6.3 エンドフィールを用いた運動の質/6.4 症状
7 マニュアル・セラピーの臨床思考モデル
7.1 症状としての疼痛の治療[末梢性疼痛の治療/疼痛治療と治癒/中枢性疼痛の治療]/7.2 機能障害の治療
8 マニュアル・セラピーの効果
8.1 症状、特に疼痛への効果/8.2 機構レベルへの効果[短縮した組織構造の伸張モビリゼーション/運動制限、運動制御、安定化]/8.3 神経レベルへの効果/8.4 心理社会文化および経済レベルへの効果/8.5 治療テクニックの個別性/8.6 まとめ
9 6つの治療カテゴリー
9.1 症状緩和措置/9.2 可動性を促進させる措置[関節による運動可動域制限の治療/筋肉による運動可動域制限の治療/神経による運動可動域制限の治療]/9.3 可動性を持続させる措置/9.4 可動性を減少させる措置[受動的安定性/能動的安定性]/9.5 PTの組織に影響を与える措置/9.6 情報、指導、トレーニング
10 関節治療の観点
10.1 なぜ並進治療なのか/10.2 関節包短縮による低可動性に対する治療/10.3 関節包の炎症による疼痛に対する治療/10.4 並進治療における量の配分[牽引力または滑りの強さの配分/牽引または滑りの持続期間の配分/生体力学的視点]/10.5 三次元的牽引と三次元的滑り
11 研究
12 並進関節治療に対する適応と禁忌
12.1 適応/12.2 禁忌[患者の分類/臨床フラッグ/一般的禁忌/個別の禁忌]
実践編
13 実践編へのヒント
14 四肢関節
※ 各項目内で「解剖学」「回旋運動検査」「並進運動検査」「関節包靭帯低可動に対する治療」等を解説。
14.1 足の趾節間関節/14.2 中足趾節関節/14.3 中足関節/14.4 距骨下関節/14.5 距腿関節/14.6 下腿/14.7 膝関節/14.8 股関節/14.9 指節間関節/14.10 中手指節関節/14.11 第2から第5中手間関節/14.12 第1手根中手関節/14.13 手関節/14.14 前腕関節/14.15 肘関節/14.16 肩と肩甲帯/14.17 肩甲帯/14.18 肩関節/14.19 肩甲帯関節
15 脊柱
15.1 導入部/15.2 恥骨結合と仙腸関節/15.3 仙尾関節/15.4 腰椎/15.5 胸椎/15.6 肋骨/15.7 頸椎/15.8 顎関節
付録
16 関節の一覧表
16.1 下肢/16.2 上肢/16.3 脊柱
17 検査と治療テクニックの一覧表
17.1 四肢関節/17.2 脊柱
18 チェック・テストのための質問
19 検査記録の記載法
19.1 四肢関節についての一般的な記録:基本フォーマット/19.2 脊柱についての一般的な記録:基本フォーマット/19.3 学習のための詳細な記録フォーマット[補足フォーマット:顎関節/補足フォーマット:仙腸関節の個別検査]/19.4 日常で使用する簡単な記録フォーマット
参考文献
索 引
1 マニュアル・セラピーの歴史と定義
1.1 マニュアル・セラピーとは何か/1.2 歴史/1.3 理学療法的マニュアル・セラピーの歴史/1.4 世界のマニュアル・セラピー/1.5 マニュアル・セラピーの定義
2 生物心理社会モデルを背景としたマニュアル・セラピー
2.1 基礎としての生物心理社会モデル/2.2 生物医学的思考モデル[病理メカニズム的思考モデル/疼痛生理学/バイオメカニクス─負荷とストレス]
3 マニュアル・セラピーにおける関節メカニズム
3.1 骨運動学[回旋/並進/骨運動学の一覧表]/3.2 関節運動学[回転滑り/関節の遊び/関節運動学に関する一覧表]/3.3 関節解剖学[関節面、関節タイプ、運動軸の形態/関節運動を方向づける軸と面/関節肢位/関節運動の制限]
4 マニュアル・セラピーの体系
4.1 仮説演繹法/4.2 パターン認識/4.3 フローチャートを用いた体系的検査の構築
5 整形マニュアル・セラピーの概要
5.1 方向性を定める検査/5.2 個別検査/5.3 医師による追加検査/5.4 統括的評価
6 運動検査の視点
6.1 なぜ回旋・並進検査なのか/6.2 運動の量/6.3 エンドフィールを用いた運動の質/6.4 症状
7 マニュアル・セラピーの臨床思考モデル
7.1 症状としての疼痛の治療[末梢性疼痛の治療/疼痛治療と治癒/中枢性疼痛の治療]/7.2 機能障害の治療
8 マニュアル・セラピーの効果
8.1 症状、特に疼痛への効果/8.2 機構レベルへの効果[短縮した組織構造の伸張モビリゼーション/運動制限、運動制御、安定化]/8.3 神経レベルへの効果/8.4 心理社会文化および経済レベルへの効果/8.5 治療テクニックの個別性/8.6 まとめ
9 6つの治療カテゴリー
