近刊検索 デルタ

2019年9月13日発売

三元社

芸術愛好家たちの夢

ドイツ近代におけるディレッタンティズム
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内容紹介
愛好家(ディレッタント)こそ理想の芸術家――
日々の糧のためでなく、純粋に芸術を愛し実践した彼らは近代的な理想的芸術家像の原形となった。包括的研究がされてこなかったディレッタントたちの芸術活動に美術史、音楽学、文学、美術教育学など多様な視点から迫る。
目次
序章 ディレッタント研究のために

ディレッタント研究序説――その歴史と展開の見取り図 8
佐藤 直樹


1章 ディレッタント前史――工房、宮廷、サロン

ルネサンス期における最初のディレッタント肖像画、あるいは素描を教えるベルナルディーノ・リチーノ 36
ウルリヒ・フィステラー 岩谷 秋美 訳

王族たちの美術活動――ザクセン宮廷の素描と旋盤細工  60
佐藤 直樹

一八世紀フランスのディレッタンティズム――美術愛好家による作品制作をめぐって 83
船岡 美穂子


2章 ディレッタンティズムの転換点

ヴァイマル古典主義の文脈におけるディレッタンティズムの様相 112
ヤナ・ピーパー、トルステン・ファルク 橘 由布季 訳

ヴァイマル公妃アンナ・アマリア作曲《エルヴィンとエルミーレ》を巡って 128
大角 欣矢

愛好家のための方法――一七六〇~七〇年代におけるアルファベット式芸術事典 170
山口 遥子

ゲーテのディレッタンティズム――「収集家とその友人たち」と「ディレッタンティズムについて」 190
眞岩 啓子

一八〇〇年頃の侯爵夫人と女性市民階級――ディレッタンティズムにおける共通点はあるのか? 218
コルドゥラ・ビショッフ 杉山 あかね 訳


3章 「天才=ディレッタント」

作曲家メンデルスゾーンの素描と水彩画――スイス旅行を例にして 244
星野 宏美

ディレッタントの芸術としての「ランドスケープ・ガーデニング」――ピュックラー=ムスカウと『親和力』の世界 277
尾関 幸

カール・グスタフ・カールスのディレッタンティズムと近代社会 303
仲間 裕子


終章 「新しい芸術家=ディレッタント」の未来

教育学から見たディレッタンティズムの可能性 338
小松 佳代子


あとがき 363


人名索引 1
資料:フリードリヒ・フォン・シラー「ディレッタンティズムに関する見取り図」 6
引用図版出典一覧 8

Die ersten Dilettanten-Porträts der Renaissance, oder: Bernardino Licinio unterrichtet im Zeichnen 12
Ulrich Pfisterer

Erscheinungsformen des Dilettantismus im Kontext der Weimarer Klassik 24
Jana Piper | Thorsten Valk

Vereint im Dilettantismus? Fürstinnen und Bürgerinnen um 1800 33
Cordula Bischoff
著者略歴
佐藤直樹(サトウナオキ)
東京藝術大学美術学部芸術学科准教授。専門はドイツ/北欧美術史。編著書に『ローマ――外国人芸術家たちの都』(竹林舎、2013年)、展覧会に『アルブレヒト・デューラー版画・素描展』(国立西洋美術館、2010年)、『ヘレン・シャルフベック――魂のまなざし』(求龍堂、2015年)、最近の論文に「ナザレ派の見たウィーン――ベルヴェデーレ宮殿の帝室コレクションと美術史美術館の誕生」『ウィーン――総合芸術に宿る夢』(竹林舎、2016年)など。

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三元社の既刊から
佐藤直樹/著・編集
永井隆則/著・編集 イザベル・カーン/著 浅野春男/著 大木麻利子/著 工藤弘二/著
松田至弘/著
ましこ・ひでのり/著
本日のピックアップ
金子書房:ダッレ・グラーヴェ 吉内一浩 山内敏正 サルティラーナ エル・ゴッチ ほか
丸善出版:日本健康心理学会 
経済産業調査会:井手久美子 
幸書房:小巻利章 白兼孝雄 

連載記事

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