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2019年5月10日発売

燃焼社

出版社名ヨミ:ネンショウシャ

風土記研究の現状と課題

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内容紹介
 風土記の研究は、ここ十数年の間に飛躍的に進んだ。多くの研究書や注釈書が出版され、いろいろな角度から考察が深められたことは、まことに喜ばしい。ただ、これらの研究成果のなかには、疑問とするところも少なくない。本書は、風土記研究の第一人者が、近年の研究を回顧しつつ、その問題点と今後の進むべき方向性を示唆した意欲作である。
目次
第一章 風土記の注釈について
―中村啓信監修・訳注『風土記』上下の刊行に寄せて―
『皇學館論叢』第四十八巻第四号(皇學館大学人文学会、平成二十七年八月十日、原題では「よせて」)、のち拙著『東アジアの金石文と日本古代史』(汲古書院、平成三十年一月二十八日発行)所収
第二章 『出雲国風土記』の校訂本
―角川ソフィア文庫『風土記』上の刊行に寄せて―
『史聚』第五十号(史聚会、平成二十九年四月五日発行)、のち拙著『東アジアの金石文と日本古代史』(前掲)所収
第三章 風土記の現代語訳について(一)
―谷口雅博氏訳『豊後国風土記』をめぐって―
『皇學館論叢』第五十一巻―第六号(皇學館大学人文学会、平成三十年十二月十日発行、(一)は原題にはなし)
第四章 風土記の現代語訳について(二)
―谷口雅博氏訳『肥前国風土記』をめぐって―
『古典と歴史』二(「古典と歴史」の会、平成三十年十一月十日発行、(二)は原題にはなし)
第五章 『播磨国風土記』雑考
―「入印南浪郡」「聖徳王御世」「事与上解同」を論じて、中村啓信監修・訳注『風土記』上「播磨国風土記地図」に及ぶ―
        『皇学館大学紀要』第五十七輯(皇學館大学、平成三十一年三月十五日発行)
附 章 豊受大神宮の鎮座とその伝承
『古典と歴史』一(「古典と歴史」の会、平成三十年十月十日発行)
著者略歴
荊木美行(イバラキヨシユキ ibarakiyoshiyuki)
昭和34年和歌山市生まれ。昭和59年に筑波大学大学院地域研究研究科を修了し,平成元年より大阪府大東市の四條畷学園女子短期大学に着任、その後平成4年より皇學館大学史料編纂所に転出し、講師・助教授を経て、現在は研究開発推進センター教授・副センター長をつとめる。 専攻は、日本古代史専攻で、飛鳥・奈良時代がご専門。『古事記』『日本書紀』・風土記などの古代の文献について多くの研究を発表している。これまでに刊行された著書は十数冊にのぼるが、代表的なものに、『風土記逸文の文献学的研究』(学校法人皇學館出版部,平成14年)・『記紀と古代史料の研究』(国書刊行会,平成20年)・『風土記研究の諸問題』(国書刊行会,平成21年)・『記紀皇統譜の基礎的研究』(汲古書院,平成23年)・『金石文と古代史料の研究』(燃焼社、平成26年)などがある。
タイトルヨミ
カナ:フドキケンキュウノゲンジョウトカダイ
ローマ字:fudokikenkyuunogenjoutokadai

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