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2020年3月5日発売

サンライズ出版

出版社名ヨミ:サンライズシュッパン

ナマズの世界へようこそ

マナマズ・イワトコ・タニガワ
琵琶湖博物館ブックレット
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内容紹介
現代の日本においてナマズは、「名前や姿形は知っているが、実際に見たことはない魚」ナンバーワンではないだろうか。ひと昔前までは田んぼの周りの水路や小川でごく普通に見られたナマズ(マナマズ)、琵琶湖の岩場などに棲むイワトコナマズ、2018年に新種として記載されたタニガワナマズそれぞれの特徴や生態、日本産ナマズ属の起源・歴史などを、フィールド調査でのさまざまなエピソードとともに紹介。
目次
第1章 ナマズはなぜ田んぼをめざすのか?
1 ナマズ採り名人
2 暗闇の超能力者
 コラム1「地震ナマズ」は本当か?
3 私のフィールド─ナマズがのぼる田んぼ
4 ナマズよりわたしの方が忙しいわけ
5 長かった琵琶湖産ナマズの繁殖期
6 雨が降った後に産卵─琵琶湖のナマズ
7 危険がいっぱいの田んぼ
 コラム2 陸を歩く魚
8 雨が降らなくても産卵─大堰川のナマズ
9 ナマズはオスよりもメスが多い?─琵琶湖のナマズ
 コラム3 ナマズの雌雄の見分け方
10 地域によって異なるナマズの産卵行動
 コラム4 琵琶湖産ナマズの産卵行動
11 止水型適応と流水型適応
12 ナマズが田んぼをめざすわけ─琵琶湖産ナマズの繁殖戦略
13 ナマズ卵にみられる環境適応
 コラム5 ナマズ料理

第2章 岩場のヌシ・イワトコナマズ
1 ベンテンナマズと南湖の漁師・今枝さん
2 竹生島・弁財天の使者
3 イワトコナマズの形態的特徴
4 静かな産卵
5 イワトコナマズの繁殖戦略
 コラム6 意外な副産物─ムギツクの托卵
 コラム7 余呉湖のフナとイワトコナマズ

第3章 タニガワナマズと日本のナマズ類の系譜
1 タニガワナマズの発見
2 新種記載までの道のり
3 タニガワナマズとイワトコナマズ、ナマズの違い
4 DNAから考えるナマズたちの系譜
 コラム8 タニガワナマズのお味は?
 コラム9 タニガワナマズ展示の裏で起きていたこと

あとがき
引用・参考文献
著者略歴
前畑 政善(マエハタ マサヨシ maehata masayoshi)
1951年、福井県大野市に生まれる。高知大学大学院栽培漁業学専攻・中退。1974~1996年、滋賀県立琵琶湖文化館勤務。1996~2011年、滋賀県立琵琶湖博物館勤務。この間、日本産希少淡水魚の繁殖、オオクチバスの生態、ならびにナマズ類や水田魚類の生態研究に従事。2011年~現在、神戸学院大学人文学部教授。京都大学博士(理学)。専門は魚類生態学、魚類繁殖学、保全生態学。主な著書:『Lake Biwa: interaction between nature and people』(共編著,Springer Acad.)、『鯰:イメージとその素顔』(共編著、八坂書房)、『育てて調べる日本の生き物図鑑 ナマズ』(集英社)、『ビワコオオナマズの秘密を探る』(サンライズ出版)、『鯰―魚と文化の多様性』(共編著、サンライズ出版)、『田んぼの生き物たち-ナマズ』(農山漁村文化協会)、『湖国びわ湖の魚たち』(共著,第一法規)ほか
田畑 諒一(タバタ リョウイチ tabata ryouichi)
1986年、神奈川県横浜市に生まれる。幼少期を秋田県、小学4年生から高校生までを神奈川県で過ごす。京都大学大学院理学研究科・博士後期課程修了。博士(理学)。2016年、同大学研究員。2017年~現在、滋賀県立琵琶湖博物館勤務。学部の卒業研究より、一貫して固有種を中心とした琵琶湖の魚の起源・歴史・進化を遺伝解析から明らかにする研究に従事。専門は魚類学、進化生物学。
タイトルヨミ
カナ:ナマズノセカイヘヨウコソ
ローマ字:namazunosekaiheyoukoso

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