9.1 症状緩和措置/9.2 可動性を促進させる措置[関節による運動可動域制限の治療/筋肉による運動可動域制限の治療/神経による運動可動域制限の治療]/9.3 可動性を持続させる措置/9.4 可動性を減少させる措置[受動的安定性/能動的安定性]/9.5 PTの組織に影響を与える措置/9.6 情報、指導、トレーニング
10 関節治療の観点
10.1 なぜ並進治療なのか/10.2 関節包短縮による低可動性に対する治療/10.3 関節包の炎症による疼痛に対する治療/10.4 並進治療における量の配分[牽引力または滑りの強さの配分/牽引または滑りの持続期間の配分/生体力学的視点]/10.5 三次元的牽引と三次元的滑り
11 研究
12 並進関節治療に対する適応と禁忌
12.1 適応/12.2 禁忌[患者の分類/臨床フラッグ/一般的禁忌/個別の禁忌]
実践編
13 実践編へのヒント
14 四肢関節
※ 各項目内で「解剖学」「回旋運動検査」「並進運動検査」「関節包靭帯低可動に対する治療」等を解説。
14.1 足の趾節間関節/14.2 中足趾節関節/14.3 中足関節/14.4 距骨下関節/14.5 距腿関節/14.6 下腿/14.7 膝関節/14.8 股関節/14.9 指節間関節/14.10 中手指節関節/14.11 第2から第5中手間関節/14.12 第1手根中手関節/14.13 手関節/14.14 前腕関節/14.15 肘関節/14.16 肩と肩甲帯/14.17 肩甲帯/14.18 肩関節/14.19 肩甲帯関節
15 脊柱
15.1 導入部/15.2 恥骨結合と仙腸関節/15.3 仙尾関節/15.4 腰椎/15.5 胸椎/15.6 肋骨/15.7 頸椎/15.8 顎関節
付録
16 関節の一覧表
16.1 下肢/16.2 上肢/16.3 脊柱
17 検査と治療テクニックの一覧表
17.1 四肢関節/17.2 脊柱
18 チェック・テストのための質問
19 検査記録の記載法
19.1 四肢関節についての一般的な記録:基本フォーマット/19.2 脊柱についての一般的な記録:基本フォーマット/19.3 学習のための詳細な記録フォーマット[補足フォーマット:顎関節/補足フォーマット:仙腸関節の個別検査]/19.4 日常で使用する簡単な記録フォーマット
参考文献
索 引
著者略歴
ヨヘン・ショーマッハー( )
理学療法士。PT-OMT、MCMK(フランス)、DPT(アメリカ)。B. Sc. Phys, M. Sc. Phys。1961年、ドイツ・ミュンスター生まれ。1989年から1993年にドイツ、フランス、スイスにおける病院・診療所にて理学療法士として勤務、1992 年から2001 年にはドイツ・ヴィルシュテット- エッカーツヴァイアーにて医療体操・マッサージの国家認定教育施設にて教師を務める。マニュアル・セラピー、整形外科内の理学療法、整体解剖学・パルペーション、医療トレーニング理論、バイオメカニクスを専門分野とし、診療行為も行う。2002年に理学療法学博士号をアメリカにて取得、2006年に理学療法学学士号、2007年に理学療法学修士号をドイツにて取得。2009年夏以降はデンマークのオールボー大学にてPhD guest studentとして「頸部伸筋群深部の活性化」をテーマに研究。また、理学療法専門雑誌『マニュアル・セラピー』の創立メンバーおよび共同編集者でもあり、専門書、40を超える専門分野記事、国内・国際的会議における講演も行う。
宮本 重範(ミヤモト シゲノリ miyamoto shigenori)
神戸国際大学リハビリテーション学部長、札幌医科大学名誉教授。医学博士。日本およびカナダの理学療法士免許取得。アメリカ・カナダで約10年間の理学療法臨床経験をもち、札幌医科大学大学院保健医療学研究科徒手療法学分野で研究指導に携わるとともに平成元年より日本理学療法士協会の現職者講習会講師として徒手療法を指導、マニュアルセラピー研究会会長、日本理学療法士協会学会評議員・北海道理学療法士会会長・世界理学療法連盟副学会長を歴任、厚生労働大臣賞を受賞。所属学協会は日本理学療法士協会、カナダ理学療法士協会、北海道リハビリテーション学会など多数。訳書に、『脊柱・骨盤のマニュアルセラピー』『上肢のマニュアルセラピー』(いずれも医歯薬出版)がある。
服部 由希子(ハットリ ユキコ hattori yukiko)
大阪外国語大学外国語学部卒業。オーストリアにある日本政府機関、ドイツの非営利団体、日系電機メーカー勤務を経て、翻訳者に。現在は独日翻訳を手掛ける。訳書に『ボバースコンセプト実践編』『視力を高めるリフレッシュトレーニング』(ガイアブックス)がある。
タイトルヨミ
カナ:マニュアルセラピー リンショウゲンバニオケルジッセン
ローマ字:manyuaruserapii rinshougenbaniokerujissen
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